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両親の老いについて 

また私が面した老いについて綴っています。

 


 

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老いを生きる 目次

 

 



12月26日  夜


母   永眠しました。




82年の人生を


最期まで  母らしく 


明るく 朗らかに過ごし


本人 宣言していた通り


急変して間もなく 穏やかに旅立ちました。





母は


糖尿病   

認知症

うっ血性心不全

(肺に水がたまっている)

左腎結石

膀胱結石

巨大肝のう胞


と6つの病気があり

心臓にも水が溜まりつつありました。




母の状態は数値的には通常

合併症の症状が出たり苦痛を伴うはずなのに

担当の先生にも


「いい意味で 特異体質です」と言われ 


結局  最後まで

合併症も 痛みも全く出ませんでした。





先立って こんなことがあって。




今月15日   

母が入所していた特養ホームから連絡があり


カリウムの数値が高いので

病院で検査を受けて欲しいのだけれど

今  スタッフが手一杯で付き添えない


とのことで  

父が病院に付き添うことに。




このご時世で 

施設はずっと面会制限があったので

父が母と対面するのは久しぶり。



介護タクシーで病院に行き

1時間半ほど待って 検査。



でも 検査結果は正常で 特に問題なし。



施設に戻るまでの間

母はすこぶるご機嫌で

ずーーーーーっと 喋りまくっていたそう。




「あそこに旅行に行って楽しかった🎶」


「○○したねぇ」


「お父さんと結婚して本当に良かったドキドキ



なぁんて おしゃべりしながら

3時間以上も一緒にいられたんだとか。





父は



「今 考えると

   あれが最後のお別れだったと思う」と。




これまで面会した中で

1番長い時間会えて


人生を振り返るかのように

色んなことを一緒に話せて


まったく病人じゃないみたいで


すごく元気で ご機嫌で



あの時間を持てて本当に良かった  



もし  あの時間がなかったら

たとえ  画面越しでも 

制限時間が10分でも

もっと面会に行けば良かったと

ずっと後悔することになったと思う




父はそう言ってました。





こんな形で

両親が最後にドライブデートが出来たこと


そのお陰で  父が落ち着いて

母の死を受け入れられていること



とても有難いです。






4日に家族葬で母をおくります。




あちらで

おじいちゃん おばあちゃん

おじさん おばさんたちが

母を迎えてくれるでしょう。




私が最後に撮った母





自然の中に出かけたり


糖尿病なのに甘いものも食べて


楽しかったね  


美味しかったね











向こうでも   


みんなと一緒に笑って 


たくさん楽しんでね!






こうして母が最晩年を楽しく幸せに過ごし


父にとっても穏やかな時間となったのは


たくさんの方々のサポートのお陰です。




どうもありがとうございました。