こんばんは。

魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子です。

 

 

母の認知症 糖尿病

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血縁関係 など

 

両親の老いについて 

また私が面した老いについて綴っています。

 

 

過去記事はこちらからどうぞ

 

老いを生きる 目次

 

 

 

 

先日 また母を病院から外出させて

家族みんなで昭和記念公園へ行きました。

 

 

 

 

母の病状は相変わらず低数値で

いつ急変してもおかしくない状態のまま。

 

でも 体調はすこぶる良くて

途中立ち寄ったスーパーで

自ら選んだ物を頬張り 超ご機嫌♪

 

 

 

ケーキにワッフル シュークリーム

 

大好物の甘いもんばっかり食べとった。

 

 

 

 

いつ聞いても

「どこも痛いとこも苦しいとこもなくて 調子はいいよー」

って言うんだよね。

 

で 本当に元気!

 

 

 

 

少し前に病院からの提案で

医療病棟から介護病棟に移りました。

 

担当医の先生も今の母を

「良い状態」と認めたということです。

 

 

母の体内にある4つの病気 

肺や心臓に水が溜まっている現状や数値で見ると

内臓の圧迫感があったり苦痛があるのが普通だそう。

 

でも先生は通常の病状や数値よりも

母自身の状態をよく診てくださっていて

今回の判断になったのだと思います。

 

 

 

 

先生は介護病棟に移る際の申し送りとして

 

「この患者さんは”喜び”を大切にすることが大事

 大好きなものの差し入れを許可しています」

 

と新しい看護介護の方々に伝えてくださったそうです。

 

 

 

 

糖尿病1型の母はまた 

血糖値のアップダウンが激しくて 

入院後も先生がどんなに調整しても

うまくコントロールが出来ませんでした。

 

高血糖 低血糖の場合

通常は本人に明らかな不調として表れるのですが

母の場合 特に高血糖の時はケロッとしていたのね。

 

先生曰くの

「もう生命力の強さとしか言えない」状態での好調。

 

でも だからこそ 

先生も甘いものの許可を出してくださり

看護師さんにも

「はい!今日も安定の高血糖ねっ」なんて言われ

私たち家族も 

母にこうして大好物を食べさせることが出来るのです。

 

今や認知症の薬も一切やめ

最小限の薬しか飲んでいない母にとって

大好物の甘いものと大好きな自然の中へ家族と行くことが

何よりの薬なんだと思います。

 

 

 

 

母は今の自分の病状はまったくわかっていません。

 

以前から「難しい話はわからない」と言って

父お得意の長い説明が始まると

およよ…と膝から崩れ落ちるという技で

華麗にスルーする傾向がありました。

 

一応「病気が4つあるんだよ」とは伝えたけれど

認知症の妄想で 

病院が高級旅館になったり

懐かしの学校になったりして

毎日を楽しく過ごしている母には不要な情報だったようで。

 

もう 母には病気のことは何も言ってません。

 

 

 

 

新しくお世話になっているスタッフの方々にも

母はあることないことおしゃべりしていたようで

 

「この間は『魚たくさん焼いたから食べてきなー!』って言われましたよ。

 これからもどんなこと言い出すか楽しみにしてます~」

 

だって。 

介護士さん 笑って言ってた。

 

 

以前の病棟でも

「バーベキューやってるから肉買ってきて」だの

「コレ ちょっとあぶってきて」って布団をポンポン叩いたりだの

ほぼ食べ物ネタで看護師さんたちを笑わせていたんだけど。

 

母はすでに笑いのマイワールドに

次々周囲の人々を引き込んでいるようでした。

 

 

 

 

 

と ここに来て 

父の方が具合が悪くなっています。

 

夏に一時「心臓がおかしい」なんて状態になって

とりあえず内臓を検査した結果 

異常なしとわかったのだけど…

 

4年前に発症し入院までした皮膚疾患の状態が悪くなり

指先が割れたり ちょっとぶつけただけで出血したり

あちこちに痛みが出たり 皮膚がボロボロと剥がれ落ちたり

1番ひどいのはむくみで 足から水が出てくるまでなりました。

 

治療として使っていた

ステロイドの後遺症が多分にあると思うのだけど

父の肌は赤黒く変色し 

すぐに血が出てしまうのも皮膚が薄くなっているから。

 

 

 

 

病状的には母の方が重いのだけど

今は断然 父の方が具合が悪く見えます。

 

自分でも「ばあばの方が元気だ」と言っているし

母の病院の看護師さんたちにも

父の様子は一目瞭然だったよう。

 

「光子さんは大丈夫だから 

 お父さんはご自分のことを大事になさってください。」

 

と私が伝言賜りました。

 

 

 

 

両親を見ていて

病名や数値が病状を表す全てではないな

と思うようになりました。

 

医療認識で言うと 

母は重症 父は異常なし なんだもの。

 

でも目に見えている状態は 真逆。

 

 

あと「病は気から」と言うけれど

これもその通りだな と思う。

 

母は認知症のお蔭もあって

根っからの楽観性を爆発的に発揮している状況で

「なーんにも心配してないよ」と言ってるし

「幸せ~♡」「サイコー!」の日々。

 

だから この好調状態にあるんだろうと思います。

 

何もわかってなくても

安心して 喜んで 笑顔で過ごすようにしていれば

生命力や自然治癒力は良きに計らってくれるんだ

 

と母を見ていて思います。

 

 

 

 

一方の父は 

「そこまで悲観的になるか!?」

と息子や私も驚くほど

考え方がネガティブに偏るようになりました。

 

次々起こる身体の不調と老齢の体力低下で 

さらに気力が落ちています。

 

父はステロイドを4年も使用し続けているので

やめ方には注意が必要。

 

今回 むくみがひどくなり 

足から水が出てしまったのも

ステロイドをやめる量が多く

一気にやめてしまったことが原因のようでした。

 

 

以前から 私も兄も妹も

 

「良くなっているようには全く見えない。

 むしろ悪くなっているから病院を変えてみたら?」

 

と言っていたけれど

長年お世話になっているし

先生はよくやってくれているからと

情が厚い父は病院を変えようとはしませんでした。

 

「いやいや 今の症状を良く見ようよ」

「合わないなら 患者側が変えないと」

 

今の状態を「不快だ」と言っていながら

変更を受け入れない保守的な父に

私たち兄妹のその言葉はなかなか届かず…。

 

 


 

 

糖尿病でありながら

大好きな甘いものを許可されて

母が数値に反し体調良好になっているように

患者本人の好き嫌いや性格性質も

治療治癒には関連していると思う。

 

 

喜びを大切にすること

 

何がその人にとって喜びなのか

 

 

そこまで診て 受け入れてくださる先生や病院が

両親には合っているのではないかな。

 

なので 

母の担当医の先生に1度診てもらったらどうか

と父に勧めています。

 

 

 

 

この間 父と一緒に母の病院に行った時

前の医療病棟で母ととても仲良しの看護師さんと

バッタリ遭遇。

 

この看護師さんは 私たち家族と同じく 

辛い治療を受けて長寿を望むより

たとえ時間は短くなっても楽しく過ごす方がいい

という考え方。

 

母がとにかく喜びの余生を送れるようにと

色々な面で相談にのってくださいました。

 

 

この時は

 

「病棟が変わったって たとえ退院したって 

 ずっと変わらずみっちゃんは私の患者さんだから!

 これからも顔を見に行くし 応援し続けるから何でも言って!」

 

とまで言ってくださって。

 

母の人となりや私たち家族の想いも

新しい介護病棟の仲間の看護師さんたちに

伝えてくださったとのこと。

 

本当に有難いです。

 

 

他にも 

お堅い父の気質を慮りながらの言葉をかけてくれて

これからの母のこと

自分の病状の見解や病院を変えることにも

頑なだった父の気持ちに少し変化が起きたよう。

 

良かった!

 

 

 

 

母はこういう温かい方々に見守られているから大丈夫。

 

もう何も心配していません。

 

 

父もこうして

内面まで寄り添ってくださる方々の心強い言葉を受けて

少しずつでいいから 良い方向に変わっていけるだろう

と思っています。

 

 

 

両親のことがあって

私もこんな風に考えるようになったけれど

 

喜びを大切にすること

何を喜びとして生きていくか

 

は なにも老いてからの話ではなくて

生きている間中 

ずっと大切なことなんだなと思います。

 

 

 

老いを生きる(42) 生き方重視

 

 

 

 

(橙)ソウルメイトカード 38 Joy 喜び

 

喜 嬉 楽 好 の気持ちで軽やかに

 

爽やかな風の中 少女が楽しそうに風と戯れています

 

喜びや嬉しい気持ちの風は 

自然と周囲の人々にも心地良い幸せを届けます

 

努力やがんばりも尊い経験ですが

今のあなたに必要なのは 

この少女のような軽やかさ

 

「喜」「嬉」「楽」「好」の気持ち優先でも 

変化や成長が出来ることを

どうぞ知ってくださいね

 

 

~ たまゆら占いより ~

 

 

 

 

 

魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子