こんばんは。
魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子です。
昨日の記事をアップしてから
ちょっと気になって 夜息子と電話で話しました。
私 「１３年前のあの時 見捨てないでって思ってた？」
息子 「いや あの時は思ってなかったと思う。
振り返ってみて あの時の自分はそう思ってたんだと思った。」
私 「この言葉を書いた時は？ まだ見捨てられると思ってた？」
息子 「ううん そうは思ってなかった。 今も思ってない。」
私 「良かった」とホッとするのと同時に
でも おもしろいもんだな と思ったのですよ。
「見捨てないで」と思ってたはずの時はそう思ってなくて
思ったのは「見捨てられることはない」と確証してからだった
言いたい時には 言えなくて
言う必要がなくなってから 言えた
ってそれ 矛盾してるよね。
だけど 聞いてて 私も納得してる。
１３年前の息子は８歳だから
語彙がなかった とも言えるけれど
本当は言いたいのに言えなかった言葉
自分でもどう表現していいのかわからなかった気持ちを
やっと出せた快感 というのはあったと思う。
私も息子と同じで
１３年前のあの頃も
日記をまとめるのにその頃を振り返った４年前も
「見捨てないで」
という気持ちが自分の中にあったなんて
まったく気づきませんでした。
昨年息子がカルタに
この言葉を書いてくれて やっと
「そうか！ あの時心の中にあった
でも怒りで見えなかった重苦しい気持ちは
『見捨てないで』だったのか」
「夫も同じ気持ちを持ってたから
あんな暴言を吐いたのか」
そういうことだったのか
と腑に落ちて とてもスッキリしたのです。
昨日の記事では
「見捨てないで」
「見捨てないよ」
って伝え合えたらいい
と書いたけれど
実際日常で
これらの言葉を口に出す機会なんて
そうそうないと思います。
思ったとしても言えない 伝えられない
ということもあるものね。
私の父は
この言葉に反応して涙を流していましたが
１１歳で養子になり
産みの親と離れ離れになった父の心の中に
やはりなにかヒットする所があったんじゃないか
と思うのです。
悲しみ 淋しさ 不安 とか。
いつどんな時も
頼りになって家族を守ってくれていた
大きくて強いイメージの父の中にも
そういう外には出せないけれど
心の中に「あった」ものを
涙という形でやっと出せたように感じて
やっぱり 私は嬉しかったのです。
父に確かめたわけじゃないし
本当にそうかどうかはわからないけれど
涙を流す父が息子をまるごと包んで
「いつどんな時も
大きく強くなくていい
弱くたっていいよ」
そう言ってるような気がして。
そして その息子の姿は
過去の子供時代の父
だったのかもしれません。
コメントをくださった友人たちも
「見捨てないで」
の言葉になにかを感じて涙してくれました。
「見捨てないで」と言うのって
泣きすがるようで弱っちい感じがするけれど
息子 父 友人たち
それから 夫も私も
その気持ちを心の内に秘めながら
自分なりに精一杯生きていた時間が
確かにあったわけで
今は強さを表す言葉にも
私の中ではなってます。
言葉ってどうしても限定してしまいがちで
聞いたその人の経験値で受け取ってしまうし
言い手の思いがそっくりそのまま
伝わらない時がありますね。
今こうして書いていても
自分の気持ちがそのまんま
１００％言葉に乗っているか？
といったら うーん です。
うまく言葉で言い表せない
矛盾や複雑さがあるから。
でも こうして
これまで思っていた印象が変わったり
新たな意味がつけ加えられるのは
自分の世界が拡がるようで
やはり 私にとってとても嬉しいことと感じる。
３年前
「イルカは仲間同士
思っているイメージを１００％
そのまま伝え合えるんですよ」
と聞いて
うらやましく感じたことがあったけれど
今はどっぷりそうは思わないかな。
言葉の解釈がすれ違って誤解になっても
自分の気持ちさえハッキリわからなくても
その時その時 思いが変わっても
矛盾で複雑で腑に落ちるまでに時間がかかったとしても
逆に そういう経験がしたくて
人間として生まれてきているのだろうし
矛盾 複雑 時間がかかる
人間らしくて それでいいよね と思う。
なんだか 人間て
まどろっこしくて 手間もかかるけれど
とっても可愛らしい生物じゃない
ちょっと宇宙人的発想 でそんな気がします
（緑）パワーオブフラワーカード ３２ Alchemy 錬金術
進化 可能性 融合 宇宙意識
何かが新しく創り出されるためには
時間をかけたり
相反するものを融合する必要があります
生きている限り 人生は常に変化する
その変化の中で 陰陽や表裏一体を感じながら
自らの可能性を知り「
わたし」を創りあげているのです
あなたは生み出し創り上げる
無限の可能性を秘めています
そう信じ あなたの花を開花させるよう
今後受け取るメッセージや出来事を
素直に受け容れましょう