「ママ ママ 空が紫だよ~~」

 


娘の呼ぶ声で 窓から外を見上げたら 

 

ほんとだ 空が紫色キラキラ

 

 

 

「わぁ~こんな色 見るの初めて!!

 


外に出たら 

 

紫 ピンク 白の雲と 水色の空が 

 

なんとも言えないグラデーション。

 


しばらく2人でうっとり眺めてしまいました。

 

 



 

 

 

 

前回のつづきです。

 

 

       

「正しくなければ!」という生き癖①

 


 

 

母とのことで 

同じパターンを繰り返している父。

 

 

カードリーディングで このことについて

読み解いてみることにしました。

 

 

 

☆父の質問

 

 

「楽になるように 状況がよくなるように 

    ばぁばのためを思って 色々アドバイスしてるのに

    ばぁばはまったく聞かない。 聞く耳を持たない。


 で つい こちらも感情的になって 

    いつも言い合いになってしまう。

 

 なぜ 同じ状況を繰り返してしまうのか?

 

 どうして ばぁばは 

    自分のやり方を変えようとしないのか?」

 

 

 

 

☆カードの解説

 

 

父が母にしているアドバイス

確かに内容的には合ってます。

 

間違っていません。

 

でも今 母に必要なのは 

そのアドバイスではありません。

 

内容的には ”正しい”アドバイスだけど 

 

母に対しては”間違った”アドバイス

 

になっているのです。

 

 

なぜなら 母が望んでいるのは

「自分が楽になること」ではないからです。



 

母からすると

 

みんな(父や子供や孫達)に 喜んでもらうこと

 

が何より1番嬉しいこと。

 

 

「奉仕」と「喜び」のカードが出ました。

 


 

 

ジプシーカード  Servant 召使

 


 

 

ジプシーカード Joyfulness 喜び

 

 

 

みんなにあれもしてあげたい!

これも作ってあげたい!

お土産にも持たせたい!

 

 

母はそんな

 

「みんなが喜んでくれることをしたい!」 

 

という奉仕の気持ちでいっぱいドキドキ



 

自分は糖尿病で 

食事制限があって食べられないのに

 

みんなが好きだからと 

唐揚げ用の鶏肉4キロ用意する

 

のもこれで納得。 


 

母は体力的にそんなに動けないことは

自分でわかっています。

 

無理をすると低血糖を起こしたり

この日のように倒れてしまうことも重々承知。


 

それでも! 

 

無理は承知で動こうとして

自分の身体を犠牲にしてまで

人に尽くそう 喜んでもらおうとしています。 


 

一見 人に「してあげる」奉仕の行動なので 

”与えて”いるように見えますが

 

この行動の元になっているのは 実は 

 

自分の心を満たして「もらいたい」という

得よう”とする強い欲求の気持ち。

 

 


 

ジプシーカード  Gift 贈り物 


 

 

プレゼントをもらって 自分の心を満たしたい
 
そんな気持ちなのね。

 

 

 

現状  母は

自分自身では心を満たすことが出来ず 

欠乏している状態です。

 

 

みんなに尽くし 喜んでもらうことで

 

「私は認められてる」 

「私は必要とされてる」

 

という贈り物がもらえて

やっと心を埋めることができて

自分を保てるのです。



 

なので からの

「やらなくていいよ。楽にしていいよ。」

という言葉は 

 

母にとっては

承認や評価という贈り物がもらえなくなってしまうので

まったくの逆効果 なのです。


 

さらに

 

「こうしたらいいのに。ああしたらいいのに。」

 

などという 

やらずに済む 楽になるアドバイスなんて

ハッキリ言って いらぬお世話

 

 

聞く耳持たないのも当然です。



 

でも いくら 心ががんばっても 

やっぱり無理は長くは続けられません。

 

 

そこで 

 

身体が「倒れてくれる」ことで 

母の無理を「止めている」 

 

と言えます。


 

心と身体は素晴らしい連携で 

母を守ってくれているのですね。



 

さて 心身がそのように協調している中

 

母が1番認めてもらいたい 

必要とされたいと思っているのが父

 

です。



 

母の本心はこう。

 

「私を ”ただ” 認めて。 

   よくやっていると ”だけ” 言ってほしい。」


 

父は 母のことを

まったく認めていないわけではありません。


 

「孫達が喜んで良かった」とか 

「この料理は美味しい」とか

 

母がした行動に対して

ちゃんと認める言葉を母に伝えています。


 

でも その時に母は必ず

 

「ああ 忙しいDASH!」だの 

「あれもこれもやらなきゃむかっ」だの

 

言いながら行動するもんだから  父も

 

「そんなに文句言いながらするなら 

    やらなくていいじゃないか!」 とか 

 

もっと楽に出来る 

母にとって良かれと思うアドバイス

(母にとっては大きなお世話)を

認める言葉の後に 必ずつけ加えて言っているのです。

 

 

最初の褒めたり認めたりする言葉より

断然アドバイスの言葉の方が多いのね。

 

 

なので  結果的に母は

 

私は認められなかった。

   間違っていると訂正された。」 

 

という気持ちで

その出来事を処理しているのです 

 

心では!


 

認める言葉の上に次々と

アドバイスの言葉がかぶさり

消されている印象。

 

こんな感じで。

 

 

「おまえ それじゃだめじゃないか!」

「もっこうすればいいのに!」

「アドバイス色々」

 

⬇︎     ⬇︎     ⬇︎     ⬇︎     ⬇︎

 

「良かった」 「美味しい」

 

 

 

頑なにやりにくくて時間のかかる方法を続けているのも

 

「こんなにやりにくくて時間もかかることを

    私はいつもやってるのビックリマーク」 

 

という 母なりの

 

「私はがんばってるのよ」サインひらめき電球 

 

 

上記の

 

「ああ 忙しい!」

「あれもこれもやらなきゃ!」

 

も同じく

「私をただ 認めて!  ただ褒めて!」のサインひらめき電球


 

「こんなにがんばってる私に 

    認める 褒めるという贈り物だけしてビックリマーク

 

というサインひらめき電球なのです。

 

 

私たち家族 

みんな 気がつかなかったけれど(・_・;)



 

母はちゃんと考えて 頭でわかって 

サインを出してるわけではありません。

 

心が欲して  無意識のサインを一生懸命 

自分でもわからないままに送り続けて

このような状況になっているのです。


 

やりにくくて時間のかかる用事ばかり

わざわざ父にさせているのも その証拠。

 

 

「ね 私 やりにくいのにがんばってるでしょ!?

 

と気づいて欲しいがためです。

 

 

やっぱり 無意識で(^_^;)




 

父は母を認めているつもり 

 

だけど

 

母は父に認められてない

 

と思い込んで すれ違っている


 

んですね。
 
 
 

お互いに長いこと続けている

このパターンをやめる改善策はズバリポイント。

 
 

父が母に認める言葉だけ言うこと

 

母を否定しない

 

正そうとしないこと

 

父のカードとしては

古いやり方を終わりにして

新しい方法で始めると言う意味での

「死神」のカードと

 

正しいか間違っているかをジャッジしない

と言う意味で

「審判」のカードが出ました。 

 


 

タロットカード THE DEATH 死神



 


 

タロットカード  THE JUDGEMENT 審判



 

と   ここで  私は あることに 

 

ハッ!

 

と気づきました。 

 
 

母はとにかく私たちに

色々な物を食べさせたり持たせようとします。

 
 

「そんなに いいよ…(-"-;」 

 

って言うくらい 次々とたくさん。 

 
 

今までは

 

「電車だから お土産は重くなるし いらないよ。」

「それは今いらない。食べない。」

 

と母から差し出されるものをかなり断ってきました。

 
 

母がしてくれる奉仕を 私たちが 

 

ただ「ありがとう!嬉しいよ」

 

と受け取ることで  母は安心し  心が満たされる。

 

 

それが今1番 母に必要なこと。


「ばぁばの奉仕を拒否せず受け取ることにしよう。」

 

息子ともそう話しました。



 

心が満たされるにつれて 

母はだんだん

 

元々の純粋さが自然と戻り 

聞く耳を持つようになり

無理をしなくなり 

良い状況になる



 

×に注目して 

正して直そうとするのではなく 

 

○に注目して

出来ている所だけを認めるだけでいい

 

カードはそう示していました。



 

この改善策 驚いたことに

実は私がADHDのペアレントトレーニングで学んだ

ツールと同じなんです!


 

2003年当時

私は息子の出来てないことを

「直そう!正そう!」

としてましたが  まったくうまくいかず。

 

半年間ペアレントトレーニングで

子供への対応の仕方を学びました。

 
 

そして  ほんのちょっぴりでも

息子の出来ているところに注目して 

そこだけ認め褒めるようにしたら

出来なかったことも 

段々スムーズに出来るようになって

本当にびっくりするくらい息子が変わったんです。

 

       

親がほめ方を変えれば 子どもは自然と変わります


まさかこの話を 母に当てはめて 

父にすることになるとは思いませんでした。 

 

 

息子 自分の話を聴きながら 

笑ってうなづいてましたけど(^-^)

 

当時担当医だった田中康雄先生がおっしゃっていた 

1番印象的だったひと言。 

 
 

「お子さんは何も変わる必要ありません

 お母さんが変われば 

   息子さんは自然と変わります」 

 

 

父と母にとっても 大切な言葉になりました。 



 

そういえば 前日初詣に行った時 

母がこっそり 私に耳打ちしてましたっけ。

 

 

「お父さんがね 

  『俺より先に逝かないでくれよな

    お前がいてくれないと困るから』

   って言ってたの。」 

 

って嬉しそうにo(^-^)o

 
 

その時は何の脈絡もなく  唐突で 

 

「へ~ そうなんだ。」 

 

って言うだけの私でしたが

父にちゃんと伝えましたよ。 

 
 

「すごく喜んでたよ。

   そういうひと言だけでいいんだよ。」 

 

って。



 

人は認められ 褒められるのが 

 

とっても嬉しい

 
 

そしたら どんどんやる気になる

 

 

心が満たされれば 自然といい方向へ向かう

 

 

「問題だ」と思い込んでいることが問題

 

 

直そう 正そう なんて  する必要ない



 

心に関することって 

発達障害の子供だけじゃない 

 

みんなみんな 

大人も子供も同じなんだなって

つくづく思います。



 

「正さなければ!」

 

という気持ちがあると

思うようにいかないことを

 

問題視する

気になる

心配する

考えて悩む…

 
 

「なるようになる」とか 

「そのままで○」と思えたら

 

問題にならず 

気にもならず 

心配もしないし 

考えて悩み続けることもない



 

母が満たされるだけでなく 

父も心が軽く  楽になると思うのです。


父は

 

「正さないでいるのはすごく難しいことだな。

    これまでずっとそうしてきたし。

    でも理由がよくわかったし やってみるよ。」

 

 と言っていました。

 

 


すぐにうまく出来なくても 

気づいて変えていけばいいから。

 

少しずつ ゆっくり。

 

 

 

私も10年前 息子に対して 

何度も何度も繰り返したから(^_^;)

 

ですが 今思うと 

「状況が良くなった」という結果よりも 

 

「出来ない途中」に息子と交わした 

がんばり 忍耐 涙 など

当時は悲嘆としていたこと

 

その経過の時期が1番大切なことだったんだな 

 

と感じます。

 

父も母も 大切な時間を紡ぎながら 

穏やさが訪れると信じています。

 
 


 

ジプシーカード Child  子供

 

新しい方法 新しく始まる 新しい関係性が生まれる

 

 

新しい”何か”が生まれる時は 

古い”何か”が終わる時。

 

目に見える状況としては

悲しかったり 悔しかったり 怒りたくなったり

 

そんな出来事として キッカケを与えられる。

 
 

それらはみんな 

やっぱりギフトだなと思います。 

 

 

 

つづく

 

 

「正しくなければ」という生き癖③

 

 

 





 

           

 



 

    

魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子