「正しくなければ!」という生き癖①

 

「正しくなければ!」という生き癖②

 

 

続きです。

 



父 息子と3人で話す少し前から

私はなぜか  立て続けに  

 

第三者が誰かを

「おかしい!」

「間違っている!」

と口にする状況

 

を何度も目にしました。

 

時に 激しく責め立てるように。

 

 

父と母の責め合いを見た時も

 

(あれ また同じだ…)

 

と思ったのです。

 


 

それまで しばらく 穏やかに

何事もない状況が続いていたので

 

「これは一体どういうことだろうはてな

 

と実は気になってました。

 

 

父と母のやりとりを客観的に見たり

カードで読み解いたことで

なんとなく思っていたその意味が

段々はっきりわかってきました。

 


。 。 。

 

。 。 

 

。 


 

父の話を聴いた段階で 

 私は「母が間違っている」と思いました。

 

 

母が父や私たちの言うことを聞いて

やり方を変えればいいのに  って。

 

 

 

「おかしい!」

「間違っている!」

 

と話していた他の人たちに対しても

聴いている時に  私は心の中で

その出来事や話している本人 

話に出てくる登場人物を

正誤でジャッジしていました。

 


 

なにか1つの出来事や人に対して

 

「~が正しい!」

 

「~は間違ってる!」

 

と思いこむ   決めつけたくなる

 

 

Aという状況に対する 

 

正しい答えはB

 

 

答えは1つ! 

 

B以外の答えはあり得ない!

 

 

これが私のとても強い生き癖の1つです。


 

 

父をはじめ

「おかしい!」「間違ってる!」

と相手に言っていた人々の姿は

 

まさしく  私  でした。

 

 

 

「そうだ。 

   こうやって いつも私は

    自分の正しさを決めつけてきた。

 

「自分が間違っていると思うことを人がしていると

    許せなかった。」

 

 

 

度重なる 誰かが誰かを責めるという状況は

もう1度  

 

我が身を振り返るために起こったんだな 

 

と感じます。

 

 


前の記事にも書いた通り 

この生き癖は父の影響が大きいと思います。

 


私にとって 

正しい1つだけの答えがあることは

確かに安心で安全でした。

 

 

「間違わないように 失敗しないように」

 

が口癖だった父のアドバイスを素直に聞いた私は

大きな挫折を経験することなく大人になりました。

 

 

正しくなければ! 

 

=  間違ってはいけない! 

 

 

いつも そうして 

自分も他の人もジャッジし続けることが当たり前で

失敗しないように生きてきたつもりでした。

 

 

それがとても大切なこと 

良いことだ  と信じて。

 

 

 

カードリーディングには続きがあって 

もう少し詳しく父の思いを読み解いた時 

父はこう言ってました。

 

 

「いつも 人がやりたがらない面倒な仕事を引き受けてきた。

 

 自分の仕事を犠牲にして

   睡眠時間も削って  ボランティアで。

 

 みんなに感謝されながらも

   心の奥ではやらない人々をずるいと思っていた。

 

 自分は正しいことをしているのに

   引き受けない人は間違っている と。」

 

 

 

周囲の人たちは  仕事を引き受けてくれた父に

とても感謝していたと思います。

 

 

他の人たちは

ボランティアの仕事を引き受けられない理由が

何かあったのかもしれません。

 

 

真実はわからないけれど。

 

 

 

振り返ってみると

私も父と同じ思いで 

PTAの役員や子ども会のお手伝いを10年間

ずっと続けました。

 

 

人に「大丈夫?」と聞かれたら

いつも「大丈夫だよー(^_^)v」

なんて笑いながらこなして。

 

当時は自分の本音を認めてなかったな。

 

というか 気づいてもいなかった。

 

 

(本当はこれを引き受けるときつい)

(それは出来ない)

 

なんて言えなかった。 

 

 

やらないとその方が負い目になって

無理を押してでも引き受けて  

そうするのか当たり前だった。

 

 

 

父も 今になってやっと言えなかった本音を

口に出して言えるようになったんだと思います。

 

 


 

ジプシーカード Hope 希望

 

望み 心が痛む 自己犠牲

 

誰かのため 何かのため

 

自分の希望とすることで

同時に 自分を傷つけていませんか?

 

あなたの本当の望みはなんでしょう?

 

もう 傷つけないで 

心からの希望を言っても大丈夫ですよ

 

 

 

この部分は前回のカードで出た

 

『母が 人から

  承認や評価(という贈り物)を「もらいたい

  としていた奉仕行動』

 

と同じです。

 

 

 

そう 父も 母も

私も 息子も  

 

みんな同じ。

 

 

自分の心を満たすために

他から得ようとしてい

 

 

奉仕は見た目ではよいことで喜ばれること

自分の正しさを証明出来ること 

でも それは自分に無理を強いること

 

だったと理解しました。

 

 

 

母は

 

「そうそう。

   無理すると私みたいにこうやって倒れちゃうのよ」 

 

って身体を張って確認させてくれたんだと思います。

 

 

 

「間違ってもいいし 

   こんな風に失敗しても

   うまく出来なくってもいいのよ~」

 

 

と母持ち前の楽観性

違う視点から教えてくれている気がします。

 

 

「私みたいに ゆるくていいのよ~」 

 

とこれまた無意識で態度で示して(^^;

 

 

 

「正しくなければ!」

 

と正解を1つに絞って  頑なに守ろうとすると

 やっぱり疲れるよね(^_^;)

 

 

「もう それはやめて行こうね。」 

「自分の気持ちに正直に。」

  

父と息子とそう確認し合いました。

 

 

 

出来なくて 間違えてもいい 

 

失敗しても やり直してもいい 

 

断っても 誰かに頼んだっていい

 

答えは 「何でもあり」 でいい

 

 

 

正しいより その方がきっと 

 

楽で 楽しいから(*^^*)

 


 

こちら 父が自ら引いたカードです  ↓

 


 

パワーオブフラワーカード 23
Black Cohosh ブラックコホッシュ

 

変容 リラックス 正しさから楽しさへ

 

大変・困難と感じる出来事があり   

大きな変化を迎えている方が

よく引かれるカードです

 

これまで キッチリ・責任感が強い・真面目

などと周囲から形容され  

賞賛されることが多かった方ですね

 

自分にも他人にも厳しく誠実に

物事をこなしてきたことはとても立派でした

 

でも 今後は力を抜くのが良さそうです

 

剣には二通りの使い方がありますが

「それは間違ってる!×!」

と怒って剣を振りかざすより

「それも〇」

と舞えば剣から虹も出て楽しくなるでしょう

 

 

~ たまゆら占いより ~

 

 

 

今まで成敗することに使ってきた その剣

 

舞うことに使えば 虹の光を創り出す

 

 

剣には2通りの使い方があります

 

 

正しさの剣は不安定なあなたを守ってくれました

 

楽しさの剣で  もうこれからは舞い踊りましょう

 

 

 

 

~ 「正しくなければ」という生き癖 おわり ~


 

 






 



 

 

魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子