子供の頃
家のお金を盗ったことがある
と告白した私に
父は
「最近 考えていた」
という思いを語ってくれました。
父は私に対して
「子供の頃
えりこのことは安心していたけれど
もっと気にかけてやれば良かったと思う
今はえりこのことが１番心配だ」
と後悔しているように言いました。
私は充分に育ててもらったと思っているし
逆に父をこんな風に気落ちさせてしまい
悪いな…
と感じました。
でも それとは別に
もうひとつの感情が心の中にあることを
私ははっきり感じ取ったのです。
それは 「嬉しい
」 という気持ち。
父に 「悪いな」 と思いつつ
同時に 確かに喜んでいました。
とめどなく流れる涙は嬉し涙！
「そうか！
私は心配して欲しかったんだ
」
ずっと心配をかけないように
と生きてきたつもりだったのに
そんな親に心配をかけない自分を
「良し！」としてきたはずだったのに
私は「心配のない良い子だ」とみんなに褒められて
自分でも満足している と思っていたのに
「本当の気持ちはまったく逆だったんだ！
どんな褒め言葉よりも欲しかったのは
『心配している』
きっとこの一言だったんだ」
そして また
父はこうも言っていました。
「どうも 子供というものは
親に心配をかけないようにするんだな。
最近の子供の自殺問題を見ても
そう感じる。
親は子供に
『本当の気持ちを言って欲しい』
と思っているんだが…。
親は子供の心配をしていたいものなんだよ。」
子供の頃から
兄妹の中で１番身体が丈夫だったはずの私が
怪我や入院をして
注目を集めようとしたのと同じで
（詳しくは こちら ）
お金を盗むなんて
きっと いつかはばれるのに
悪いとわかっていても
なぜ 繰り返したのか
理由は結局 一緒！
「親に心配して欲しかった」
「自分のことを気にかけて欲しかった」
のです。
子供の頃から私がしていたのは
自分の本音を直接 親に伝える代わりに
怪我をしたり
病気になったり
お金を盗ったり
と なにかと理由をつけて
「親に心配してもらおうとする」
いわば間接的な方法でした。
でも 最近 私は
今まで言えなかった考えや思いを
自分の口から 直接
両親に伝えられるようになりました。
今回
子供の頃にお金を盗ったことがある
と告白したことで
それまで両親が信じていた
「良い子のえりこ」は崩れました。
現在も 夫との不和で別居中ですが
離婚するかどうかはまだ未定。
そんな 良い子でなく 不安定で
３人兄妹の中でも今１番危なっかしい私
それが 父の
「心配しているし 心配したいんだ」
という言葉で
もう がんばって
良く在ろうとしなくていい
そのままの自分自身でいい
と やっと認められた気がしました。
とにかく話してみてごらん
そうすればわかるから
カードが気づかせたかったのも
きっと ここでしょう。
実は息子も小学生の時
家のお金を繰り返し盗んだことがあります。
そして
何度も家の中で火遊びをしました。
叱れば 謝るし
「悪いことだ」
って本人もちゃんとわかっているんです。
でも やめられない…。
これって 全部サイン
「僕に（私に）もっと注意を向けて
」
「そのままの（悪いこともする）僕を（私を）認めて」
というサイン
本人も自分ではよくわからない
心の奥からのＳＯＳ。
本当は苦しいのに
とっても辛いのに
声に出してハッキリと言えないから
こういうことを起こして
気を引こうとする
考えてみると
私が家のお金を盗んでいたのは
小学校５・６年のちょうどＳ先生のトラウマ で
自分の本音を言えなくなった頃と重なります。
Ｓ先生を褒めちぎる両親に
心の内を何も言えずに過ごした
忍耐の２年間でした。
お金を盗んだ時 祖父母が
悪いことをした悪い子の私を責めることなく
頭をなでてくれ
「もう こんなことするんじゃないよ。」
と言ってくれたことで
私はお金を盗むことをやめられました。
この祖父母の
責めたり 叱るのではなく
ただ受け容れるという行為で
（私は心配してもらえた
お金を盗む私でもそのまま認めてくれた）
と安心し
満足できたのだと思います。
もし この時 祖父母に
「なんでこんなことしたの！？
」
と問い詰められたり 叱られただけだったら
きっとまた
私はお金を盗っていたと思います。
子供はなぜ そんな悪いことをしたのか
自分でもわかりません。
私も３０年以上経った今やっと
その理由がわかったのですから。
それを子供の時に責められても
ただ混乱するだけだったでしょう。
子供が何か「悪いこと」をした時
ただ叱るだけでなく
ただ正そうとせず
そこに何か隠れた理由がないか
心の中を見てあげることはとても大事
だと思います。
そして
子供はこうした「悪いこと」を起こしても
気持ちがおさまらないと
今度は自分の体を傷つけて
サインを発します
私の怪我や入院
息子の頭痛や腹痛も
きっと同じく
そのサインだったのでしょう。
なので
体調が悪い時は特に気をつけて！
私も 最初は
息子の悪い行為を叱るだけの時があり
それでは問題はまったく解決しませんでした。
ですが１度
私も一緒になって
息子とわあわあ泣いたことがあり
それで その後
困った問題がなくなったことがありました。
親は子供を 良くしよう 正しく育てよう
とすることばかりに
つい気がいってしまいます。
でも
良い子じゃなくても
悪いことをしても
具合が悪くても
ただただ共感し
そのままの自分を認めて
受け容れてもらえさえすれば
子供は気持ちが落ち着くことがあります。
悪いことを修整するのも大切ですが
その前に子供と一緒に
「それはいやだね」
って怒っちゃいましょう。
「すごく悲しいね
」
って泣いちゃいましょう。
私みたいに３０年以上も経って
こんな風にやっと落ち着くこともありますから
カードの言っていた「完了」を実感しました。
子供の頃の思いは
心の奥にひっそりと
でもしっかり居座るもの。
抱えていると重くなりますよ～(^_^;)
盗難のことから色々気づき考えさせられました。
純粋な子供はもちろんのこと
いつの時代も 誰もが
軽やかな心であってほしいなと思います
おまけの後日談
懸賞でギフト券が当たりました。
ちょうど盗まれた１万円分o(^-^)o
「やっとわかったね」と言われたような気分。
エネルギーは循環してるんだなって感じます
～ 盗難に隠された生き癖 おわり ～
参照：
こちらはお金がテーマの鑑定実例です
受容 豊かさ 喜び
聖母子像の下方には
豊かさを表すユリの花と愛のハート
そして周囲は
たくさんの喜びの星々に包まれています
起こるすべての出来事を
大切に抱擁し受け容れる
感情的には怒や哀の出来事は
受け容れたくないでしょう
でも それらを拒否するのではなく
そっと抱き上げて
まずはあなたの心を希望や喜びで満たし
過去の思いを
その温かく優しい心で包んであげましょう
子供らしさ 和み 守護 安心感
子供はとても自分の心に正直
安心安全を感じる和やかな場所を好みます
子供のように
自分に素直でいられる拠り所にいましょう
それは信頼する誰かのそばかもしれないし
またあなた自身が
誰かの拠り所となる存在かもしれません
子供たちが安心して集まる様な
穏やかで大らかな心
ユーモアに富んでいて
静かな笑顔にあふれた見守りの心
今あなたが意識すべきは
そのような心であるようです
本心 喜び 共感
心があなたに「気づいて！」
とサインを発しているはず
ハートの声に耳を傾けましょう
自分の本音や心が喜ぶことはなんですか？
今まで諦めてきたことに
少しずつ挑戦してみましょう
あなたが自分の本心に従い
行動するにつれて
共感する人々が集まり
心地よい状況になるでしょう
～ たまゆら占いより ～
