当たり前のことを当たり前にする当たり前その1 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 世の中が複雑怪奇になればなるほど、その始まりが見えなくなるものです。

 

 だから哲学という学問が発達し、世の中の実相とは何かを常に追い求めてきたのではないでしょうか。

 

 今の日本ってなんかおかしいと思うのです。いや日本だけでなく、世界もおかしくなっていると思います。いくつか思いつくままに列挙していきたいと思います。

 

 今回は不法移民のことについてお話しします。

 

 ポリティカルコレクトネスという変な考え方。先進国は発展途上国の犠牲のもとにあるのだから、援助するのが当たり前。また白人の社会は歴史的に有色人種を搾取してきたのだから謝り、償うのは当たり前とされてきて、アメリカではテレビや映画でもチームを組む場合には白人だけでなく、アジア人も、黒人も、ヒスパニックも混ぜなければならない決まりがあるそうです。そして最近はそこにLGB‐Tが加わっています。

 

 昔見ていた「コンバット」というテレビ番組は、サンダース軍曹は白人でした。ほとんど白人でしたが、イタリア系あり、ドイツ系ありとこっちで見てもその違いがよくわかりませんでした。ただリトルジョンという大男の黒人が唯一の有色人種でした。

 

 最近のテレビ番組で「シカゴファイアー(シカゴの消防士の活躍を描いた番組)」は、トップが黒人、リーダーが白人、その彼女がプエルトリコ人、東洋系等々がいて、LGB-Tもいました。そしてそれが一つの家族のように仕事にあたり、家族のように悩みをお互いが解決し合います。

 

 それはそれで面白いのですが、笑えない実際の話も聞いたことがあります。

 

 地方空港の管制官ですが、クォータ(割当制)があり、管制官チームにも人種に配慮しなければなりません。そのために明らかにAという白人の候補者よりも能力の劣る黒人のBという人を採用しなければならずに、その能力不足のせいでチームの他の人たちが負担を強いられたり、事故寸前まで行ったそうです。

 

 アメリカという国は志願兵制度で、徴兵制度をなくしました。いろんな理由があるのですが、その中の一つに英語が読めない人が多くなり、最初に英語の教育から始めなければならないからでした。

 

 それが移民の国の現状です。

 

 それでもアメリカ合衆国は、アメリカ合衆国憲法に基づき、万人に対して平等にアメリカンドリームがあるように見せかけてきましたが、それが画餅であることに多くの国民が気づいてきたのです。

 

 そして狂信的な進歩主義者、日本でいうなら意識高い系の人たちが政権を握っているのが民主党の実態です。

 

 そこでおかしいのは、人間はみな平等に生きる権利があるというのはわかるのですが、アメリカ国民以外の人たちにもアメリカの社会制度を適用し始めているのです。

 

 ちょっと待って、アメリカ国民だから享受できる権利をどうして他の国の人にも与えなければならないのか理解できませんよね。それがサンクチュアリー都市宣言をしているところで、国籍がなくてもそこに居住している証明書が発行される。

 

 つまり不法移民であろうが、この居住証明書が発行され、一定のサービスが受けられることを宣言しているところです。ほとんどが民主党の知事や市長がいるところがそうなっています。

 

 >>>引用開始

 

 中米難民をはじめ正規の滞在許可を得られない「未登録外国人」を市が保護する。表立って連邦政府に逆らうわけではないが、「移民取り締まりなど対移民行政は連邦政府の仕事であるから市はそれにタッチしない。住民に平等にサービスを提供する」との理論構成で、例えば市警察は移民局の違法滞在者取り締まりに協力しない。サンフランシスコ市では、滞在資格を問わずサービスを行う日雇い労働斡旋プログラムを市の事業として行っていた(岡部一明「外国人保護区宣言都市 ―サンフランシスコ「日雇い労働者プログラム」『月刊オルタ』、1992年夏)

 

 >>>引用終わり

 

 こういう都市が全米にはたくさんあります。

 

 不法移民も人間なのだから、平等に生きる権利があるという考えなのでしょうが、私には理解できません。

 

 バイデン政権はそれを推進しており、不法移民が押し寄せるメキシコとの国境の州はそれに猛反対しています。テキサス州に入ってきた不法移民をニューヨークやサンフランシスコにバスで送りつけています。

 

 最近は、CHINA人が南米を経由してアメリカに入ってきているのが問題になっています。

 

 国家というものは、国民が努力して少しでも住みやすい環境を築き、皆で力を合わせて問題を解決し、外敵や自然災害からの脅威に備えるものだと思っております。

 

 つまり運命共同体ですね。それを他の国民に無制限に開放するのはどうかと私は思いますが、皆さんがどうですか?

 

 ちゃんと法律に基づき、日本国に入国して日本の法律と地域のルールをきちんと守る人たちは同朋として受け入れることはやぶさかではありませんが、不法に入国し、法律を守らない、治安を乱す行為を平気でする人たちを受け入れる寛容性は持ち合わせていません。

 

 日本国内のことばかりを考えると「人権」とか言われることにより、反論がしにくくなりますが、外国の例を知れば、その行き過ぎた博愛の精神が普通の日本国民に迷惑をかけることがよく理解できます。

 

 パスポートには、日本国外務大臣の名前で「日本国民である本パスポートの所持人を通路故障なく旅行させ、同人に必要な保護扶助を与えられるよう、関係の諸官に要請する。」との、いわゆる”保護要請文”が記載されています。)

 

 それと同じように、それぞれの国の法律を順守する人々がそれぞれの国の法律で守られるのは当たり前ですが、その人が法律を守っていなければ、その人の権利は制限されるのは当然のことだと思うのです。

 

  日本国は日本国民が構成員として成り立っている国家だと思っています。その構成員外の人がそれをかき混ぜるのはおかしいし、その不法入国者を人道的観点から保護するのはわかりますが、その保護のし過ぎは間違っていると思いませんか?

 

 私は外国人が駅や町で困っていたら積極的に声をかけ、助けるようにしていますが、その人が他の人たちに迷惑をかけているのなら、厳しく注意をします。

 

 それが秩序っていうものではないでしょうか。私たちは秩序を守る義務もあると思います。

 

 岸田政権は、移民政策を推し進めようとしています。少子化が問題なら少子化対策の抜本的対策をとるべきですが、それをしようともせずに人口減少が問題だから外国からの移民を受け入れようとするのは大反対です。

 

 川口市でクルド人問題が勃発していますが、あそこまでなると強権をもってしなければなかなか解決しません。政府には強権をもって対処していただきたいと思っております。

 

 だからそれを教訓として他の地域で同じような問題が起きないようにすることが重要だと思います。

 

 日本国は日本国民が安心安全に住むことができる国です。そして余裕があれば困っている人を助けてあげたらいいですよね。ちゃんと合法的な手段で。不法移民は何年住んでいても居住権は発生しません。

 

 変な温情が国の秩序を乱します。国家の尊厳を守るためにもきちんと対処せねばならないと思います。