オウム事件真相究明の会ってなにをするの? | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 まず、この度の大雨で亡くなられた方に哀悼の意を表し、さらに被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。

 

 数回前のブログでも書いていたように、私の住む福岡市の室見川という一級河川、歴史的にもいろんなドラマがある由緒ある川も、もう少しで危険水域になるほどの濁流が流れ、一日目と同じように次の日も大雨が降っていたら私のところも確実に被害を受けていたことを考えると他人事とは思えません。

 

 福岡の犠牲者数よりも広島県や愛媛県の犠牲者数が多く出ており、家屋等の被害も温暖な気候で有名な瀬戸内地方で起こっていることを考えると自然の粗暴化がどんどん進んできていると怖くなってきます。

 

 さらに今朝未明二度にわたって、普段は地震くらいでは起きないはずの私が目を覚ますくらいのドンという地震が佐賀・福岡でも起き、いつ自然災害が起きても仕方ないから今からきちんと防災をしなければならないと思っております。

 

 数日前の大雨のことがなかったらいつものように目が覚めなかったと思いますが、やはり心の中に不安があるようです。

 

 それは私の命というよりも近所に住んでいる孫たちの命をどう救えるかを瞬時に考えるのです。頭の中でどういう手順で身支度をし、車?それとも徒歩?などと考えていくために、いつの間にか目がさえ、今ちょっと眠たいと思っております。

 

 そういう中、また左巻きの面々がタイトルの「オウム事件真相究明の会」を立ち上げられました。本当にご苦労なことです。

 

 その顔ぶれを見ていると、青木理、大谷明宏、香山リカ、佐高信、田原総一朗、小林節、山口次郎氏等々左巻きのそれも、安倍総理が憎くてたまらない人ばかりが集まっていますが、いったいこの人たちは何をしようとしているのでしょう?

 

 延々と裁判をしてきた結果、死刑の判決が出て2006年に死刑が確定しています。それならばその時にこの会は発足する必要があったのではないでしょうか。それから12年、ご遺族の方や不安を持った国民はいつこの事件にけりをつけてくれるのだろうと待ち続けていました。

 

 麻原彰晃を尊師として写真を飾る団体が未だに存在している中、もし獄中から奪回せよとの極秘指令が下った場合、狂信的な信者たちは少しでも尊師の意を汲むように暴挙に出るではないかとひそかに不安に思っていたのは、私だけではないでしょう。

 

 その時には何もせずに、死刑が執行された時にこのような会を立ち上げるということは、反安倍勢力をまとめて、不甲斐ない野党をしり目に安倍政権に少しでもダメージを与えようとしているのでしょうか。

 

 彼らは憲法を守れ、民主主義を守れと主張していますが、現憲法下で十分すぎるくらい時間をかけ、麻原彰晃は狂人のふりをして何も語らずに進展がないので、法律に従って処刑をしています。

 

 これこそ遵法精神にのっとった行動と言えるのではないでしょうか。

 

 また片山さつき議員やその他の自民党の若手議員との会食の様子を攻撃している人もいますが、いつ日本は総理大臣に全権が集中し、まさしく独裁国家になったのでしょうか。

 

 なんでも総理が総理がという人の気持ちがわかりません。それぞれの所管の大臣がいて、素早く災害対策をとり、自衛隊も出動し、九州では100人以上の救助に成功しましたが、報道では全く自衛隊の活躍は報道されていません。

 

 ミッドウェー海戦で敗戦の報を戦艦大和の司令官室で碁か将棋をうちながら山本五十六連合艦隊司令長官が聞いていたという逸話をけしからんという人もいますが、あまりにも軍隊の仕組みがわかっていない人で、山本大将を愚将にしたいだけのイメージ操作です。

 

 私も素人ですが、連合艦隊司令長官が作戦部隊の司令官、この時は南雲中将ですが、に下令した時点で実際の指揮権は南雲中将に移っています。あとは現場の判断が重要になってくるのですが、連合艦隊司令長官がすることはもうありません。

 

 そこで悠然と碁を打っていたという英雄伝説がいつの間にか愚将に貶める逸話になっています。

 

 被災者の方にインタビューで「何をお望みですか?」と聞くと、最初は足りないものを口々に言われますが、しばらくすると皆さん同じような答えが返ってきます。

 

 それは;「普通の生活がしたい」「元の生活を取り戻したい」と。

 

 だから被害のない私たちは少しでも普通の生活をし、その普通の生活ができることに感謝の気持ちを持つことが大切なのです。

 

 東京でも電車が止まるようなことになれば、そんな内輪の懇親会などできないでしょう。それができ、内輪の集まりで元気を回復し、翌朝からまた一所懸命に国民のために大臣や国会議員は働けばいいのです。

 

 元気で活動に全く支障がないのにもかかわらず、自主休業をしたり、反日発言を繰り返す野党議員よりもよっぽどましでしょう。

 

 あんまり細かいことに目くじらを立てることなく、もっとおおらかにしましょう。

 

 広島県で大勢の人が罹災し、亡くなれたことは本当に悲しいことです。生き残った方もこれから復興に大変な思いをされると思います。だからこそ、被害のなかった地域の方々は普段通り生活をし、少しでも被災地へ義援金なり、ボランティア活動なりをすればいいのです。

 

 災害大国日本でちょっと災害があったくらいで、日本全体が暗くなっていたらこれから必要な支援もできなくなります。

 

 予定通り大いに飲み食いしてください。慶事も自分たちに被害がなかったらどんどんしましょう。それにより、日本経済が活性化し、被災地に支援ができるというものです。

 

 心の片隅に、犠牲者に対しての哀悼を意を持ち、明日は我が身かもという相哀れむ心を持ちながら、みんなで同胞を支えていきましょう。

 

 オウム真理教の事件の解明をいまさらとってつけたようにしようとする人たちこそ、そんな時間があったら被災地に何ができるかを自分自身で問うて、何かをやり始めたらいかがと思うのは私だけでしょうか?

 

 私はいつも「何のために?」という問いを自分自身に問うて活動をしています。

 

「オウム事件真相究明の会」は何のために貴重な時間やお金を使うのでしょうか。

 

 野党もこんなくだらないことにまた国会の時間を使うならば国民から確実に見放されると思っていいのではないでしょうか。

 

 それよりも災害救助に出動している自衛官の方々の待遇改善を政府に申し入れた方がよっぽど好感度は上がると思います。