証人喚問でいったい何が出てきたのか? | 井上政典のブログ

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 昨日の佐川氏の証人喚問で出てきたのはいったい何だったのでしょう?

 

 野党のパフォーマンス? 佐川氏が以外に骨太の態度だということ?  野党議員の頭の程度をせせら笑う高級官僚?

 

 総理と夫人の取引における関与がないこと?  そして何よりも「こんなことやっても意味がない」ということを共産党の小池さんに理解させたこと?

 

 野党やマスコミは必至で政権が関与して値引きをさせたと証明したいところですが、それに至る証拠は全くなく、みんな野党とマスコミの印象操作だけで終わっています。

 

 野党の質問も東大出の頭のいい人にとっては織り込み済みの質問ばかりのようで、余裕で答えていました。

 

 決済後の文章を書き換えたことが問題なのか、それとも土地の売買において安倍総理や婦人の関与があったのか?という問題ですが、前者は司法できっちりと調べている最中だから佐川氏は答えられません。当たり前です。誰でも自分が不利になるような証言をしなくてもいいと日本国憲法に規定があります。

 

 後者は、「ない」のですから答えようがありません。だから佐川氏はきっぱりと「ありません」と丸川議員の質問に答えています。

 

 元高官が偽証罪に問われる可能性のある証人喚問で発言した内容を疑い、社民党の福島瑞穂や阿部知子のように詐欺で捕まっている嘘つきの言葉を堂々と垂れ流すのとどちらを信じるかといえば、無責任な輩の発言よりも責任のある人の発言を信じるのが至極当然の理だと思います。

 

 新聞の一面を見ても、産経以外の新聞はみな昨日の国会の証人喚問の話を載せていました。

 

 しかし、さすが産経新聞は違います。金正恩氏が北京に行き、習近平氏と会談したことが堂々と報じられていました。

 

 今の日本にとってどちらが重要なことなのでしょう?

 

 森友問題、あっ気づきました?いつの間にか「かけ」が消えています。

 

 これで誰が不利益を被ったのでしょうか?誰かわかる人教えてください。

 

 精神的だとか、不信感だとか具体的に数字で測定できないものではなく、具体的に誰がいくらくらいの損があったのかを教えてほしいのです。

 

 はっきりしているのは、たった8億円のためにその100倍以上の国費が国会で浪費されたので、一番の被害者は国民だと思います。

 

 すると、反安倍の人たちは「政府がその疑惑を晴らす努力を怠ったからこうなった」と言います。

 

 疑惑があるならば、その疑惑は何?誰がどれだけの被害をこうむり、安倍総理や麻生大臣はどれだけの利益を得たのか?をきちんと提示してから問題にすべきことではないのでしょうか?

 

 すべては一つのいちゃもんから始まり、これを政治ではなく「政局」にして騒いだのが野党の面々です。本当にくだらない。

 

 籠池という名前も通名を使う怪しい人がよりによって「教育勅語」を隠れ蓑にして似非愛国者を気取り、愛国ビジネスで一旗揚げようとしたのが始まりです。

 

 そこには保守の論客と言われる人たちも絶賛し、こういう教育を実践しようとしている学校は凄い、籠池氏は凄いとほめたたえていました。

 

 その時に野党の面々は籠池氏を軍国主義者とか国粋主義者のように罵り、こんな学校ができたら日本はまた戦前と同じ過ちを繰り返すというようなことを叫んでいたのを覚えていますよね。

 

 しかし、どんどんその化けの皮がはがれ、嘘が白日の下にさらされてきたので籠池氏の詐欺行為が明るみになり、逮捕となりました。

 

 普通だったらそこで終わっているのですが、昨年2月に安倍総理が国会答弁の中で「もし自分や妻がこの件にかかわっていたら総理も議員も辞職する」と強気の発言をしたので、そこから野党は一気に政局にして憲法改正を目論む安倍総理の追い落としにかかりました。

 

 野党とマスコミがタッグをくみ、今までだったら無敗の最強コンビでしたが、現在はネット社会。どんなに隠してもすぐに真実が表に出てきてしまいます。それで思うように与党の支持率を落とせないばかりか、逆に自分たちの支持率を落として、選挙で野党が惨敗をすると結果になってきました。

 

 すると今日の質問であの山本太郎議員が失礼な発言を繰り返し、以前委員長から注意を受けた「アッキード事件」という言葉も少なくとも2回使い、また問題になっていましたが、「真実を隠してやった選挙では禊にならない」とわめいていました。

 

 書き直しは良くないと思いますが、その判断は司法にゆだね、冷静に文章を読んでみても、書き換え前と書き換え後の文章の趣旨は全く変わっていません。昨年の選挙前にそのことが出ていても決してこの国際情勢が大変な時に野党に国政をゆだねる選択はあの民主党政権時代の悪夢の3年3か月を経験した日本国民はしないでしょう。

 

 自民党が下野した10年前の時とは全く違うのです。

 

 あの時は長く続いた自民党政権に国民が嫌気がさし、一回ぐらい民主党にさせてみようという安易な気持ちがあの悪夢の民主党政権を誕生させました。

 

 しかし、日本国民はそんなにバカではありません。ああいう間違いを二度と犯しません。だから野党の言っていることややっていることは全く信じられないのです。

 

  反体制の美学を学生に教えている先生の話の中に、「韓国の国会前のデモが朴槿恵政権を倒し、文政権を誕生させた。これが本当の民主主義だ」というくだらない文言ありました。

 

 聞いていて腹が立ちました。本当の民主主義は選挙で決まるものです。それも正確な情報を与えてそれにより国民が判断するのです。

 

 でも、ちょっと前の日本は正確な情報は与えられませんでした。マスコミの偏向した情報しか国民には知らされず、それによって判断をさせられていた本物の民主主義とは程遠いものでした。

 

 ロッキード事件も今振り返ってみれば、本当にそこまで田中角栄氏を追い込む必要があったのでしょうか。

 

 あの田原総一朗氏や石原慎太郎氏もあのロッキード事件はアメリカが日本の石油外交の変節を許さなかったために起きた言われていますし、私もそう思います。

 

 しかしあの時から私はマスコミを疑うようになりました。

 

 田中角栄氏を直接知っているという人が何人か身近にいてその人なりをいろいろ聞いていたからです。心遣いや気配りがよくできた人、残念なのはその価値観の基準がお金であったことだけでしょうか。でも、相手が喜ぶことを全身全霊でされてきた人だったそうです。

 

 その聞いていたイメージとマスコミが流すイメージと全く違うのでどちらが正しいのかと迷いました。その時に今のようにネットが発達していればすぐに正解がわかったのでしょうが、その時は新聞・テレビが最高であり、最良の情報源だと思っていました。

 

 現在は広く情報を求めようとすればすぐに得られます。でも、それは味噌もくそも一緒であり、それが真実かどうか見極める目が必要になります。

 

 偉そうに書いていても私も全部わかるわけではありません。できるだけ詳しい人に聞くようにしていますが、それがすべて正しいとは限りません。

 

 だから私はいつも新しい情報を得たら次の質問という定規を当ててみるのです。

 

 それは;「これは日本の国益になるのかどうか」です。

 

 国会で長時間同じ質問を何度も何度も繰り返すことが日本の国益になるか?

 

 安倍総理やその政権のスタッフをいまアジアで起きていることに全力で立ち向かえるようにすることが国益になるか?

 

 自衛隊をいろんな法律で縛り、その実力の半分も出せない状態にしておき、いざ海外に出す時はほぼ丸腰の状態で出すことが日本の国益に合うか?

 

 拉致被害者とそのご家族の方が苦しんでおられるのに、アメリカの大統領の顔色を見なければ解決にならないことが日本の国益になるか?

 

 こういう見方を日本国民は知らず知らずして心の目で国会を見ていると思います。だから野党の支持が上がるどころか、やればやるだけ支持率が下がっていくのです。

 

 だんだんそれに気づき始めています。共産党の小池氏、そして立憲民主党の福山氏や長妻氏が「いつまでこんなことを繰り返すのか?」と叫んでいますが、それはそのままその人たちにお返ししたいと思っているのは私だけではないでしょう。

 

 今日の山本太郎議員の質問が酷いと話題になっています。たまたまリアルタイムで見ていました。とても不愉快になりました。

 

 「いつになったらあなたは総理大臣をおやめになるのでしょうか?」というような趣旨のことを言っていました。予算委員会の席上、内閣総理大臣に向かってです。

 

 こういう輩が国会にいる限り国会はまともな議論ができません。周りからいろいろ言われると「質問形にしています、聞いているのです」とか苦しい言い訳をしていました。

 

 熊本市議会はパワハラの女性市議を全会一致で失職させました。熊本市議会の品位や評判をみだりに傷つけたという理由です。

 

 国会もこの山本太郎という品のない議員を一刻も早く懲罰動議を出して国会から排除しないと同じレベルだと思われますよ。

 

 この人も東京選挙区の60万票によって国会に出てきています。それも民意でしょう。しかし、この人の資質のなさは天皇陛下に直訴事件以来目に余るものがあります。

 

 激しい議論の応酬は大歓迎です。でも、「日本国のため」「日本国民のため」という大前提をないがしろにし、最低限の礼儀もないような議論はただの罵り合いです。国会運営委員会が正常に機能することを望みます。