知識人と思われる人のコメントに対する反論 その2 愛国心について考える | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 昨日の記事について過則勿憚改さんという方から反論がまたたくさん寄せられていますので、ご興味のある方はコメント欄をご覧ください。なかなか面白い議論になっていると思います。

 

 さて、その中でもどうしても気になったところを抜粋してここで私の意見を描きたいと思います。

 

 過則勿憚改さんのコメントにも書いたのですが、私はここで客観的で公平な文章など書くつもりもありません。私が感じ、おかしいと思い、こうあるべきだという私感をたっぷりと述べさせていただきます。

 

>>>引用開始

 

  前略>>

 

 誤解の無いようにいっておくと私は日本を基本的には愛してますよ
ただ少なからぬ国民に愛国心というものが生じていない現実があるならそれは国民のせいというより国のあり方の問題として論じなければ無意味だという話
一国民としては自分の国を信じることのできる幸せをかみしめながら、日本人として恥ずかしくない態度でこれからも生活をしていきたいと思えるのは幸せなことでしょうが、
そう思えない人もまた少なからずいるとしたら国としては哀しいことですよね
今後それを改めたより良い国作りを期待したいですね
というわけで、過ちては則ち改むるに憚ること勿れというお話でした

<<<引用終わり

 

 皆さんはこれを読んで何を感じられましたか?

 

 私は非常に不快になりました。

>「ただ少なからぬ国民に愛国心というものが生じていない現実があるならそれは国民のせいというより国のあり方の問題として論じなければ無意味だという話」

 

 という部分に置いて「感謝の気持ちを持てない人がおかしいのではなく、それを感じさせない国がおかしい」?

 

 そうでしょうか?

 

 私は最初に感謝ありきだと思っています。まずこの世に生を授け、育て、教育を受けさせてくださった両親に感謝。学校や会社や地域の方々のおかげで楽しく充実した生活が送れるのでこれまた感謝。そして世界のいろんなところに行っても尊敬される日本人と生まれて感謝です。感謝をどれだけしてもし足りないと思っています。

 

 当然生身の人間ですから、聖人君子のように何の苦労や煩悩もなく生きることはできません。

 

 いろんな悩みが家庭や人間関係や仕事や社会で存在します。でも、それらは自分さえしっかりすれば乗り越えられるものであり、常に感謝の気持ちを持っていれば誰かが助けてくれます。

 

 でも、チベットを見てください。軍事力というものを持たなかったために、人民解放軍の軍靴に自分たちの土地や生活や風俗や信仰を奪われ、今度は言葉まで奪われようとしています。

 

 ISILというならず者が勝手に国家を主張した地域では、たくさんの人が意味のなく殺され、大勢の人が故郷を捨てざるを得ませんでした。

 

 アフリカのかつてローデシアという白豪主義の国を打ち倒し、黒人の国家であるジンバブエを作った功労者のムガベ大統領は長すぎた権力のために腐敗し、その座を追われようとしています。

 

 これらの国々の人々は幸せを求めていないのでしょうか?平安な生活を求めていないのでしょうか?しただけの努力に報われているのでしょうか?将来の希望をもって毎日の生活をしているのでしょうか?

 

 答えはもうわかりますよね。

 

 自国だけを見てあれやこれやと意見を言うのはたやすいことです。国に対して文句を言うのもたやすいことです。

 

 でも、その虚しさは、北朝鮮問題という国難の最中にいまだにモリカケ問題を追及しようとしている野党の連中をくだらなさを見れば私が今言っている意味が分かると思います。

 

 枝野氏に至ってはこの期に及んで日本の国防の要である自衛隊の憲法に明記をすること自体を反対しています。日本という国は一体どうやって誰が護るのでしょうか。ほんとうに平和ボケしているとしか思えません。あるいはこのままアメリカの属国的立場でいるべきだと思っているのがリベラルと称する護憲派の正体でしょうか。

 

 私は日本という祖国を愛しています。そして日本人であることに誇りを持っています。

 

 だから日本は自分たちの手で護るべきだと思っています。その要が自衛隊と称する日本の国軍です。それを日本国の憲法に明記することがなぜいけないのか。自衛隊の将兵はいったん有事になれば違憲の状態のまま命を懸ける戦いに出向くのか、そんなことを武人にさせるべきではないと考えます。

 

 愛国心は義務です。その国の国民として生まれたものの義務です。生まれるいでる時に両親も国家も選べないのが人間なのです。

 

 世界の貧しい国々の人が日本の現状を知ったら「私も日本人に生まれたかった」と真剣に思うでしょうか。少しは憧れると思いますが、そういう環境で育った人ほど、自分の家族、自分の国を心から愛するものだと思います。

 

 私たち日本人に足りないのは国のあり方ではなく、私たち自身の自覚です。こんなに恵まれた国に生まれて普通の人間らしい生活ができるという感謝の気持ちです。

 

 そして長い歴史や深い文化を知れば日本という国に生まれてよかったという誇りが生まれます。そこになぜ気づかずに上から目線で国家のあり方を問うのか不快でたまりません。

 

 私の主張が間違いで自分が正しいと思うのならどうぞ議論をしましょう。

 

 でも、愛国心はそこで生まれた国民の義務だということは一歩も譲りません。

 

 もし北朝鮮で生を受けていたらと考えると空恐ろしいと思いませんか。

 

 こうやって書いているのも、またこれをおよみの皆さんも日本という国に生を受け、ここで育まれ、ここで生業をしているのです。こんなに幸せなことはないでしょう。

 

 それに気づいた人が幸せな人生を得られ、それに気づかない人は自分が豊かな社会で生かされていることの奇跡を当たり前と思って、有難いと思っていないのです。

 

 持っていないものを嘆くより、今自分の手に何を持っているかを感謝しましょう。

 

 ありがとうの反対語は、「あたりまえ」です。その意味をよく考えると過則勿憚改さんももう少し幸せな人生を送れるかもしれませんね。