小池百合子氏がとうとう希望の党の代表を辞任しました。
これをみて歴史を研究している身としては、どうしても明智光秀を思い出さずにはいられません。その真相については諸説ありますが、明智光秀も個人の思惑だけで当時の最高権力者である織田信長を討ち果たしたわけではないと思っています。その後の勝算があってのことだったと思いますが、自分の思い描いた未来にはなりませんでした。
小池百合子氏もまさにそれと同じように、自分が思い描いた希望からは遠い結果になってしまいました。
選挙の時はこのブログでも攻撃してきましたが、今となっては惻隠の情を以て一瞬だけど輝いた小池氏を遇したいと思います。
ただ小池旋風によって、民進党に内在していた矛盾が表面化し、極左と言われる人たちは立憲民主党に追いやることができたことが大きな成果だと思います。
野党第一党ですから、菅直人の処遇など顔をそむけたくなることも多々ありますが、日本に対して仇する勢力がその正体を国民の前に晒したということは意義あることではないでしょうか。
民主党というどちらかというと政治の素人集団が極左のプロに牛耳られて本当は素晴らしい日本の國體をどんどん貶めていったのが3年3か月の民主党政権の時代でした。
当時の民主党政権は政権交代が公約で、それを果たすと何も考えていなかったことが暴露され、国民の期待を大いに裏切り、それによって天が怒りました。
そして普通はあり得ない政権を途中で投げ出した政治家がまた政権に返り咲いたのです。政権を投げ出した時は、自民党支持者からも猛烈な批判を浴びせられ、一敗地に塗れた人が奇跡の復活を果たしたのです。
その後は、国民の多くの期待する通りの政治を行ってきて、本来の日本を取り戻しつつあります。
ところが民主党から民進党に看板だけを付け替えたでたらめな政党が、捏造したスキャンダルで延々と国会の貴重な時間を浪費し、安倍政権を批判しました。それによって得たものは国民の失望だけで、野党の主張はことごとく空振りに終わっているにもかかわらず、まだそれをしようとしています。
希望の党の代表の玉木氏はその疑惑の筆頭であり、関係者からの献金を受けてその団体に有利になるように働きかけており、野党の追及が厳しくなればなるほど、希望の党の代表は窮地に追い込まれるという事態になってきています。
これによってかつての仲間だった立憲民主党が希望の党への攻撃をして自分の党勢を挽回しようとすると思います。
安倍政権にとっては痛くもかゆくもない話ですね。
安倍総理の外交能力は歴代の総理の中でも傑出していると思います。
トランプ大統領との蜜月が表面に出過ぎていますが、アジアや中東諸国の首脳とも密接な関係を築いており、執拗に日本バッシングをする韓国の孤立化に成功させています。これがまた日本国内の反安倍勢力の癇に障るらしく、「アベガー」といって攻撃するのかなと思いきや、小池氏を徹底的に攻撃して立憲民主党に有利になるように、つまり希望の党をマスコミを使って叩きに叩いてその議員を立憲民主党に組み入れて党勢を回復させようとしているとしか思えません。
選挙中もリベラル層の再結集をいろんなところで呼びかけていましたが、日本国民はその政治家が日本のために働いているのかどうかをだんだん見るようになってきました。この動きは近年だんだんシビアになってきていると思います。
そして山尾志桜里氏の当選を果たしたのちの行動がそれまで山尾氏を支持してきた人たちの離脱を招いています。山尾氏に入れた愛知7区の不倫特区の有権者たちの多くは自分のしたことに深く反省をしていることでしょう。これが本質だったということを思い知らされたことでしょう。
こうやって日本国内が動いていますが、国外の情勢が好転したわけではありません。私たちは常にここを見ていかねばならないのです。北朝鮮を巡る動きは水面下で活発に動いています。
もう少し立つと活発に動き始めます。
米軍の海兵隊の予備役の友人が本来ならば明後日から来福予定だったのですが何かわけのわからない理由で来れないということを伝えてきました。下衆の勘繰りかもしれませんが、いつでも即応できるように命令が来ているのではないかと思っています。
CHINAと北朝鮮の国境付近での動きも大変気になります。北朝鮮との国境付近に住む人の多くは朝鮮族であり、そこは北京の完全な指揮下には入っていないという情報もあります。
金正恩がこのまま政権をとり続ける可能性がどんどん低くなってきていると思っています。
こういう中、日本国内に生息する日本の敵があぶりだされるということはとてもいいことだと思います。その功績を小池氏は担ったのです。
もし織田信長が本能寺で殺されて、強力なリーダーシップを持たないがまじめで頭脳明晰な明智光秀が旧秩序に戻そうとしていたら、日本は戦国時代に逆戻りとなり、本来ならば生きることのできた命が無為に失われる時代になったかもしれません。
豊臣秀吉という稀代の英雄が現れ天下布武の大業を成し遂げ、そしてそれを内政に優れていた徳川家康が引き継いだために、日本はそれから幕末までに平安な時代を過ごすことができました。
戦後の左にバイアスのかかった政治がやっとこの5年で是正されようとして来ています。
戦後改正とさえも言えなかった憲法が今まさに変えることができるところまで来ています。日本を弱体化したままにしたい勢力はマスコミや立憲民主党や共産党などが手を組んでの反安倍キャンペーンを大々的に行ってきます。
日本の憲法を日本のお国柄に添ったものに変える大きなチャンスがやってきました。
私も安倍政権の政策に100%賛成ではありません。しかし憲法改正の悲願を達成するまで安倍支持を貫きます。ここで憲法改正ができないとまた数十年この憲法にみんなが縛られます。
拉致被害者は帰ってこれません。逆に新たな拉致被害者が出てくるかもしれません。また新たな領土の不法占拠されて「遺憾砲」だけでしか反撃できません。
そんなことでいいんですか?
CHINAで金正男氏の息子を殺害するために潜入していた北朝鮮の工作員が逮捕されました。日本の現行法では日本に潜伏している間は逮捕もできません。
これでいいんですか?
シンゴジラという映画で自衛隊法の欠陥が次々に指摘されていました。ゴジラが北朝鮮だったらどうするのでしょうか?
これでいいんですか?
小池氏は小池氏の役割を果たしたと思っています。今後は都政に専念されて都民を守ってください。その後の政界の変化は海外の情勢を鑑みながら行うべきです。内政だけを注視していては祖国が滅びます。