歴史から学ばない民族は滅びるというがアメリカはどうなる? | 井上政典のブログ

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 歴史を通じて未来を見よう。

 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 アメリカのマスコミはほとんどがトランプ憎しで固まっています。この構図は日本のキー局にも当てはまるような気がしてなりません。

 

 南北戦争時の南軍の将軍であり英雄であるロバート・E・リー将軍の像を破壊しようとしたり、更にはコロンブスの像までが撤去の議論が及んでいると聞いて、ちょっとがっかりしています。

 

 どこかの国は歴史的な捏造を像として国内に建てまくっていますが、アメリカはただでさえ薄い歴史の中の偉人の像を撤去しようとするなんて愚の骨頂だと思います。

 

 さらに同姓同名のアナウンサーが降板するなど、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの世界に突入し、おおらかなアメリカはいずこへ?とニュースを見ながら思う毎日です。

 

 歴史上の偉人はその時代に大きな影響を持ち、その人によってその国の方向性が変えるなどの功績があった人のことを言います。

 

 しかし、戦争も勝った方があれば負けた方もあり、勝った方からは英雄ですが、負けた方から見ると憎いかたきとなります。

 

 これは硬貨の両面であり勝ちと負けは一体のものであるというのが日本的な考え方で、「勝負」という単語が存在します。

 

 南軍のリー将軍は温厚な性格で血気はやる南軍の諸将をうまくまとめ、物量的劣る南軍をうまく導き、工業力のある優勢な北軍を悩ませました。

 

 彼は奴隷制度には決して賛成ではなかったものの、故郷を守るために北軍の高位を捨ててまで、南軍に入ったのです。

 

 差別反対を主張する人たちはリー将軍のそういう事実を把握しているのか甚だ疑問です。

 

 なにより、「差別のない社会を」と言いながら、反対陣営と暴力的に殴り合う場面を見ると基地反対派が「戦争反対」を標榜しながら暴力的に機動隊員に刃向う姿や、道路を不法に占拠して地元の住民に迷惑をかけ、自動車が通るようなところで座り込みをしているために、普通の若者が加害者になるような事態まで生じているものとかぶりますが、皆さんはいかがですか?

 

 コロンブスもアメリカ大陸を発見となっていますが、インドへの航路を開拓するために西へ西へと向かい、発見した土地が「西インド諸島」、実際にアメリカ大陸に到達したのはアメリゴベスプッチでした。

 

 その名前から「アメリカ」という地名が着くのです。

 

 コロンブスはその後の白人が行った数々の虐殺とは何の関係もありません。自分の信念を貫き、地球は丸いから西へ行けば東に行くよりも簡単にアジアに到達できると考えて航海した新年の人だと評価しています。

 

 彼は資金を集めるためにいろんなところに遊説し、そしてスペインをスポンサーに自分の志しを果たすのです。

 

 その後新大陸は王政に苦しんだヨーロッパ諸国の国民の希望の地となり、原住民を駆逐しながらの開発がすすめられますが、それはコロンブスのあとのお話です。

 

 リー将軍は自分の故郷のために北軍の将軍の地位を捨て、南軍に合流します。

 

 コロンブスは自分の信念を貫き、困難に打ち勝ち新航路を開拓します。

 

 両名とも偉人と言って何が悪いのでしょう。

 

 そしてなにより今回の騒動がバカげているのは、この偉人たちがいたおかげで今のアメリカ合衆国が存在することを忘れていることです。

 

 もしコロンブスが15世紀に新大陸への新航路を発見しなかったら清教徒たちは新天地を求めて移民しなかったでしょう。

 

 陋習の多いヨーロッパから移民として大勢の人々が大陸に渡り、自分たちの理想の国家を作ってきたのです。

 

 労働力を賄うために黒人を奴隷として強制連行してきたり、ネイティブアメリカンを虐殺したりとアメリカの歴史は血に塗られたものでした。

 

 それでもそれは歴史として存在するものです。

 

 歴史を変えることはできませんが、歴史から学ぶことはできます。

 

 もっとこの人たちのことを知れば、先人たちがなぜそこに像を建てているのかが理解できるはずです。

 

 自分の過去を否定する人に輝かしい未来はないと思います。

 

 自分がこの世に生を受けさせてもらった親の悪口を言う人を私は信用しませんし、多くの世間の人もそうだと思います。

 

 自分が生まれてきた国家の悪口を言う人間を決して私は信用しませんし、一緒に何かをしようとも全く思いません。

 

 アメリカは移民の国です。いろんな文化や人種が入り混じっています。だから星条旗の下に集まり、国家を作ってきたはずです。

 

 いかにその星条旗が血にまみれていようともアメリカ国民としてそれを受け入れてきたはずです。

 

 それを否定する意見が多くなってきたのは、やはり移民のせいでしょうか。

 

 数世代にわたって共有してきたルーツが違う人たちが混入してくると多様性がいいと言ってきた文化の基礎が根底から崩れ落ちるという顕著な例になりました。

 

 そうはいってもそれはアメリカという外国のお話。日本にそれを置き換えてみることが必要になります。

 

 韓国はありもしない慰安婦や徴用工の像を韓国内ならまだしも、世界に広めようとされています。

 

 自分たちがしたのなら、それを受け入れ謝ることも必要ですが、慰安婦も徴用工も国家権力による強制連行ではなく、任意の存在だったのです。

 

 もちろん性奴隷や奴隷ではなく、ちゃんと賃金も支払われ、不幸にも命を落とすとちゃんと手厚く葬っているのです。

 

 慰安婦や徴用工は存在しました。それが歴史的事実です。

 

 でも、韓国や日本の売国奴が主張するような性奴隷や強制労働者ではないのです。その区別をきちんと世界に向けて発しなければなりません。

 

 映画『軍艦島』は鳴り物入りで封切りましたが、すぐに失速しました。韓国国内でもそのねつ造ぶりに嫌気がさしたそうです。

 

 慰安婦といういちゃもんが吹っ掛けられた時に、何もしなかったためにどれだけ日本人の名誉が貶められ、金銭が巻き上げられてきたことでしょう。

 

 河野大臣が意外にも頑張っています。拙ブログでも期待すると書きましたが、予想以上の働きです。慰安婦・徴用工は河野親子が原因だと言われたくないのでしょう。

 

 それができるのも安倍政権だから。

 

 だから安倍総理はほとんどのマスコミから嫌われています。

 

 日本国内の政情が不安定になれば誰が喜ぶのでしょう?

 

 オバマ大統領の時に、現在の世界の無秩序状態が出現しました。

 

 トランプ大統領は言い方が品がないですが、普通のことを言っていると思っています。

 

 アメリカ国内が混乱すれば誰が喜ぶのでしょう?

 

 自分の国の首相や大統領を非難して、国民は幸せになれるのでしょうか。

 

 自分たちの歴史を否定することは天に向かって唾を吐く行為だと私は思うのですが、皆さんはいかがですか?