なぜ広島と長崎に原爆が落とされたのでしょう? | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 先日の広島に続き、明日は長崎に原爆が落とされた忌々しい日です。

 

 多くの無辜の一般市民が残酷な炎と強烈な爆風によって命を落とされました。哀悼の意を表したいと思います。

 

 当時、日本はすでに積極的に攻勢に出る余力はありませんでした。

 

 硫黄島が陥落して以来、B-29に護衛戦闘機が多数つくようになり、それまでのような撃墜の成果もあげられず、その数の多さに防空を担当していた陸軍航空隊もお手上げの状態でした。

 

 それでも、日本に飛来したB-29を275機も撃墜しています。先人たちの身を削る奮闘ぶりに頭が下がります。

 

 沖縄戦でも米軍が動員できる航空機の数は2000機を超え、日本にはその10分の一もなく、徒手空拳、文字通り体当たり攻撃で米軍の侵攻を防いでいました。

 

 海軍は遅々として進まない沖縄の地上部隊に苛立ちを覚えます。なぜならば、沖縄の海に艦隊がい続ければ特攻機の格好の餌食となるからです。

 

 やいのやいのと陸上部隊をせかします。

 

 そのため、上陸部隊の司令官であるバックナー中将は各部隊を督戦して回らざるを得ませんでした。そしてその途中に戦死するのです。

 

 それくらい沖縄県の攻防は両軍にとって熾烈を極めていました。

 

 米軍はフィリッピン戦の1.8倍のボディバッグ(棺桶)を事前に用意した事からわかるように自軍にも多大な損害があることが分かっていました。

 

 でも、沖縄県つまり南西諸島をどうしても手に入れたかったのです。

 

 それは戦後のアジア戦略に欠かせない場所だったからです。

 

 アメリカというのは自国の若者の命よりも今後の自国の優位性を優先する国です。

 

 原爆投下にしても、強力な兵器を今後の大きな脅威である共産主義勢力に見せつけるための実験に使われました。

 

 広島はウラン型、長崎はプルトニウム型という二種類の原子爆弾を日本人という有色人種で生意気にも白人に刃向ってきた国に落としたのです。

 

 でも、有色人種である生意気な日本人でも原子爆弾投下の決断を躊躇させることが可能でした。

 

 それは、日本が報復手段を持っていたら当時の米国でさえも核兵器を使用しなかったでしょう。

 

 戦後、日本の教育で憲法9条のせいで戦争は悪だから一切それに触れない教育を私たちは受けてきました。

 

 戦争=悪、軍隊=悪魔のように骨の髄まで刷り込まれてきました。

 

 ところが阪神淡路や東北大震災などの自然災害時に国民を身を挺して救助する自衛隊を目の当たりにした国民は自衛隊の存在意義について見方を変えるようになります。

 

 そこで焦った左巻きは自衛隊は軍隊ではないというような印象操作をしますが、自衛隊は現在は法律によってがんじがらめにされて存分な実力を発揮できませんが、士気や練度は世界の一流の軍隊とも引けを取りません。

 

 日本は古代から軍事大国であり、むやみに使いませんが恐れられてきた国なのです。だから聖徳太子はあの有名な「日の出ずる天子・・・」という文を隋の煬帝に送ることができたのです。

 

 大陸と同じ兵力を持つ必要はありません。なぜなら大陸の国は四方を敵に囲まれ、全軍をこちらに向けることは不可能だからです。

 

 単純に飛行機や軍人の数を比べることは全くのナンセンスと言っていいでしょう。左巻きの評論家にCHINAに敵うわけがないからすり寄れと言っている人がいますが、ただの無知か売国奴です。

 

 このように軍隊・自衛隊は悪ではなさそうだというのが最近の日本人の感覚になってきているのではないでしょうか。

 

 でも、まだ戦争=悪というイメージが強い人がいます。

 

 これは仕方ないと思います。私もそう思います。ですから何としても戦争は避けなければならないのです。

 

 そういう中で戦争は絶対ダメだから9条替えたらいけないとか、強力な兵器は隣国を刺激するから持ってはいけないとかいう選択が一番手っ取り早く日本国民を戦争に巻き込む近道だということが理解できていない人がおられます。

 

 大人として無責任だと思います。

 

 私たちは子や孫を守る義務があります。この子たちの幸せを守るために喜んで銃をとり、命を投げ出す覚悟が必要なのです。

 

 そういう人たちであふれている国を他国は侵略しようとはしません。なぜなら自分の被害が大きくなるからです。

 

 他のアジアの国々が一斉に日本に攻撃を仕掛けてくるようなことがあれば、いくら日本でも滅亡するでしょう。

 

 国際的に孤立しないためにも集団的自衛権を行使して他の国との協調を図るのですが、無知な人と売国奴はそれを許さないと国会前で息巻いていました。

 

 ヘイワ主義者が主張する通りに日本国が行えば、国民が危険にさらされるのがなぜわからないのでしょうか?

 

 それに同調する方々へ、

 

 福島瑞穂を日本国の総理にしたいですか?

 

 蓮舫を総理にしたいですか?

 

 菅直人や鳩山由紀夫にもう一度総理になってほしいですか?

 

 オバマ大統領はきれいごとばかり世界各地でいいました。その結果、ISができたり、テロが激化したりして世界が混沌としたのです。

 

 アメリカは残酷な国です。それは他の国も知っているのです。だからアメリカが強気ならば他の国は忖度して無茶はしないのです。

 

 日本から戦争を仕掛けることは良くありません。

 

 でも、向うが国民の一人にでも危害を加えようとしたらそれに断固立ち向かうのが独立国の独立国たるゆえんなのです。

 

 国民を守れない国家は、国家ではないと思います。

 

 そういう意味では拉致被害者を救出できない今の日本は独立国家と呼べないと思っています。

 

 日本がヘイワ?

 

 ふざけるんじゃない!自国民が北朝鮮に無理やり連れていかれているのに救い出せない状況下にあるのは、国家としての主権を侵害されていることにほかなりません。

 

 もしそれが自分の家族や親しい友人でも同じことが言えますか?

 

 CHINA船の領海内での操業なども日本の主権を冒されているし、竹島も韓国から不法に占拠されています。

 

 これがヘイワですか?

 

 尖閣諸島付近の漁場では、日本の漁船は操業できずにCHINAの漁船が数にものを言わせて魚を取っています。

 

 もし、日本が国際法に則って、主権の発動が普通にできたらだれもそこまで来ません。沖縄県の漁民の方は困っているのです。

 

 それでも自分に関係ないから日本はヘイワと言えるのでしょうか。

 

 無責任極まりないですね。

 

 なぜ日本に原子爆弾が落とされたのか?

 

 それは日本が報復手段を持っていなかったからです。

 

 もし持っていたらアメリカは絶対に核攻撃をしませんでした。

 

 もし、日本が米国の主要都市を無差別爆撃できる手段を持っていたら、各都市への無差別爆撃はあり得ませんでした。

 

 それが世界の現実です。そこに目を向けないで御題目ばかり唱えていても真の平和には繋がりません。

 

 日本国民はもっと戦争のことについて学ばねばなりません。

 

 なぜみんな不幸になるとわかっているのに、戦争が絶えないのか?

 

 「備えあれば患いなし」という言葉をもう一度見直さなければなりません。