テロ等準備罪法案の衆議院通過を支持します。 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 23日衆議院でテロ等準備罪の法案が成立し、参議院へ送られました。

 

 この法案に関して、国連人権委員会の特別報告者が「人権侵害の恐れがある」と個人的意見を言いました。その意見に反対派は喜び、国連でも言っている、日本は国連至上主義の外交政策をとってきたのにこれを聞かないとおかしいと頓珍漢な主張しています。

 

 人権や自由が過度に制限されることは私も嫌です。自由にふるまいたいと思っています。

 

 でも、自分や家族の安全のためなら少々の不自由は甘受します。

 

 先日ビジネスで台湾に言った時、福岡空港の手荷物検査場でヘアームースとシェービングジェルが没収されました。

 

 今までそんなことはなかったのですが、明らかに検査が強化されていると感じたら、友人も同じことを言っていました。

 

 いろんな可能性があるので、ジェルや液体は機内に持ち込みを禁止しているそうです。没収されるということは個人にとって不自由ですが、みんながそれを守ることで安全が担保できるならばそれも仕方ないと思い、納得しました。

 

 UKのマンチェスターで自爆テロが起こり、20人以上が死亡、大勢の人が負傷しました。あの名曲「美女と野獣」を歌っているアリアナグランデさんのコンサートでの出来事です。

 

 亡くなった方の中には子供含まれ、きっとやっとのことでチケットを入手してひと時の素晴らしい時間を過ごした直後の事件です。

 

 非戦闘員である一般市民を巻き込むこういうテロ行為は決して許せないと思うでしょう。

 

 このテロリストは、国際的な犯罪組織から指示、支援を受けて行動します。普通の人間が人間を殺傷できる爆弾を簡単に製造し、自分の命も一緒に爆発させるということはできないでしょう。

 

 せいぜい薬物で気の狂った人間が車で歩行者へ突っ込んだり、刃物を持って歩行者天国で切り付けるようなことしかできないでしょう。

 

 私は孫と歩いている時は、終始周りに目を光らせ、異常な行動をしそうな人がいないかをチェックしています。ちょっと見ればそういう人は一目瞭然です。

 

 みんなが楽しくてにこにこしている中、異常に目がギラギラしていたり、挙動が不審な場合はすぐにその場から孫を連れて立ち去るようにしています。その際さりげなくちょっと大きめの声で孫に注意をするように周りにも気付かせるようにしています。

 

 すると、すぐにそれに反応するのはお母さん方です。お父さんの方がちょっと鈍感かなと思うことが多くあります。めったにないことですが、愛する孫のために気をつけることは怠りません。

 

 今回のテロ等準備罪の必要性は、TOC条約(パレルモ条約)に加入するためと言われています。この条約には193か国中すでに187か国が加盟しており、日本はまだ加盟していません。

 

 このTOC条約というのは、「国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約」で「国際組織犯罪防止条約」とも言われています。

 

 これにより各国ではテロに対しての警備がどんどん強化されてきています。でも、日本では全くの野放しです。

 

 だから北朝鮮による拉致などが起こるのです。拉致もテロです。

 

 世界各国の警備が厳しくなったために、そういう国際的犯罪組織が活動がし易い日本に拠点を移し、成田発の米国の旅客機にテロを仕掛けたり、英国の有名人がコンサートをしているところで爆弾テロをしたり可能性が高まると思います。

 

 日本ではまだ移民が少ないために、外国人が少ないと思いがちですが、先日東京に言ってびっくりしました。10年ほど前に住んでいた時には一車両に二・三人の外国人を見かけるのが普通でしたが、いまは十数人見かけるようになったからです。

 

 その時は明治神宮へ行きましたが、参道は外人ばかり。

 

 これでは治安を預かる警察も大変だと思います。

 

 そういう中、この国際組織犯罪防止条約を批准するための国内法の制定が急務のはずです。

 

 なぜこれに反対するのかわかりません。

 

 国際組織犯罪防止条約です、共謀罪ではありません。

 

 組織的犯罪を防止するための法律です。だから個人が捜査対象ではなく、組織的犯罪をしそうな団体が監視対象になります。

 

 もちろん日本共産党などはその監視対象です。先日まで共産党員で警官を撲殺した犯人をかくまっていましたから。

 

 青山繁晴氏によると、「この法案の中に「テロ」という文言が入っていないという野党の議員がいるが、政府による人権弾圧に反対する勢力がいる中「テロ」という言葉を入れると国際社会が受け付けないから」と説明されて納得しました。

 

 例えばCHINA共産党に反対するウイグルの人たちの独立運動は一概に「テロ」とは言えません。チェチェンの独立運動などもあり、双方の見解があるために一概にはテロと言えないのです。だからあえて「テロ」という言葉が入ってい無いとのこと。

 

 これでも納得できない方は虎の門ニュースの5月22日放送分、26分前後を聞いてください。

 

https://www.youtube.com/watch?v=4kJdBmvbVfM&index=2&list=PLdoANlSaeHve-kT14L4OaVhBd8m4KVMYt

 

 そしてこの怪しげな国連人権委員会の特別報告者ですが、この人日本語が読めるのでしょうか?原文できちんとこの法案を読んで発言しているのでしょうか。

 

 私の知人にかつてアムネスティインターナショナルのこういう特別報告者と自称しているアフガニスタン人がいました。

 

 彼女は日本でいじめられていると助けを求めてきたので、義を見えせざるは勇無きなりと通訳もかねて腰を上げましたが、よくよく聞くと彼女のわがままとしか思えなくなり、支援を止めました。

 

 日本語も読めない人間がある組織からの歪曲された情報だけで正しい判断することができるのか疑問です。

 

 さらに、この日本で人権が抑圧されているという意見に同意できる日本人はどれだけいるのでしょう?

 

 私たちは自由に発言し、人様の迷惑にならないよう気を付けるためにいさかいも国際的に見て圧倒的に少ない社会に生きています。

 

 夜、女性が独り歩きしても普通の場所では安全ですし、ネットを見ても日本の最大の権力者である総理大臣の悪口を書き連ねている人たちもいます。

 

 そしてこの法案がTOC条約つまり「国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約」を批准するためのものです。

 

 国際連合条約ですよ。

 

 こういうことは特別な人でもなく、ちょっと検索すればすぐにわかることです。

 

 そういう努力もせずに、「安倍が悪い」とか「日本が右傾化している」とか「戦争ができる国なる」とか言っている人たちの精神構造はどうなっているのでしょうか。

 

 反日、反政府の組織である共産党やそのシンパなどはこの監視対象になるので必死に抵抗するのはわかるのですが、ヘイワを愛すると標榜する人たちがこれに反対するというのは理解できません。

 

 明らかに勉強不足ですね。

 

 私は自分と自分の愛する家族や仲間を守るためには、少々自由が制限されても文句は言いません。

 

 それでも自由な国日本では、他の国々に比べれば圧倒的に自由な言動が認められているからです。

 

 CHINAや北朝鮮の人権弾圧には一切文句を言わない人間がこれだけ自由な日本に対して文句を言うなどちゃんちゃらおかしいと思うのは私だけでしょうか?