日韓問題の解決は民間外交で!言うべきことははっきりと! | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 昨日盟友の藤原氏や森田氏が主宰する日本会議佐賀唐津支部の5月公開例会に参加してきました。

 

 数か月に一度唐津まで足を運び、同志たちの活動を見学させていただき、少しでも励ましになればと思い参加しているのですが、特に昨日の企画は素晴らしかったと思います。

 

 というのも、佐賀県唐津市は韓国の麗水市と姉妹都市関係で、昭和57年から35年の長きにわたって相互交流を積み重ねてこられたところに慰安婦像が昨年建ったからです。

 

 韓国内では60体の慰安婦像がすでに建っています。

 

 そういう民間外交をしてきた唐津の人たちがこれに対してどのような意見をお持ちかを知りたいと思いました。

 

 まず市議から唐津市と麗水市の交流についてレクチャーがあり、その後に麗水市慰安婦像の実際ということで、唐津青年会議所の橋本理事長が先日交流事業で麗水市に行かれた時のお話があり、最後は産経新聞から村上記者が慰安婦像の歴史と日韓合意を解説されました。

 

 どうです、この内容。とても興味あると思いませんか。

 

 ここでは唐津JCの橋本理事長の話に絞って書きたいと思います。

 

 まずJC内でも今年の交流事業は取りやめた方がいいのではないかという話も出たそうですが、こういう時だからこそ言ってみないとわからないと実施されたそうです。

 

 しかし、例年恒例の麗水市長への表敬訪問は取りやめたそうです。

 

 そして現地のJCのメンバーに案内されて慰安婦像を見に行こうとすると、「慰安婦像」という言葉が通訳さんに通じず、「少女像」といって初めて理解できたそうです。

 

 韓国国内では慰安婦像は「平和の少女像」と呼ばれているとここでも書きましたが、まさにその通り、そして韓国では漢字を使わなくなって久しく、ひらがなのようなハングル文字ではちょっとでも違うと全く分からない言葉になってしまうのです。

 

 例えば「イナバウアー」という10年ほど前の流行語がありましたが、20代の人はわかりますか?

 

 知らない人にとってこの言葉からだけではいったい何のことかわからないでしょう。

 

 「九牛の一毛」という言葉がありますが、この意味は?と聞くと、この漢字を見て知らない人も九頭の牛のおびただしい数の毛の中の一本だから、たくさんある中の一つだから取るに足らないことだとちょっと考えると答えを想像できます。

 

 でも、表音文字ではその言葉自体を知らないと何のことかわからないのです。

 

 話を元に戻します。

 

 麗水市の港の近くに李舜臣の像がそびえたちその周りがロータリーとなっています。その付近にあるのかと思ったら、そこからだいぶ離れた場所の海側にポツンとあったそうです。

 

 理事長たちは「ああ、こんな場所に建てて少しは日本に気を使ってくれているのか」と思ったそうです。

 

 でも、彼らにはまったくそんな気持ちなんてありません。それが質疑応答の最後にわかるのです。

 

 いつもの見慣れた貧相な顔の少女像、それもアメリカ軍の車両に轢かれて死んだ日本軍の慰安婦とは縁もゆかりもない少女の像です。

 

 後ろにいつものおでん文字が並んでいます。

 

 正面に映し出された映像を見ながらある人がつぶやきます。

 

 すると会場からハングル読めますよという人が現れ、鮮明な画像をスマホから見ながら訳し始めました。

 

 質疑応答は続きます。

 

 コーディネーターを務める森田氏もこの問題は詳しいのでよりセンセーショナルな内容をパネラーから引き出そうとして奮戦しています。

 

 そういう中、私も発言させていただきました。

 

 まずは、先ほどの少女像という呼称、韓国では「少女像」日本では「慰安婦像」そして海外では、「SEX SLAVES」と呼ばれ、私たちが思っている概念とはまったく違っていることを気付きましょうということでした。

 

 次がこれが日韓問題に決着をつけるための有効打になると思うことをお話ししました。

 

 それは、橋本理事長がこういう時だから民間で友好関係を言われたことで気づいたのでした。

 

 逆だ!と思ったのです。

 

 こういう時だからこそ民間の人たちがはっきりと「これはいやだ、嫌いだ」と声を上げるべきだと発言しました。

 

 日本人と韓国人の大きく違うところ、衛生観念はもちろんのことですが、信じあう仲間の範囲が大きく違います。

 

 韓国人は平気でうそをつくと言いますが、しかし、同族や仲間内では絶対につきませんし、嘘をつくとその仲間から追放されてしまいます。

 

 ですから、赤の他人や外国人は平気でうそをついても、仲間内では義理を大切にし、信義を守ります。

 

 その範囲が日本人は最大限日本国まで及びます。なぜならご皇室がずっとおわすために国の形が大きく変化せず、昔と同じ価値観を保っているからです。

 

 王朝がころころ変わり、仰ぐべく存在が変わってきた朝鮮半島に於いて一族が生き残るために運命共同体になったのは、一族や盟友だけでした。

 

 そして日本人は周りの気持ちを「忖度」します。人によると「察する文化」だとも言いますが、そんなことができるのは日本人だけだと言っていいでしょう。

 

 外国人にははっきりと「良し悪し」を言わなければわからないのです。

 

 文在寅大統領が電話会談で慰安婦合意は国民が納得しないので見直してくれと外交上きわめて非礼な申し入れをしています。

 

 大統領ができないなら、国民に教育するしかありません。

 

 それが日ごろから友好の名のもとに交流を続けてきたJCやロータリーやライオンズクラブの皆さんの出番となるのです。

 

 本当の友人同士ならば肝胆相照らしながらこういうことはいやだからやめてくれとはっきりと相手に伝えたらいいのです。

 

 本当の友人なら、そんなにお前が嫌ならば、こういうものは撤去しようということでしょう。

 

 こういうことを言っていると先ほどから訳していた文章がその訳を終えました。

 

 これは副碑に書いてある文章ですが、そこには「日本軍によって強制的に性奴隷にされた少女たちのために・・・」という内容に会場が騒然。

 

 穏便な唐津の人ですから、こんな中心から外したところに造ったのは私たちに配慮して…と思っていたそうですが、その碑の文は全くそんなことはなく、一方的に日本を批判する苛烈な文章でした。

 

 やはり、日本の忖度なんて通じない国なんだということが分かったのです。このままじゃいけないという空気があふれてきました。

 

 橋本唐津JC理事長がこれは私がむこうのJCの理事長に申し入れをしますと言い切りました。

 

 するとすかさず会場から大拍手!

 

 もし、全国の韓国と友好的な付き合いをしているJCやロータリーやライオンズクラブなどのメンバーが一斉に相手のロムに対して、「日本人は怒っているぞ。こんな像は一刻も早く撤去してほしいと言い出せば、経済的な交流を持ちたいと思っているJCやその他のメンバーはそんなに友が言うのならといって、自分たちの所だけでも撤去する動きが出てきたら、文大統領出現で危機感を覚えている保守派たちが動きやすくなるのではないでしょうか。

 

 そこまでの期待は持ちませんが、左傾化するのを指をくわえてみているだけでは何も解決しません。

 

 でも、韓国と姉妹都市関係を結んでいるところか、あんたの言っていることはおかしいよと教えなければいつまでも平行線のままだと思います。

 

 そんなに日本が嫌いならば国交断絶をいう人もいますが、その結果、最前線が対馬海峡になってもいいのでしょうか。

 

 これこそ、北の思う壺となります。

 

 ぜひ全国の姉妹都市関係を持つ地方の皆さん、皆さんが直接相手に対してこんなことはいやだと明確に言ってください。

 

 それが北の離間工作に乗らずに、日韓関係を改善させる有効な手段だと思いませんか。

 

 最後に昨日の日本会議佐賀唐津支部の5月公開例会に参加させていただきありがとうございました。おかげでこの問題の解決策の一端が見えたような気がします。