すべて裏目の民進党、今年の運命はいかに? | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 女性の力を利用して党勢の回復に努めるはずが、蓮舫代表の二重国籍問題や山尾志桜里政調会長のガソリン問題で、文字取り火だるまです。

 

 ちょっと美形の女性を前面に押し出せば民主党時代に失った人気が戻ってくると考えていたのでしょうか。あまりにも浅はかです。

 

 テレビで顔が売れているから人気が上がる時代ではありません。

 

 元旦に放送された朝まで生テレビを先ほど見ていたのですが、聞きながらあまりにもひどいのでむかっ腹を立てながら聞いていました。

 

 ただこういうのも見ておかないと左巻きが何を根拠にどんな論理で話しているのかを知るのが重要なのです。でも、一時間半で止めてしまいました。もうこれ以上は無理!

 

 その中で三浦瑠璃という東大卒の国際政治学者の甘ったるい声が流れてくると虫唾が走りました。

 

 先の大戦をかないっこない大国に戦争を仕掛けた人たちの責任を問うべきと主張していました。

 

 この人、今の価値観で歴史を見ていると直感しました。あまりにもお粗末!

 

 日露戦争の時はもっと国力や兵力の差がありました。日本は余りにも貧乏で外国に外債を売ってお金を借りなければ戦争が継続できない状態でした。

 

 それでも、生命線の朝鮮半島をロシアに侵略されようとしたときに今なら勝てるタイミング、つまりまだシベリア鉄道が全線開通をしていない時に、戦争を始めました。

 

 当然の如く宣戦布告は戦端が開いてからでした。それが当時の常識でした。

 

 当時の戦争は行事のいない大相撲のようなもので、両者が見合って気力十分になった時に一気に立ち上がるようなものです。

 

 ましてや真珠湾攻撃はその一時間二十分も前に日本軍はコタバルの英軍陣地に敵前上陸をしているのです。数十分前にはアメリカの哨戒艦が日本の特殊潜航艇を攻撃して撃沈しているのです。

 

 戦意が高まり、暗雲が立ち込めている時にこのような事例が続けば臨戦態勢に入るのは軍隊として当然のことであり、ハワイの太平洋艦隊司令部にその警告を流さなかったアメリカ連邦政府の思惑は日本に奇襲をさせたがったとしか思えません。またこの説が主流になってきていると聞きました。

 

 ハルノートを見て当時の東郷外務大臣がそこから交渉もせずに諦めたとか言っていましたが、それだけアメリカは強硬にそして高圧的に日本政府にハルノートを突きつけたのです。

 

 なぜならチャーチルの要望で日本を戦争に引きづり込んでアメリカに参戦してもらいたかったから。

 

 それを東郷外務大臣の無能だと言い張っていました。でも、そこにいた竹田恒泰氏や小林よしのり氏はそのことに反論もせずに黙って聞いていました。

 

 当時の価値観や世界情勢をしっかり分析したうえで発言していないと思えます。

 

 ちょっと美形だから、テレビ受けするから、むさくるしいおじさんの中の花一輪だから・・・

 

 理由はいろいろあると思いますが、真の実力者ではないと思います。

 

 表面ではなく、しっかりと事実と膨大な教養に裏打ちされた識者はいないものでしょうか。

 

 聞きながら私ならここでこのような発言をすると考えながら聞いているので、結構疲れます。

 

 この番組がどれだけの視聴率を稼いでいるか知りませんが、もっと人選をバランスよくしてほしいものです。

 

 ご皇室の問題を話す時にも、「天皇制」という言葉が頻繁に出てきました。竹田恒泰氏もそれを黙認していましたが、このような左翼用語を使わずに「ご皇室」とか「皇統」などの適切な言葉を使うべきだと思います。聞き苦しいですね。

 

 蓮舫氏はCHINA語で新年のあいさつをしたとか、年末に地方視察(糸魚川の火事のお見舞い)など、言葉のセンスがないのでしょうか。

 

 軽いノリで言っているのでしょうが、あまりにも不愉快な言葉、まあ存在自体が不愉快な人なのであまり見たいとは思いません。

 

 民進党はこのままでいいのかと思っていたら、野田幹事長が水際ではなく水に沈んでいると表現したそうです。この人は民進党の現状をよくわかっているようです。

 

 ただ、現状分析が事象面だけわかっていても、それがなぜなのかがわかっていないために打つ手が全部裏目になるのです。

 

 まあ、無くなってもというより無くなった方が日本のためになると思うのですが、共産党さえ躍進しなければいいのですが・・・。

 

 新生児が100万人を割ったそうです。これは何を表すか?その対策は?

 

 簡単です、扶養手当の復活をすればいいのです。

 

 一人の給料だけで食っていけないから、子供が産めないのです。以前のように同じ仕事でも世帯主(男女どちらでもいい)と独身者の給料の差を造らねばなりません。

 

 これも同一労働同一賃金というポリティカルコレクトネスから来ているのですが、世帯主、男女どちらでもいいのですが、その一人の収入で若い家族が食べて行けるようにすれば、結婚し、子供を持ちやすくなるのです。

 

 独身者は不利?だから結婚したらいいよとなると思います。

 

 このような政策を野党である民進党から出てくればもっと支持が集まるのでしょうが、ポリティカルコレクトネスを重視するあまり何もできないのではないでしょうか。

 

 本当に民進党は存在価値がありませんね。ただ、蓮舫代表は次の選挙まで頑張ってほしいものです。それが民進党が消滅する早道だと思うからです。