国難にあたって足を引っ張る愚者がいる | 井上政典のブログ

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 歴史を通じて未来を見よう。

 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 人質のうちの一人が殺害されたというニュースを今朝からテレビで流れています。本当だったら本当に痛ましいことだと思います。

 身代金は払う必要はないと思っていますが、人質の命は何とか助けたいと思う気持ちはみなさんと一緒です。

 ISISの主要な収入源は石油の密売と身代金であり、その収入のほとんどが外国からの傭兵への給料と武器の調達に充てられており、それを払い当面の危機を回避しても世界中の誰かが危機に会う可能性を増やすだけなのです。

 全くの不意に日本の国内から連れ去られた拉致被害者や特定失踪者の場合と違い、危険を覚悟で危険地帯に入った人との区別はきちんとするべきだと思います。

 ただ、私が腹が煮えくり返るのは、日本国民が危険な状況にあるということは日本国の国家の威信を傷つけられている時に、政府の懸命な救助活動をあざ笑い、足を引っ張るような言動を繰り返す野党の国会議員やマスコミが存在することです。
 
 外国のマスコミが日本の2億ドルはISISの敵対行為ではなく人道行為だと報道しているのに対し、日本のマスコミが安倍総理が二億ドルの支援を周辺国にするから人質事件が起きたなどと言っているのです。

 その国を訪問し、その国の首相と共同記者会見でその国の国旗の前で会見を行うことは至極当然のことであり、それに文句をつける国会議員は自分は外交儀礼のことを全く知らないバカですと言っているのと同じです。

 さらにバカな国会議員は、2億ドルの人道的支援金を払わないでくださいとまじめな顔で訴えています。

 この人もあの後藤さんのお母さんと一緒で原発反対でしたね。

 憲法9条の信者さんたち! 

 出番ですよ!

 この事態を話し合いで解決してください。

 国際政治で話し合いで解決する場合には、お互いの持ち駒を交換するか、武力に訴えるか、お金で解決するかです。

 日本には初めから武力に訴えるという手段がもぎ取られており、持ち駒の交換か、お金を払う手段しかありません。

 でもお金を払うと他の国からの信用を失い、そのお金は新たなテロを支援するものになります。

 でも今回は、なぜか二回目の要求からいつの間にか「2億ドル」は消えています。

 政府が外野のバカ騒ぎをよそに一所懸命に交渉した結果だと思っています。

 前回も書きましたように、中東の情報を一番握っているのはドイツの諜報機関です。

 そのドイツはイスラエルと繋がっています。

 さらにフランスも中東問題には精通しています。

 どこの国も情報収集や人脈作りにお金を使っているのです。

 以前大使館の無駄遣いとキャンペーンをマスコミがやっていました。

 CIAやモサドの様な諜報機関を持たない日本が、唯一持っている情報機関は各国の大使館や領事館の職員です。

 その付き合いを無駄だと騒ぎ立てていたマスコミの責任は?

 このような時に、無駄な経費が生きてくるのです。

 昨日の田母神閣下のお話でもありましたが、談合は良くないとキャンペーンをして談合を徹底的につぶした結果、三分の一の建設会社が倒産しました。

 余分な建設能力の遊びがなくなったために、今回の東北大地震のような大災害の復興の時に使える建設労働者がいなくて、復興費の高騰や人手不足で復興が遅れています。

 さらに民主党政権の時に決めた科学的根拠のない1ミリシーベルトというばかげた基準のおかげで無駄な除染作業に大切な復興資金を使い、それが暴力団などに流れているという悪い構造を産んでいます。

 もうすぐ四年になりますが、癌の発生率は別に高くなっていませんし、放射線が直接の原因で亡くなった方は誰もいません。

 免疫学や放射線防護学の先生から放射線は蓄積しないことが解明されています。

 この時の野党は自民党でしたが、無駄に政府の足を引っ張ることはしなかったと記憶しています。

 被災した方々のために努力をしていたと思います。それがのちの信用に繋がっているのですが、今回の人質事件での野党の対応はどうだったでしょうか?

 これを機に安倍総理の足を引っ張ろうとしているだけのように思えてなりません。

 普通の国民がこういう国難に直面した時こそ、責任ある政治家がどのような態度を取るかを知らねばなりません。

 民主党の議員が日本国の政治家として不適格だということは十分にわかったはずですし、それに同調するマスコミのコメンテーターも売国奴であり、いざという時は全く役に立たないことを証明する良い手立てとなります。

 こういう時に、今日の午前中は第三回の日曜討論に出演してきました。
 
 これは一か月以上前から企画していた中東問題でした。

 それがこれほどタイムリーになるとは思いもよりませんでした。

 イスラエルの国防視察団(団長田母神閣下)のコーディネーターと事務局長のお二人に出演いただき、イスラエルの国防兵器や考え方、中東問題、日本の国防に関する概念などについてしゃべっております。

 http://www.ustream.tv/recorded/57959517

 ぜひここからご覧ください。

 旅客機に装着してゲリラコマンドの携帯ミサイルを撃退する装置などの動画も出しています。

 アイアンドームと呼ばれる自動で市街地に打ち込まれるミサイルや砲弾を撃ち落とすシステムやなかなか普通の番組では取り扱わない内容となっています。
 
 これを見ながら、もう一度国難にどう対応するか、対応するべき国会議員の資質をしっかりと見つめなおしませんか?