場違いの 抗議に気づかぬ 愚者がいる! | 井上政典のブログ

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 歴史を通じて未来を見よう。

 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 愚者シリーズ第二弾です。

 国会前でまたまた騒いでいる連中がいるそうです。フェイスブック上で何人もの方が写真を晒していました。

 あの有名な社民党の元党首の福島瑞穂氏も映っています。

 この人たちの主張が誰に何を言っているのか私には理解ができません。

 どなたか教えていただけませんか?

 イラクやシリアの国内でテロ集団が勝手にそこを支配し、石油を密売し、他国の一般市民を誘拐してその身代金を稼いでいる悪党どものはずですが、私の認識が違うのでしょうか?

 ここ中東は、石油の利権が飛び交うためにほんらいならば自然と強調しながら暮らしていた人たちが文明社会の欲の渦に巻き込まれたところです。

 もし、ここで何も取れなければ、ここで生まれ育った人以外は、とうぜん誰も住みたがらず、だれも欲しくない土地でしょう。

 しかし、神様は恵のつもりか原油という人々が文明を維持するために必要なものを下さったにもかかわらず、それを適切に使えずに紛争の元となっています。

 イスラム教が何か狂信的な宗教のように見える人もいると思いますが、イスラム教自体は温厚で寛大な宗教であることは間違いありません。

 女性に関しての扱いが今の時代とちょっと合わないと思いますが、イスラム教自体は本来平和と安寧を好む教えなのです。

 一神教の場合どうしての思考体系が「神」と「悪魔」という二元対立になってしまい、自分が正しければ違う意見を持つ相手は間違いであるということになりがちです。
 
 でも、現在中東で起きている問題は宗教戦争ではなく、石油を巡る富の配分の仕方の問題が本質であることを理解せねば、いつまでたっても問題の解決策は見えてこないと思います。

 そして安倍総理が中東各地を訪問して各国の首脳と建設的な話し合いをしていますが、それをされたら嫌な国があるのです。

 西側の国々は、これ以上戦火を広げたくありません。

 ロシアもこれ以上原油の値段を下げられたら困ります。

 原油価格を安定させるためには、産油国が協調路線を敷くしかないのです。

 西側も財政ひっ迫の折、これ以上戦費を使って借金を増やしたくないのです。

 そこでどちらとも仲良くできる日本の出番なのです。

 中東の火種であるイスラエルは、戦前から迫害されていたユダヤ人を大勢救ってきたのは日本です。

 それは、日露戦争の時に足りない戦費を国債を売った賄おうとしたときに、国家の規模や軍人の多さではなく、人材がそろった国に、つまり人間力の豊かな国にユダヤ人銀行家ヤコブ・シフが音頭を取ってその募集国債の半分を引き受けてくれたのです。
 
 それを見たほかの銀行家たちもあのシフが投資するのなら問題ないだろうと国債を買ってくれてやっと戦費が調達できたのです。

 それを知っているご皇室は、イスラエル大使が信任状を持って赴任のあいさつに上がる時は、天皇陛下から必ずこのことのお礼を言われるそうです。

 誰がマクドナルドに立ち向かう、新興の小さなハンバーガーチェーンに出資するでしょう?

 それをしてくれたからこそ、日本は戦争に勝てたのです。

 イランがイギリスの支配から抜け出そうとしたときに、世界で最初にタンカーを横付けしたのは、そうですあの出光佐三翁の日章丸でした。

 いまでも、イランの人々は日本人に好意を持っています。

 イラク戦争後にサマワに復興支援した日本の自衛隊は、撤収の時に帰らないでとデモが起こったほどです。

 炎天下、日本の自衛隊員とイラクの作業員が協力し合って自分たちが話し合った工程が終わるまでその日の作業を終わろうとしなかった光景を他の国々の人たちがわざわざ視察に来たほどです。
 
 一緒のものを食べ、一緒に汗を流し、戦禍にまみれた祖国を復興させるという尊い理念を共有し、作業した結果です。

 イラクの人を人とも思わない欧米の軍隊と、イラクの人と共に祖国の復興を建設しようとした日本人の精神の違いです。

 トルコは100年以上前のエルトゥール号事件の恩返しに、自分たちは陸路で歩いて国に帰り、その迎えに来た飛行機を日本人のために譲った話は有名ですよね。

 ソープランドのことを昔はトルコ風呂と言っていました。

 一人のトルコの青年が自分の祖国の名前が売春のための施設に使われていることは嘆かわしいとある国会議員に訴えたのです。

 それが渡部恒三でした。そしてアラブ語が堪能なジャーナリストだった小池百合子氏もその問題に呼応し、いかがわしい性風俗の名前から「トルコ」という名前を消し去ったのです。

 若い人は「ソープランド」という呼び名しかわからないと思いますが、30年ほど前までは「トルコ風呂」のほうが普通だったのです。

 話が力いっぱい飛びました。
 
 日露戦争の時に、周辺の国に悪さばかりして嫌われ者のロシアをやっつけた勇気ある国として日本はアジア諸国のヒーローとなったのでした。

 だから、戦後日本が憲法9条で戦わないことを宣言したからみんなから好かれているのではありません。

 卑怯者の腰抜けが人々から尊敬されるわけがありません。

 戦前の日本は勇気溢れる国であり、近代になって最初に白人を打ち負かした有色人種の国だったのです。

 本格的な独自の憲法(大日本帝国憲法)をアジアの国で持ったのは日本ですし、日本はアジア諸国のあこがれなのです。

 現在は周辺に害悪をまき散らしている国といえば、そうCHINAです。
 
 この国は日本が産油国がひしめく中央でこれ以上人気者になることをとっても疎ましく思う国なのです。

 そこで拘束していた日本人を安倍総理の中東歴訪のタイミングで表にだし、日本は軍事的に何にもできない腰抜けの国だと世界にアピールしたいのです。

 あの後藤氏のお母さんと名乗る変人が、自分の息子の命乞いよりも原発や9条のことを外国人特派員の記者会見で話したことに繋がるでしょう。

 それに共産党のおばさんや山本太郎やその親分の小沢一郎がその動きに呼応しているのを見て確信しました。

 国会前で2億ドルの人道支援を止めてといつもの太鼓をたたいてシュプレヒコールを繰り返す同じ筋の人たちともつながります。

 「CHINAと日本のシーレーンが同じである」という原則を理解していれば、わかると思いますよ。

 そしてCHINAは経済を減速させないためにも、石油の爆食が続くと考えれば日本の存在というよりも、安倍総理の存在がとても嫌なものになっていると考えても問題ないでしょう。

 本来ならば、日本人に仇する国は徹底的に叩くぞと言いうのが一番効果的だと思うのですが、それが出来ない現状はまず国内で意見を統一化することから始まると思っています。