集団的自衛権の行使容認で右傾化という馬鹿がいる。 | 井上政典のブログ

井上政典のブログ

 歴史を通じて未来を見よう。

 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 まだ一昨日の選挙結果が納得いかない私やその仲間たちですが、今日は朝四時半に起きて6時の新幹線で呉まで行きました。

 空母いせによる戦艦伊勢の洋上慰霊祭に列席するためです。

 いろんな護衛艦には乗せていただきましたが、空母は初めてだったので朝が早く大変でしたが、やっと足の痛みも取れたので行ってきました。

 フェイスブック上に写真は上げていますが、エレベーターに乗って格納庫から飛行甲板に上がったり、出航時や帰港時に環境でその緊迫した状況を見たりして少年の心のようにワクワクして艦内を見回りました。

 案内してくれた若い機関士の将校に「どうして防大に入ったの?」と聞くと「国に何かあった時に自分は何をするかと考えたら防大に入るのが一番いいと思いました」と言ってくれました。

 私は思わず「偉い!」とほめ、その若者を頼もしくなり、もう一度見返しました。

 まだあどけなさが残る若者ですが、やはり姿勢は凛々しく海軍士官らしい美しさです。
 
 このような若者が自衛隊でがんばっている限り、まだまだ日本は捨てたもんじゃないと一昨日からの暗い気持ちが明るくなりました。

 その後せっかく呉まで来たので大和ミュージアムに行こうと思いましたが、久野潤先生に紹介していただき、戦艦伊勢の元乗組員の91歳の田部元一番砲塔の乗組員をされていた方に会いに行きました。 

 田部さんの家は呉港が見渡せる9階の部屋で暮らしておられますが、91歳の老人の一人暮らしとは思えないほど、きれいに整理整頓されており、さすがに海軍魂が入った海軍軍人だと思いました。
 
 鍵なども所定の位置をきちんと決め、出かける前にはコンセントや火の元などをもう一度確認するように札が書きだしてありました。
 
 そして昔の話を一時間半にわたってお聞きしました。

 中身はまだ今度機会があったら詳細を書きますが、最後に田部さんがおっしゃった言葉が心に残っています。

 「あそこには私の青春がある」と呉港を見ておっしゃったのです。
 
 命をともにした戦友との日々や戦後も励ましあって生き抜き、いまでは3人しか生き残りがいないとまで言われていました。

 戦艦伊勢は昭和20年に呉港内で米軍の空襲で着底したために、その他の戦艦に比べて生き残りが多いのですが、戦後70年もたってくると貴重な生き証人が一人、また一人と鬼籍に入られます。
 
 そのお話を聞いてみなさんに伝えるのも大切な私のお役目だと思っております。
 
 田部さんは、戦友に関して兄弟のようなもので、かけがえのないものだとおっしゃいます。

 「こんな思いは平和な時に育った人にはわからないだろうが、命をともにした間柄だからかけがえのない友を得た」ともおっしゃいました。
 
 戦後の教育で戦争=悪、軍隊=悪と決めつけ、日本人の心に刷り込んできた自虐史観に染まり切っている人たちに田部さんの話を聞かせたいと思います。

 そんな中で友人のFBのコメント欄に「自民党の右傾化が心配だ」という馬鹿なコメントを目にしました。

 それより共産党が21議席も取り、反原発を訴える菅直人が復活当選したことの方がよっぽど日本の将来のために心配だということがなぜわからないのでしょうか。

 共産党が21議席を持つということは法案の提出ができるということであり、それが自民党左派や公明党と呼応して妥協をするように見せかけて55年体制のような反日法案が成立することの方がもっと心配です。

 公務員の特定秘密保護法が施行されましたが、普通に暮らしている日本人には全く関係がありません。

 この法律が施行されて一番困るのは日本に仇なそうとする輩です。

 それが民主党や共産党なのです。

 集団的自衛権は以前も書きましたが、どこの国も普通に持っている権利であり、それは国民の生命と財産を護るためのものです。

 国家が国民の生命と財産を護ることができなければ、国家の意味がないのです。私たちも税金を払う意味がないのです。
 
 そんなことも分からないバカどもや、そもそも選挙に行かない大ばか者どもに腹が立ってしょうがありません。

 でも、今日出会った青年士官や亡くなった戦友や先輩のために呉の海軍墓地のお世話をされている田部さんのような存在が一服の清涼剤として気持ちを清々しくしていただきました。

 ネットで悪態ばかりついている人たちよ、一歩外に出よ!

 そして世の中の現実や一所懸命に祖国のために貢献している人に出会え!
 
 さすれば今の自分がみじめで詰まらない存在だということが理解できるでしょう。

 そうして外に一歩踏み出せ!

 するとそのあなたの命も輝きだすでしょう。