何のための領海か?自国民が安全に自国領内で漁をすることができない現実。 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 昨日テレビで小笠原諸島の漁業従事者の方が切実に訴えていました。

 「CHINAの漁船があれだけうようよいると怖くて漁に出れない」と訴えておられました。

 CHINAの漁船と言いますが、その大きさは200トン前後です。2か月間遠洋に出て帰っていけるだけの燃料と物資を積んでいる船にくらべて、普通の漁船はほんの数トンの小さな舟です。

 その大きさの違いはちょっとあたっただけで日本の漁船は転覆沈没してしまうほどの違いなのです。

 本来ならば、日本の漁船団があの海域でお魚を取り、それによって漁師さんやその家族、そして漁業関係者の生活を潤しているはずです。

 ところがCHINAの漁船団があちらこちらに出没するために漁に出られず困っているのです。

 こういうのを本末転倒と言います。

 領海や排他的経済水域での船舶の航行は認められていますが、そこで経済活動をすることは厳しく禁止されています。

 にもかかわらず、CHINAの大型漁船は我が物に我が領海内に侵入し、手薄な海上保安庁の船をあざ笑うかのように操業を続けています。

 数百万の燃料費をかけて日本の領海内に侵入してくるのです。ただ通常の通航とは違いますし、その海域にとどまる理由は明らかに宝石サンゴなどの密漁なのです。

 航空機をもっと頻繁に飛ばし、違法操業の写真を撮り、その写真に基づいて臨検を実施し、どんどん取り締まるべきだと思います。

 でも、200隻もの大船団に対してわが海上保安庁の船は数隻しかありません。手が回らないのが現実問題ですが、だからこそ、その海域に侵入することを防ぎ、違反者には銃撃を加えることも辞さない強固な意志表示が必要になってきます。

 それか日本の秘密兵器9条信者たちを小笠原諸島付近の海域にお連れし、違法操業しているCHINAの漁船に憲法9条の崇高な理念を説かせたらいかがでしょう?

 きっとありがたい教えに涙を流し、自分たちの罪を恥じて引返すことでしょう。

 そうすれば私も憲法9条の威力を信じ、日本のヘイワは憲法9条で守ることができると大きな声で言うようにしますが・・・。

 福岡にある官幣大社筥崎八幡宮の楼門には「敵国降伏」という扁額がかかっております。

 これは武力より敵国をねじ伏せ降伏させるという意味ではなく、徳を持って日本のような徳の高い国に矛を向けることはできないと思わせることの意味を表しています。

 自分よりも徳が高いと思うためには、その人も徳を持っていなければなりませんが、CHINA人に徳を求める方が間違っているのです。

 CHINA人というよりも、CHINA政府と言った方がいいかもしれませんが、徳があろうとなかろうとCHINAの覇権を誇示するためには手段は選ばないというお国に対して、憲法9条の高邁な理念は通じるはずがありません。

 これは一般の人たちの間では通じても、社会的常識がやくざやチンピラには通用しないのと同じなのです。

 彼らの共通点は「力」であり、徳ではありません。

 彼らの考え方は、力を持っているものが持たないものに対して傲岸不遜にふるまうことは何もおかしいことではないのです。

 そういう理屈の通じない国には力で対抗するしかないのです。

 数百万の燃料費をかけて日本海域に来ても、数億の赤サンゴが取れれば一獲千金の夢が果たせます。だからみんな来るのです。

 もし、数百万の燃料費をかけて日本海域に来たのに、そこに入ることもできず、密猟ができないとわかり、さらに拿捕や銃撃の危険性があるとしたら利に聡く自分の命を大切にするCHINA人は二度ときません。

 ある変な写真をみました。漁船の乗組員が写った写真ですが、首から上が日焼けで真っ黒なのに、胸は真っ白なままなのです。

 普通の漁民ならば、暑いときは上半身裸が当たり前です。だから、顔と同じように日焼けしていても何ら不思議ではありませんが、首から下の上半身が真っ白だということが示唆するものはたった一つです。

 普段から服を着ているのです。海上で服を着ているといえば、海上警察か海軍の軍人であるといえるでしょう。

 あのぼろぼろの船の中にはCHINA海軍の情報収集船が混じっていて、日本の航空機がどれだけの速さで現場に到着し、どれくらいの滞在時間があるとか、海上保安庁の船がどのような動きで千段に対応するのかという情報を収集するのです。

 それかあの船団の真下に潜水艦が隠れていて、日米の警戒ラインを突破したのかもしれません。
 
 これは暴走族が家の周りをうろつき、時々庭に入って芝生を傷めているのと一緒です。
 
 暴走族が怖くて家の人は外に出ることもできません。警察はそのまわりにただいるだけで取り締まろうとしていません。

 もしこれが自分の家で起こったならとても嫌でしょう。何とかしてほしいでしょう。それが小笠原諸島付近の海域で起こっているのです。

 さらにこの大船団が小笠原諸島と尖閣諸島付近に同時に出てきたら、数の少ない海上保安庁の艦船はどう対応するのでしょう。

 もしそのうちの数隻が無人島に上陸し、そこを占有したらどうするのでしょう。

 この島はCHINAの領土だと勝手に宣言して、この島の周りの200海里はCHINAの領海であると勝手に操業したら、これこそ一触即発の危険な状況になります。
 
 だからそんなことをさせる前に、領海の際で日本の船がラインを敷き、これ以上は日本の領海であり、これからの通行を禁ずると宣言し、それに従わないものには、威嚇射撃後に攻撃を加えたらいいのです。

 一度きちんと対処すると二度と来なくなります。

 日本の本気度合いを図っているように思えてなりません。

 だから本気だということを見せつければ、怖がって近寄りません。

 今は舐められているのです。

 そしてCHINAの大船団が日本の領海内に居座っている日本の恥を全世界に配信しているのです。
 
 政治家の勇気ある決断がこれからの安全を確保できるかどうかを握っています。

 CHINAに対して懐柔策は全く効かないということを歴史は証明しています。強気での行動以外に解決策はありません。

 そして小笠原の人たちが安心して漁業に励める日を一日も早く取り戻してあげなければなりません。