田母神候補は元軍人で軍国主義者で強面? | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 東京都知事選で田母神候補の存在感がどんどん高まってきています。

 細川候補が東京都知事選とは思えない支離滅裂の言動と過去の払しょくしきれない金銭問題、起爆剤の小泉純一郎、そして超人気者の菅直人などによる民主三バカ首相プラス疑惑の総合商社小沢一郎の支援を受けるという豪華版の重みで小さな船が沈みかかっています。

 すると、都知事選は舛添候補対田母神候補の一騎打ちの様相を呈しています。

 18日に予定されていた青年会議所主催の公開討論会の中止が田母神陣営から宇都宮さんだけだったら出ないと申し入れがあり、その後に舛添陣営から正式に出ないとの申し出あったので、中止を決定したと報道されました。

 この報道の通りならば、田母神陣営が出ないからこの公開討論会が中止に追い込まれたように見えます。

 しかし、私は田母神候補もその秘書の石井よしあき氏もよく知っています。

 彼らは武人です。相手から戦いを挑まれて逃げ出すような腰抜けでは決してありません。

 だから、先ほど秘書の石井さんに電話をして問いだたしました。

 それによると、公開討論会は細川候補は早くから出ない、出れない?と言われていたそうです。これはまた別の事情があるのです。

 舛添陣営は出るか出ないかを明確にしていませんでした。

 そのため、田母神陣営も舛添候補が出てこなければこちらも辞退しますよといっていたにもかかわらず、田母神陣営から先に辞退の申し出があったように発表されたのです。

 これには田母神陣営から正式に抗議をするそうです。

 イメージ的には田母神陣営が公開討論会を避けたために中止になったと世間には思われがちです。

 しかし事実はそれと異なるのです。

 青年会議所の担当していたみなさん、私は日々の祖国に対する真摯な活動に敬服している一人ですし、若いときは青年会議所にも所属していました。

 今も青年会議所のたくさんのメンバーと交流があります。

 青年会議所という日本中に影響力を持ったところが、正確な発表をしないと何も知らない都民に間違った情報を与えることになります。

 ぜひ、正確な経緯を発信していただき、誤解を解いていただきたいと思います。

 私は青年会議所ならばできると信じております。

 田母神候補は元軍人でばりばりの保守派であり、国家主義、軍国主義の権化のように思われがちです。

 でも、次のような問いに対してその答えを考えてみてください。

 みなさんは、自分たちの地域の指導者が自分たちのご先祖様の悪口を言い、国旗や国歌や皇室に対して敬意も払わず、ただ中韓にぺこぺこと『日本が悪うございました』と謝って仲良くしてもらおうとする方がいいですか?

 みなさんは、自分たちの指導者が自分たちの組織や町が一番の大きな問題に直面した時に、すたこらさっさと逃げ出し、自分の保身を図る方がいいですか?

 みなさんは、自分の指導者がいままで関係のあった人から党の要請も断って、しかも自分が不利になるのも分かっていながら支援をするのを拒否されるような人がいいですか?

 みなさんは、自分の指導者が全国でも有数の出身校の同窓会組織があいつだけは絶対に支持しないと言われている人がいいですか?

 いかがでしょう?

 有名人はその作られたイメージによって世間から判断されます。

 テレビによく出ているから、頭がよさそうだから、話に説得力がありそうだからとかで決定しがちです。

 国会議員ならば、まだ大きな組織の一人なのだから、少々のブレがあっても問題ありません。

 しかし、首長となればその人の人格や性格がその都市の政策にもろに反映されます。

 後藤新平という明治の偉大な政治家がいました。

 関東大震災の直後に復興を担当したのです。その時に後藤新平は大風呂敷を敷き、帝都東京を災害に強い都市にすると宣言し、復興にまい進しました。
 
 木造家屋の多い日本で火事による延焼を食い止めるには防火帯になる道幅の広い道路を作ることが帝都を護るために必要だと力説し用地買収をする復興策を取ろうとしました。

 しかし、その膨大な復興資金やいろいろなしがらみや利権が絡む東京でそれをするためには困難が多く、結局後藤新平が最初描いていた構想の十分の一の予算になってしまったのです。

 関東大震災の直後でもそうだったのです。経済を復興させることが先決だとか、この土地は先祖伝来の土地だからとかそれぞれがわがままを言ったのです。

 結局、東京は防災都市として不十分なまま大東亜戦争を迎え、国際法を無視して行われたアメリカ軍の無差別爆撃によって、大勢の東京市民が焼き殺されたのです。
 
 その惨状をご覧になった先帝陛下がぽつりと後藤の案を実現していたらここまで民を死なせなかったのにと言われたという逸話がのこされています。

 東京直下型地震や大災害がもし起こった時を想定してその準備を着々と進めることを具体的に提唱する知事は今までいたでしょうか?
 
 偉そうに政治家だと威張っていても、実際に大組織を動かした経験のある人は皆無です。

 知事になって命令したら誰でもすぐに動くと思っているのです。
 
 近々のいい例が民主党政権でした。マルクスレーニン主義が基本にある人たちは、世の中は支配する側と支配される側に分かれているという発想を持っています。

 だから、支配する階級になったら支配される階級に命令したらすぐに動くと思っているのです。

 特に軍隊などは「上官の命令は天皇陛下の命令と思え」という戦後左巻きの間違った解釈が当たり前になっていますから、どんなぼんくらが上官になろうとも軍隊はすぐに動くと思っているのですが、それは大間違いです。

 防大出たばかりの若い上官が小隊を率いる時に、古参の下士官の心を掴まねば部隊はその力を満足に発揮できません。

 戦時に上官の命令で死ぬかもしれないと知っている兵士たちは、日ごろからその上官の言動を見ているのです。

 そしてその上官が信頼に値すると思わない限りは、その部隊の能力は全然発揮されないのです。

 位や役職で人を動かすのではなく、その人格で部下を統率していかねばならないのです。

 服装にも一部の隙も無く、言動にもその気迫が込められています。

 だから、近寄りがたいというイメージが付きまとうのです。

 でも、田母神候補はそれを突き破り、気さくで軽快な語り口は論理が明瞭でわかりやすくお話になります。

 私のようなもののアドバイスも真摯な態度で聞いていただけますし、しかし、その威厳は体の芯からにじみ出てきます。

 心から尊敬ができ、この人が上官ならば喜んで死地へも飛び込んでいけると思うほどです。

 名護市で反基地を主張する稲峰氏が再選を果たしました。名護市民の民意ですが、それにより本当に名護市、沖縄県、そして日本のためになるのでしょうか?

 もし、名護市のようなことが日本の首都東京で起こってしまったらどうなるかを考えるだけで末恐ろしいものがあります。

 人間と動物を隔てるもの、その一つに将来に対する備えという危機を想定し、その危機の被害を最小限に食い止めることができるということではないでしょうか。

 フェイスブックで友達の地元の国会議員などに「舛添などを支援して自民党は大丈夫なのか?」とコメントしたところ、そのコメントにたくさんの人が「いいね」をしてくれていました。
 
 名前をみると知らない人ばかりです。同じ思いの人がいるのだなとうれしく思います。
 
 私は安倍自民党を応援しています。安倍政権だけが日本を誇りある美しい国にしてくれると思っています。

 でも、そのおひざ元に公明党の票が欲しいだけの政治信条もない議員たちがうろうろしていたら、また自民党はみんなから愛想をつかされかねません。

 それを危惧しています。

 片山さつき議員はそんなに好きな政治家ではありませんが、彼女は舛添の支持を表明しろという党本部の要請を拒否しています。

 この人もなかなか気骨のある政治家だなとちょっと見直したところです。

 皆さんはいかがですか?東京都知事選は一地方選挙ではありません。日本の将来を大きく左右する重要な選挙です。

 私は田母神候補を支持いたします。