選挙も終盤に差し掛かり、昨日深夜のテレビでの党首討論では、各党首とも声は枯れ、疲れがありありと見えました。そのなかでも、とりわけ元気だったのは、消えそうな社民党党首福島瑞穂女史と新党大地の鈴木宗男氏、そして共産党の志位委員長でした。
福島氏はこの選挙で衆院の議席を失う可能性が大きいため必死ですし、鈴木氏は公民権停止の身分ですから街頭での選挙活動ができないために、エネルギーがはちきれんばかりに喚き散らしていました。
その他の党首はもうお疲れのご様子で、特に日本未来の党の嘉田代表は声が今にも消え入りそうな弱々しいいものでした。結成時の思惑とは大きく違ったのでしょうか、スタジオも大阪だったせいもあるのか、発言途中でカメラを東京に戻されて哀れなものでした。
この人は、別のインタビューで「卒原発という民意を汲み取る政党を作った」と言っていましたが、その民意とは毎週金曜日に行われているデモのことで、それ民意と勘違いしていることが明らかになりました。あれが民意なら選挙なんかいらないと思わないのでしょうか?あれが選挙権を持つ人の行動なのでしょうか?とにかく環境学者としてのプライドが盾となって、飯田哲也などという売国奴にたぶらかされ、さらに小沢一郎という政界の亡霊に乗せられて、選挙後は自分の滋賀県知事としての地位も危うくしている哀れなおばさんです。
昨晩のテレビ局の扱いも既にそれに入っているようでした。その隣に久しぶりに見た田中康夫氏の顔がありましたが、独りよがりの代名詞みたいな発言は相変わらずでした。
どこからこの自信は来るのかというくらい野田総理の発言は自信に満ちていました。あと数日で与党から野党への転落は確実視されており、国民も内外の失政に飽き飽きとしているのにも関わらずです。
自民党はというと、安倍総裁が落ち着いて受け答えをし、福島氏や嘉田氏などに突っ込むと、すぐさまTBSの司会者がそれを拾って受け流すという場面が見られ、安倍さんに対してこれ以上恨みを買うのは得策ではないと考えたのでしょうか。
福岡一区では、民主党の牙城と言われ、元復興大臣の松本龍氏がいます。この選挙区は松本氏が同和票や建設票を持ち、圧倒的な強さを長年誇っており、対抗馬の自民党もあまり強くない候補者を一応立てて、波風を立てない談合選挙区でした。
今回も、はじめはそうでしたが、麻生太郎氏の猛烈なテコ入れで、公示直前に勝てそうな候補者を無理やり入れ替えしました。自民党県議団もはじめは猛反発していましたが、安倍総裁が大勝ちしそうだという現状認識から、麻生氏が推した候補への応援が活発化し、いい勝負となっています。
まあ、比例で松本氏も復活当選するでしょうが、小選挙区で初めて負けるかもしれないと戦々恐々です。
細野豪志氏も街頭演説で、「鳩山氏もいなくなり、菅氏ももうすぐ消えようとしています」ということを言ったそうですし、田中真紀子氏も新潟の角栄王国から追い出されようとしています。
世の中大きく変わろうとしています。それもやっとまともな時代になろうとしているのです。
すると、今回のTBSの番組もそうですが、権力者に睨まれないようにとする動きが出てきます。面白いものですね。NHKの紅白歌合戦もその効果だと思います。
今が、本来の素晴らしい日本を取り戻す大きなチャンスです!
海外からも応援されています。北朝鮮はミサイルを撃ってきたし、CHINAは尖閣諸島付近の領空の穴を開けて侵入してきたし、国防意識が国民のあいだで高まっています。
どうして今この時期に?と考えていたところ、ふと思い浮かびました。
北朝鮮はミサイルを売りたいというのが第一ですが、CHINAは日本を脅せば、つまり戦争になるかもしれないと思わせたら、護憲派と言われる今までCHINAのために働いてきた党の役にたつと考えているのではないかと思うようになりました。
日本人は、争いごとを嫌う平和な民族です。だから争いよりも話し合いを望み、できるだけ戦わないようにと努力します。それを戦後67年間も続けてきているのです。CHINAの新しい指導者層は日本のその部分しか見て育っていません。
だから、戦争が起こるようなきな臭い状況になってくれば、戦争回避の勢力、つまり社民党や民主党の売国奴議員たちの応援になると思っての示威行為のように思えてなりません。
彼らは歴史を学んでいないということがはっきりわかるのですが、日本人が追い詰められたらこれほど怖い民族はないということを知らないように思えます。それだけ現在の日本人は舐められているのです。
彼国の援護射撃がどのような結果になるのか16日の投票が楽しみです。