天晴れ!野田首相、心意気はよくわかった、で、具体的にどうするの? | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 昨日、野田総理大臣が特別記者会見を開いて、尖閣諸島や竹島を日本固有の領土と明言し、竹島を韓国が不法占拠しているとどうどうと国民に向かって発言しました。

 かっこよかったですね。やはり強い指導者はいいもんだと思っているのは私だけでしょうか?

 今回の政府の一連の対応は民主党政権になって初めてほとんど納得のいく対応をしています。天皇陛下への万死に値する無礼な発言にきちんと対応し、今までおとなしかった日本が天皇陛下のことに関しては「牙」をむくんだというメッセージを世界中に伝えていると思います。

 さらに、安住財務大臣も「韓国国債の購入は何も決めていない」と発言しています。これに関して一部のマスコミは『韓国は既に日本国債を保有しており』ということを平気で書いていますが、国際的に信用が無い韓国国債は紙くず同然ですが、日本国債は世界的にも信用があり、きちんと流通できるものであり、これを同じようなものとして書くのは読者に対してあまりにも失礼だと思います。

 普通の日本人なら、向こうも持っているのだから、こっちも持つのが当たり前と思うでしょう。でも、あたりの宝くじとはずれの宝くじは同じですか?それくらいの違いが日本国債と韓国国債はあるのです。

 ここで何度も述べています、日韓通貨(スワップ)協定の延長の見直しも、10月といわず即刻打ち切ってもいいでしょう。理由は、外交上の非礼を上げればいいのです。

 親書を封もあけずにつきかえし、それもアポ無しで外務省に来るなんてこれほど失礼なことはありません。

 ウォンと円では国際的信用がまったく違うことを韓国民に知らしめなければなりません。自分たちが経済発展をし以前に比べてよい暮らしができているのは国際社会での信用を円がしているおかげだと気付かせましょう。

 私は決して『日本のおかげだから日本に感謝しろ!』とは言いません。でも、いろんな国のおかげで自分たちが前より数段よい暮らしができているんだということに気付いて欲しいと思っています。私達もいろんな国のおかげでどれだけ楽な暮らしをしているか感謝をしなければなりません。

 韓国の一番の貿易相手はCHINAです。今後もこの額は増えていくでしょう。でも、韓国人がこのままCHINAとの取引を増やしていけば以前のように属国扱いをされることは一番わかっているのではないでしょうか。

 韓国とCHINAが正式な国交を交わしてからまだ20年しかなりません。朝鮮戦争の影響で長い間国交を閉ざしていたのです。そしてCHINA人は韓国人を明らかに下に見ています。お互いが信用せずに、できるだけ間に日本人を入れようとします。なぜならば、二つの国は日本人が嫌いですが、日本人は信用しているからです。

 そして一番馬鹿を見るのが、お人よしの日本人だというのが、国際社会の通説のようになっています。

 こうやっても日韓の橋渡しをしようとしている人はたくさんおられます。私の友人にも日韓の橋渡しを文化事業でしようとしている人がいますが、残念ながら私は今回手伝えないと断っています。

 でも、彼にアドバイスをしています。「今から一年かけて一所懸命準備しても、韓国側は政治的な理由で簡単に断ることがある。でも、日本側はここまでやったのだからなんと開催したいという気持ちになり、そこでたくさんの譲歩をしてしまうことがある。だから、今はしない方がいい、傷つくのはあなただ」と。

 でも、彼は重々わかっているでも誰かが今しなければという崇高な思いで動いています。

 日韓の間には切っても切れない縁があるのです。友情もあるのです。

 だから、日本は国際法を遵守して粛々と日本の領土を主張することが重要なのですが、歴代の政府はしてきませんでした。その点では野田首相は立派だと思います。

 ただ、気になるのがそれをどうやって具体的に実行するのかが不明です。言っていることは勇ましく、毅然とした態度ですばらしいのですが、なんとなくアドバルーンを揚げて、国民の溜飲を下げさせる目的のためだけに特別記者会見をしたようにも思えます。
 
 そんなことはない、きっと野田総理は日本国を憂いて着々と具体的な手を考えていると思いたいのですが、海上警備の法的な整備や突っ込んだ排除策などの検討には否定的だという声も上がっています。

 東京都の立ち入り調査を認め、東京都知事の上陸をちゃんと認めるのかも不確定です。

 でも一国の総理がいままで発言しなかったことを堂々と言ったことは評価して良いと思います。それを打ち上げ花火で終わらせないようにしっかり今後も見守っていく必要があると思います。