こんな時に韓国人の友人ができた。 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 連日韓国のキチガイ大統領李明博への批判を書いている私ですが、ひょんなことから韓国人と知り合い、友達になりました。

 最初、友人からアメリカからお客さんが来るので、通訳して欲しいといわれ、時間も空いていたので「いいよ」といって軽く引き受けました。日も近づき、どんな人でどんな内容の話をするのかと聞いたところ、『韓国系アメリカ人で、商談しに来る』というではありませんか。

 ちょっといやな感じもしたのですが、挨拶をして英語を聞けば、米国で生まれた韓国人かそうでないかはすぐにわかります。ということで、空港に向かいました。
 
 既に、彼は到着ロビーについていました。外見は日本人のようで感じはよさそうでした。

 「ハロー」と話しかけられた英語を聞いて、「あっ、これはもともとのアメリカ人ではなく韓国生まれだ」と気付きました。アクセントと発声の仕方がアメリカ産まれの人とそうでない人は違うのです。

 話してみると、なんと韓国人で、アメリカに住んでいる人だということがわかりました。

 まあ、私は通訳ですからできるだけ私情を消して相手に不快感を与えないように徹しました。

 話を聞いてみると、韓国の大学を出たあとにアメリカの大学に入りなおし、そしてアメリカで就職をしたそうで、もう14年ほどアメリカで生活をしている40歳だそうです。

 午後の商談が終わって、だんだん打ち解けてきたので、思い切って李明博のことについて聞いてみました。合った時から、このことを聞いてみたくてずっと我慢をしていたのですが、とうとう我慢ができずに聞いてしまいました。

 すると意外なことに、「私はあいつは大嫌いだ」といい始めたので、『おおこれは話がわかる』と思いどんどん質問をしていきました。
 
 彼は、高学歴で会計士の資格を持ち、アメリカで教育を受けてアメリカで生活をしているためなのか、とてもまともな考えを持っていました。一番感心したのが、私が聞く前に『李明博は天皇のことを絶対に言うべきではなかった』といい始めたのです。それは「どうしてだ?」と聞くと、『どんなに友人であっても、相手のお父さんのことを悪く言うのは絶対にしてはいけないことだ』と言うではありませんか。『それは儒教社会の韓国人なら当たり前だ』とも言うのです。

 『李明博は韓国国内での人気は凋落しており、だれも彼の言うことを気にしなくなっている。それに彼はうそばかりをついている。』と続けます。「でも、彼は以前優秀な経営者だったのだろう?」と聞くと、『彼がCEOをやめたその数ヵ月後、その会社は破産しており決して優秀ではない』とも言います。

 『それに一番許せないのが、韓国男子が必ず行かなければならない兵役の義務を逃れていることだ』と憤っていました。ちょうど彼が兵役に行っている時に、金正日が亡くなって南北に緊張状態が走った時で、「なんで今死ぬんだよ!」と恐れていましたが、彼は電子工学が専攻だったので、前線には行きませんでした。

 これは、日本人の間の会話では絶対に出てこない話で、学生時代、アメリカ人と話している時に、その友人が「この単位を落とせば退学となり、そうすれば(大学生の徴兵免除がなくなり)ベトナムへ行かなければならないから一所懸命勉強した」という話に繋がりました。

 日本以外の学生はやはり緊張状態がたまに出現するものだと思い、なんて日本人は平安の中で暮らしているのだなと安堵した話でした。

 話を元に戻します。さらにこの韓国人と歴史問題について話し合うと、きちんと日韓併合のいい点も知っているのです。「どうして知っているのか?」と言うと「アメリカの大学で歴史の授業で学んだ」と言います。「普通の韓国人はどうなんだ」と言うと「ちゃんと勉強している人は知っているが、あえてみんなの前で日本を擁護するようなことは言わない」と応えてくれました。

 「このままアメリカに住み続けるのか?」と聞くと、「自分の仕事はアメリカで、アメリカの方が働きやすい」と答え、「帰化しないのか?」と聞くと、「両親がまだ韓国にいるからそれはできない」とも言っていました。

 複雑な韓国事情と言うか、彼は韓国式の企業文化になじめないようです。

 こういうきちんと議論できる韓国人が増えていけば将来的に日韓の問題も解決しそうですが、まずは李明博の発言、それに外相の発言、さらに親書を送り返す外交的非礼をきちんと解決することを政府に望みます。

 政府がどんなに強い態度で韓国に接しても、民間レベルや私的レベルではきちんと付き合うところは付き合います。

 それを政府が一緒にせずに、まずは李明博政権が一番困ることであり、日韓通貨協定廃棄をするべきだと思います。今の民主党政権の公私混同が外交にも現れないように祈るばかりです。

 また首相経験者が現政権の足を引っ張っており、菅直人などがしゃしゃり出て、国会前で騒いでいる人たちとの会談を持つなど、本当にあきれる限りです。その中でも、初めてと言っても過言ではないまともな外交措置である日韓通貨協定の見直しはぜひ、粛々と進めて欲しいと思います。