尖閣の強制送還はやむなし、二正面作戦は愚の骨頂だ! | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 尖閣に不法入国したCHINA人(香港の活動家ではない、CHINA人です)たちを強制送還したと各マスコミは政府を攻撃していますが、私は今回のこの措置はやむなしと思っています。

 兵法として二正面作戦は絶対に避けるべきです。

 天皇陛下に無礼を働いた李明博と我国が実効支配している尖閣諸島の魚釣島に不法に上陸した連中とどちらが重要犯罪人かといえば、李明博です。彼は絶対に許すべきではありません。

 これは数日来このブログで主張していることです。

 領土も大切です、デモそれよりもっと大切なものがあります。

 それは皇室の存在意義であり、天皇陛下へ対する侮辱は国体の根幹をなすものへの攻撃であります。両方を対処するのがベストですが、残念ながら両方を現在敵にまわすことはできません。

 それならば、尖閣は涙を飲んで耐えしのいでも、天皇陛下に対する不敬の罪を犯した李明博に対する攻撃を優先するのが道理だと思っています。この間に海上保安官の活動がしやすくなるように法整備を急がねばなりません。現在の法律では、今回の処分が関の山なのです。

 海保や警察を責めないでください。彼らは現行の法体系でできる最大のことをだれも傷つけずに遣り通したのです。それよりも、もっと強力に不法入国者を追い払えるような法律を整備しなければならないです。

 今回の一連の動きは、外交べたで皇室軽視の傾向の強い民主党政権でもやっと少しは理解したかなと思っています。これがベストだとは言いませんが、今は二正面作戦はするべきではありません。

 まず、天皇陛下に失礼を働いた李明博を徹底して糾弾すべきです。

 ここで攻撃する有効な手段である日韓スワップ協定について誰でもわかるように説明します。

 これは平たく言うともう銀行でお金を貸してもらえなくなった息子が親に泣きついてお金を借りることです。

 その金額をなぜか民主党政府は去年増額を認めたのです。その担保は韓国国債。これは世界中誰も相手にしてもらえない国債です。韓国経済が強いといっているマスコミは強い経済を持つ韓国の国債が誰からも相手にされないことを一切報道しません。

 そこで日頃は強がりばかりを言っている息子ですが、月末の支払いの時にお金が足りなくなると、親に泣きついて不足分をすぐに用立ててもらい支払いをしのぐことができる協定を結んだのです。

 担保は韓国国債ですので、ウォン建てです。現在1ウォンは0.07円です。つまり、10000ウォンは700円です。

 そこで100万ウォンの国債を日本に預けて、7万円の現金を借ります。それでローンの支払いに当てるのですが、お金が入って返す時に、ウォンの価値が0.06円に下がっていたら、日本は100万ウォンの国債をウォンに換えるのですが、6万円しか帰って返ってこないこともあります。

 李明博が去年の10月に泣きついて、このスワップ協定額を130億ドルから700億ドルに増やしたのです。去年の10月はまだ1ウォンが0.08円でした、現在更に価値が下がっています。

 李明博はこれによって通貨危機を免れ、日本に対して感謝しても感謝しつくせないほどの恩を受けたはずですが、それには何も応えず当たり前のような顔をして、厚顔無恥にも竹島へ上陸し、さらに絶対に許すことのできない陛下に対する暴言を吐いたのです。

 これを今回の対抗措置として10月に切れる協定の延長をしないことを検討し始めました。民主党政府にしてはいいことだと思います。10月以降は韓国はいつでも経済危機に陥る可能性が出てきたのです。

 早い話が日本が韓国経済を後ろで支えてやら無いと、韓国経済は世界から誰も相手にしてもらえないのです。東南アジアに行き、日本円で払おうとすると喜んで受け取ってくれます。でも、ウォンは誰も受け取ろうとはしません。

 政治の世界では有能な政治家が出てくれば、それに大きく左右されますが、経済の世界ではその経済の実態が市場に的確に反映されます。

 日本のように、スィッチをつければ電気がつき、蛇口をひねればお湯が出るのが当たり前の国は少数です。私達はとても快適な暮らしを享受しており、世界の評価も高いのです。日本のパスポートを持っていけばどこの国でも歓待してくれます。先人達が気付いた信用があるからです。

 友人の呉善花先生の一言が心に残っています。

 「帰化して日本のパスポートを持ってフランスに行ったら、韓国のパスポートを持っているときにはまったく違う扱いを受けた。これだったら早く日本に帰化すればよかった」

 呉善花先生はエレガントで素敵な女性です。日本の経済人にも多くのファンを持ち、洗練された立ち振る舞いと豊富な知識と鋭い観察眼を持つ一級の学者です。個人的に会えば誰もがその魅力にひきつけれられますが、その人がパスポートの違いでこんなに扱いが違うといっていることにたいへん驚きました。

 それほど日本人とはフランスで評価されているのです。

 話を元に戻します。

 尖閣の強制送還処分が悔しいのはわかります。でも、ここは冷静に見ないといけません。

 一戦を交えるくらいの気概が必要だと勇ましい意見が飛び交っていますが、武力は最終手段であり、それに裏付けられた外交交渉で片をつけるべきです。でも、どうしても相手が理不尽なことを言う場合や実力行使に出てきた場合は敢然と立ち向かわねばなりません。

 そのためにも、早く法整備をしなければならないのです。その時間稼ぎと思って今回の強制送還であるならば良しとせねばならないと思います。

 でも、危機が去ったら何もしないようであれば、政府をつつかねばなりません。

 今回は韓国を徹底的に叩き、これ以上日本を舐めると経済的に立ち上がれなくするぞと思い知らせる時です。
 
 日本が朝鮮を外地として経営している時も、たくさんの日本国民の税金を朝鮮経営のために使っていました。日本が朝鮮併合をしなければ、生きられなかった人たちの子孫が恩をあだで返しているのが現状です。まずここを正しましょう。

 その間に法整備をきちっとして海上や陸上でも海上保安官に逮捕権があるようにしたり、警告を無視して突っ込んでくる船には射撃をする権利と、他の国に日本の決意をきちんと伝えなければなりません。

 それは憲法9条の改正論議も含めることができます。弱腰外交は憲法9条の呪縛のせいです。これが国民に明白になったことで良しとすべきだと思います。

 今回も見事に陸で待ち構えている場所に強制誘導し、簡単に取り押さえることができた海上保安官の活躍に拍手を贈りたいと思います。

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