電力の安全供給の責任を持っている人の意見を聞く時がきた。 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 今朝の産経新聞に原発の再稼動に関する世論調査の結果が載っていました。 

 安全要件をきちんと満たせばという条件付賛成を含めると約半数の人が再稼動すべきだと考えています。

 その反対に絶対止めるべきだという意見は3%でした。

 世論の大多数は、原発稼動もやむなしといっているのに、どうして再稼動が前に進まないのでしょう?

 また、民主主義の基本の大多数の意見よりも、日本独特の声が大きい人の意見がとおるというゆがんだ状況が出てきているのではないでしょうか。

 憲法を改正しなければならないと考えている人が大多数を占めるようになり、日本を貶めようとする勢力は産業の根幹である電力供給を不安定する作戦に舵を切ったとしか思えません。

 この世論調査の結果を見て、私自身もびっくりしました。ネット上やマスコミの大多数は原発稼動反対が大勢を占めています。その為絶対反対などはもっと大きな数字かと思っていたのです。あれ?こんなものと思われた方は私だけではないでしょう。

 原子力に関しては、私もいろんな葛藤がありいろんな方の意見をお聞きしました。その中には竹田恒泰先生や田母神閣下など正反対のことを言われる方々とも直接お話をしてきました。

 いろんな情報も戴きました。でも、決め手になったのは広島長崎の原爆被害者の追跡調査の結果です。

 心臓疾患と放射能の相関関係はまったくありません、高濃度の放射線を大量に浴びた方は別として二次被爆や二世の被爆者に放射線の影響はほとんど見られませんでした。

 保険医学では、癌を完治された方は10年経てば普通に保険に入れます。つまり、危険率が癌を患ったことのある人とない人の差がなくなるのです。それらは、今までの日本人の統計からの数字によって産出されており、当然その中には被爆者の方も含まれます。

 10年以上経って癌が発症してもそれは被爆とはまったく関係がないことを現しています。とくに放射能と癌の関係で言えば、甲状腺障害が上げられますが、これも一般よりほんの少し高い程度の発症実例しかありません。

 以前私達が刷り込まれた放射能の恐怖はまがい物だったのです。

 それにしても安全基準をきちんと満たしていれば、できるだけ日本で独自に設計された最新の原子炉から再稼動しても良いと思うのが私の意見です。というのも、原子炉を停止してもそこにある燃料からは放射能は出ており、維持費も大きくかかっているからです。今地震が起こりすべての電源がなくなればその原発は福島と同じような状況になるでしょう。その時に、他の電力もすべて停電することが重なったらと考えると、電源供給の余裕はしっかりと持っておくべきです。

 誰も飲みに行くのに会費だけを財布に入れていく人はいないでしょう。ちょっと余裕を持って財布にお金を入れているはずです。それを電力供給量でやって何が悪いのでしょうか?

 テレビでああだこうだといっている評論家は停電になっても一切責任を取りません。でも、安定供給をしている電力会社は責任を取らざるを得ません。

 私は無責任な意見に左右されるよりも、責任を背負っている人たちの意見を信じます。

 原子力利用に関しては、いろんな意見が流れてきます。そろそろ責任のある人たちの意見にきちんと耳を傾けるべきではないでしょうか。