どうも納得のいかない京都府亀岡市の事故の結末 | 井上政典のブログ

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 歴史を通じて未来を見よう。

 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 集団登校中の小学生の列の中に無免許運転の車が突っ込み、小学生と付き添いのお母さんとその胎児の3人がなくなり、大勢が怪我をした事件で、府警は最高で懲役20年と刑の重い危険運転致死傷罪ではなく、7年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金となる自動車運転過失致死傷罪を適用する方針だといいます。
 
 もともとこの危険運転致死傷罪は、飲酒運転での事故があまりにも軽いということで被害者の家族が活動して制定されたものですが、その中には無免許運転者の起こした行為は入っていないということです。

 でも、危険運転致死傷罪の成立要件は運転免許を持った人間ではないのでしょうか?無免許ではそれは要件にはいらないのではないですか?

 つまり、無免許運転は交通事故扱いではなく、普通の事件扱いにすべきだと思います。

 これは立派な犯罪です。

 そしてこの「18歳の少年」は殺人者です。

 被害者の家族の無念を思うと胸が張り裂けそうです。こんなことで赦していいのか?

 18にもなってこのことがわからないことがおかしいのであって、あほな民主党政府は「18歳から選挙権を」という動きもありますが、こんなことで社会人の最低のルールも守れないような日本人が増えている中でまだまだ時期早尚だといわれてもしかたないでしょう。

 最近、信号が赤でも突っ切っていく車を時々見かけるようになりました。

 ものすごく腹立たしいです。

 みんなでルールを守るから、ルールが私たちを守ってくれるのです。その信頼の法則が崩れたら、日本の安全神話が完全に崩壊します。

 日本に来た外国人のほとんどが、「日本は道がきれい」「日本人はルールをよく守る」「日本人はきちんと列を作る」そしてなにより「日本は治安がいい」ととても好印象を話してくれます。聞いていて嬉しい限りです。

 これらを乱す行為をする人に対しては、今までは道徳という高い次元の縛りがありましたが、もうそれは薄らいできているといっていいでしょう。それならば、きちんと罰則を明確にすべきです。

 「無免許や飲酒運転での事故で相手を怪我させたり、死亡させたりした場合は、傷害罪殺人罪が適用される場合がある」ときちんと法律で明記すべきです。

 無謀な行動をする若者をよく注意するのが、この猿どもの口答えの一番が「何でお前から言われるのか?どんな権利があって言っているのだ」といいます。その次は「ここでしてはいけないと法律に書いてあるのか、俺たちの自由だろう」というのです。

 すかさず私は「君たちにも自由や権利があるが、私にもある。だからそれを主張している。何が悪い!」と怒鳴ると大体おとなしくなります。

 私は穏やかな顔つきで、優しい性格なのですが、きちんとそしてきっぱりと言い切ればその場から退散してくれます。

 子供にも人権があるとかいって戦後甘やかしてきました。最近は警察官が止めても『どうせ、たいしたことはできないだろう』と舐めきった態度をしているのを見かけます。

 一所懸命にスポーツやクラブ活動で汗水を流し努力する若者もたくさん知っていますし、それをできるだけ地域で支援するような活動もしています。

 その反面、大人がおとなしくなりすぎて注意をしなくなりすぎました。電車でも態度の悪い子供や若者をしっかりしかる大人が減ったと思います。

 私は頑固オジさんといわれようが、うるさがられようが他の人に迷惑をかけるような行為を見たときはすかさず声をかけて注意を促します。一人ではなかなかしにくいのですが、何度か勇気を振り絞れば普通にできるようになりますよ。

 その小さな町での活動が、このような痛ましい事件を減らす方策だと思います。

 繰り返します。あの無免許の18歳の少年は殺人者です。決して赦してはなりません。

 自分の行動が将来どのようなことになるのかを他の若者に知らしめる大きな契機になるでしょう。

 法律上は車の運転中は交通事故になりますが、車の運転をする資格のない人は、道路交通法を適用することがおかしいでしょう。それでないと免許を取る意味がなくなってしまいます。

 治安のいい日本を守りましょう。