国を守るということ | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 北朝鮮のミサイル映像に続き、金日成の生誕100周年の祝賀会の映像が流れてきました。

 この北朝鮮という国はわが同胞を多数拉致したとんでもない国で、絶対に赦せない国です。しかし、見方をちょっと変えると生き残るためにもがき苦しんでいる様子が伺えます。
 
 誤解のないようにこの北朝鮮を決して肯定しているわけではありません。ただ、彼国の国を守るという概念は日本人が忘れていることのように思えてなりません。

 北に旧宗主国CHINAと貪欲なロシアがあり、横にアメリカの息のかかった韓国が南にあります。そしてその3国とも地続きなのです。そして歴史は2000年の間に1000回以上の外国からの侵略を受けています。

 もし、自分がその国の指導者ならばどうやって国の尊厳と国民を守ると考えると、先軍政治と呼ばれる政策もあながち破天荒な政策とはいえません。少しの国民が餓えても国がなくなる方がもっと不幸だと考えれば、今の政治体制もありと考えられるでしょう。

 決して北朝鮮を賛美しているのではありません。相手の立場になって考えることにより、次の手を考えるというロールプレイイングゲーム的な発想で北朝鮮を分析しているのです。

 どうしても、このように発言すると北朝鮮のシンパかと思われがちですが、このような思考法をしないと、相手の次の手が読めません。反日の連中は実にこの手法をよく取り入れて日本のことを研究し、その弱点をうまく突いてきています。

 私は、このごろ北朝鮮に感謝をしています。こう書くとまた語弊があるのですが、もしこのとんでもないならず者国家が存在しないと、日本人はもっと平和ボケして、講じては国が滅んでいたかもしれません。

 CHINAというのは日本の最大の脅威です。でも、日本人はその国の経済的価値ばかりに目をやり、何とかうまく擦り寄って、経済的な利権を取り込もうと画策しています。でも、それを充分に知っているCHINAからうまい具合に骨抜きにされているのです。

 北朝鮮がどんなにあがこうと日本への影響はCHINAに比べれば屁のようなものです。桜井女史の表現「異形の大国」の脅威の方がどれだけ深刻かを考えないと本当に日本は飲み込まれてしまいます。

 それをどうにか踏みとどまらせてくれているのが北朝鮮だと思ってください。

 どうです、この国の価値は大きいでしょう。

 若い指導者が何を言おうと何をしようとしてもいいんです。あまり日本には影響ありません。それよりも、アメリカの衛星がなければミサイルが発射されたかが確認できないことの方が問題なのです。

 仁川沖の北朝鮮と韓国国境で紛争が起きても日本には軽い影響しかありません。それは仁川空港が使えないとか、大連に行きにくいとかです。

 でも、南シナ海をCHINA海軍が占拠したら、日本へ入ってくるタンカーは遠回りするとか運行ができないために日本経済へ与える影響は大きいのです。

 なにか、テレビを見ていると北朝鮮の脅威ばかりが強調されていますが、もっと私たちが真剣に考えなければならないことは、CHINAの脅威であると思いませんか?

 日本が2672年続く皇室とその価値観を戴いている矜持を守るためにも、もう一度国を守るということがどんなことかを考えねばなりません。何が必要なのか、そして何をしなければならないかを考えましょう。

 そのために大東亜戦争時、自分の命を懸けてわが祖国を守ろうとした特別攻撃隊の方々を雄姿を見ると良いと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=evC_UP-J6ME&feature=player_embedded

 ぜひ、上のURLから8分の動画をご覧ください。きっと国防ということがどんなことかと理解できると思います。