フェイスブックで白洲次郎の会に行ってきました。 | 井上政典のブログ

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 初めて昨日フェイスブックのオフ会に行ってきました。

 磯崎さんが幹事をされているのですが、私にたどり着くまでが面白いのです。

 白洲次郎といえば、「プリンシパル」です。規律とか筋とか訳しますが、意訳すると「矜持」と言っても良いでしょう。潮崎さんが、白洲次郎・プリンシパルとネットで検索していた時に、プリンシパルという会社名がヒットしました。そこの社長は原田君といって私の明治維新の勉強会の受講生でした。

 その勉強会の講師が私だったので、興味が出て私にお友達申請のリクエストを送ってくれました。こちらも白洲次郎のことを熱く語る磯崎さんに興味を持ち、快諾しました。すると、先日の「博多の恩人 聖一国師物語」に友人と来てくれました。

 そして昨日の白洲次郎の会になるのです。

 ここにたどり着くまでに何の違和感もなく、あっという間でした。

 劇に来てくれたお礼もあり、私もフェイスブックで興味を持っていそうな方を招待するとそれにより3人の方が参加いただきました。15人ほどのこじんまりした会でしたが、それぞれが熱く白洲次郎を語り、日本を語り、憲法を語りました。

 志や思想信条が同じ人が集まると瞬間に仲良くなれるものですね。とっても盛り上がりました。

 白洲次郎についてはプラス面もマイナス面もありますが、わたしは彼が日本国憲法の制定に携わったことをもっと人々に知って欲しいと思っています。本を読むと本来ならば到底承諾できない内容の憲法草案を当時のアメリカ軍の強圧的な態度で押し付けられた様子がとってもよくわかります。

 それでもさんざっぱら反抗しても個人の力ではどうしようもありません。

 憲法草案が完成したときに、次郎はウィスキーを飲みながら、悔し涙を流した場面をみんなに見て欲しいのです。感じて欲しいのです。当時の状況では精一杯の抵抗を試みたのですが、戦争に負けた日本ではどうしようもなかったのです。

 次郎は『きっとこの占領が終われば、すぐにこんな憲法は変える筈だ』と思っていたに違いありません。

 でも、未だに日本国の足かせになっているアメリカの押し付け憲法が存在します。これで良いのでしょうか?

 自分の国は自分で守るということを根本に持たねば今後の荒波を日本は乗り切っていけないと思います。日本が日本として世界に誇れる国であるのにみんなが気付いていないことです。それは戦後の教育と、この押し付け憲法が足かせになっているのです。

 白洲次郎をみんなが注目すれば、このことが自然に広まっていくでしょう。憲法改正を声高に叫べば、色んなところで反発を受けますが、白洲次郎はかっこいいよといえば、普通の人が自然にこの矛盾にたどり着くでしょう。

 そういう意味でもとても意義ある会でした。また場所がオールドイングランドバーという雰囲気がぴったりの場所で、主催者のセンスが光った場所でした。