二つの政党のごたごた | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 北朝鮮がミサイルをうとうとしているさなか、日本の政界にはごたごたしている二つの政党がある。

 一つは、国民新党。もう一つは民主党だ。

 国民新党は小泉郵政民営化を反対して自民党を脱党して結成された党で、郵政法案を通過させるということが党の存在意義に繋がる重要事項でありますが、亀井代表は不況の時に増税なんかするもんではないと政治家としての政治信条を先にたて、残りの数人は郵政法案を通すことが最優先課題であると連立離脱に難色を示し、亀井代表の解任を決議しました。

 何もこんな小さな政党でごたごたしなくても良いじゃないと思う反面。党首であっても政治信条は曲げられないときちっと政治家の筋を通す亀井静香氏にちょっと魅力を感じる私もいる。皆さんはどうですか?

 他の人たちも自分たちの存在意義は郵政族に支援されて郵政法案を成立させることが目的だからと、断腸の思いで党首を解任するという行為に出ています。これもわからんでもないと思います。


 でも、本当にわからないのは、民主党のルーピー鳩山です。

 「友愛」という空虚な薄っぺらな言葉を前面に立て、野田首相の説得もむなしく、イランに行って平和を説いてくるそうです。

 彼は自分の立場を弁えているのでしょうか?仮にも(ほんと冗談であって欲しいが)、日本国の総理大臣であった自分の立場がわかっていないのです。元首相が世界の注目の的のイランに行くということは、日本政府の密使であると思われて誤解を招く行為だということがわからないのでしょうか?

 イスラエルの暴発を抑えるために、米英を中心とした旧西側陣営がイランの核開発を止めようと必死になっている時に、イランに行って何をするつもりでしょう?

 政府がこんな時に行くなと言っている(これはまともな判断です)時に、どうして行くのでしょう?自分の発言で沖縄をめぐる日米関係がずたずたになり、もう少しのところで退陣させることができた菅内閣を延命させるなど、表にしゃしゃり出てくると必ず禍が起きるということをどうして回りは彼に教えないのでしょうか。

 片や政治信条によるもの、片や妄想によるものですが、この二つの政党のごたごたが特に民主鳩山がどれだけ国益を損なうかが心配です。これ以上日本の最高機密、総理大臣はバカでもできるということを世界にふりまかないでください。