29日午前三人の死刑が執行されました。久々の死刑執行に速報ニュースになりましたが、これを大きく取り上げる必要はまったくないのです。
これは、法律で死刑確定後に一定の期間内に執行しなければならないにもかかわらず、しなかったのが問題だからです。
粛々と責務を果たすことを法務大臣は訴えれば良いのに、苦し紛れに「死刑は多くの国民が支持している」と語りました。つまり、この小川法務大臣は、国民の支持があるから死刑をするといっているのです。
おかしくないですか?
死刑は法律で決められた正式な裁判で囚人の人権も予想以上に保護しながら、裁判で決定された事項です。
だから、法律上その命令権者の法務大臣は粛々と実行する責務があるのです。国民の支持があるからという理由で死刑執行することは、国民の気分や法務大臣の気分しだいでころころ変わるということです。
この国民の目を気にする売国奴大臣は『国民が望むなら』と国民のせいにしながら死刑を実行しました。
国民は早い民主党政権の下野を望んでいます。国民の希望が通るのなら、ぜひまずこれをして欲しいですね。鳩山邦夫元法務大臣のように毎月粛々と未決囚の死刑を執行していけば評価できますが、今回はただ単に自分に来る批判をかわすためだけの死刑執行のように思えてなりません。次回はいつでしょう?
死刑未決囚は二重の苦しみを受けています。いつ死刑がくるかということと、大臣の気分や状況によって死刑が執行されるのです。死刑囚はそれらの報いを得るのは当たり前のことなので、何も同情もしませんが、130人以上にも膨らんだ死刑囚の刑の執行を速やかにすべきです。
そうでなければ、殺されたり残った遺族の気持ちが晴れないと思います。
死刑の執行停止について一つの案を述べます。
被害者遺族が死刑の執行の停止を望む書類を裁判所に提出すれば死刑が停止または延期できるようにしてあげれば、普通の死刑反対者の多くが死刑制度存続に賛成するでしょう。
逆に皆殺しなどの凶悪犯は、自分を赦す人を殺すのですから、その特赦が一切ないことになります。
人が人を殺すことはいけないことですが、あだ討ちを法律で禁止しているので、これくらいしなければ自分の愛する人を殺された遺族は納得できないでしょう。
これは、政治家にも適応できればもっと慎重に政治を運営するでしょう。もしこれが政治家に適応されれば一番初めに死刑になるのは、菅と鳩山でしょうが・・・。