自衛隊のイラク派遣反対の該当活動に対する陸上自衛隊の情報保全隊の活動をめぐる訴訟で、26日仙台地裁(畑一郎裁判長)は「該当活動からは必ずしも明らかではない氏名、職業、所属政党に関する個人情報が(自衛隊の)内部文書に含まれる」と指摘し、監視自体は遺法とは断じていないがその後の情報収集を理由に30万円の賠償を国に命じた。(産経新聞報道)
これは何を意味するか?
すなわち、日本国のスパイ天国であることを内外に示し、個人情報保護法という法律を守るがゆえに、国民の安全は守れないということを示しています。
アホとしか言いようがありません。
この自衛隊の内部文書に載った人たちは、「急に犯罪人になったようでどきどきした」とほざいていますが、「犯罪人」ではありません。ただの「売国奴」です。
依然、イラクへ自衛隊の派遣を決めて、旭川にある第二師団の第三普通科連隊(名寄)を本隊とする第一次派遣軍がイラクへ出発したマイナス20度の寒い冬の青い空を鮮明に覚えています。力の限り隊員の無事を祈って万歳を叫んでいました。そしてその半年後、気温が30℃を越える中、涙涙で隊員たちを出迎えたことを鮮明に覚えています。
ちょうどその時は、まだ保険会社に勤務していて北北海道の責任者をしていました。
あの時に自分は歴史に立ち会ったと実感した瞬間でした。
その時にイラク派遣反対運動の街頭演説をしていた人たちをどうして自衛隊が監視していてはいけないのでしょう?その人たちの素性を調べるのは当然だし、それを文書にして報告し、記録に残すことも至極当然のことです。
それを監視することは遺法ではないが、その後の調査がよくないと売国奴たちに賠償を命ずるなど、これこそ「盗人に追い銭」を地で行くような話しです。
私たちの自由は守らねばなりません。しかし、それは国家の安寧が前提であって、もし国家が他の国から侵略や諜報機関により分断される恐れがあるときは、個人の自由はある程度は制限されるのが当たり前です。
軍隊の指揮官は救う命がどちらが多いかでまずは考えなければなりません。場合によってはつらい決断を下さねばなりません。
一人を救うために大勢を危険にさらすことの平和ボケがどれだけ危険かということをそろそろ日本人も理解せねばなりません。
街頭宣伝している人が『自分たちが犯罪者のように当局に監視されていることを思うとぞっとした』といっていますが、公に向かって発言する場合はその覚悟がなければするべきではありません。
私は一貫して実名でこのブログも書き込みもしています。今回の博多よかたいの連絡先には一番でやすい携帯電話の番号を公表しています。
すると、ある人からそれだけで井上さんのこのお芝居に対する決意が伝わりますといわれました。嬉しいです。
自分が信じることを敢えて公にする場合は、それだけの覚悟が必要でしょう。
そして、この畑一郎という裁判官は、自分が下した判決がどれだけ国家及び国民の安全を脅かすものか理解しているのでしょうか。
こんな判決を下すようでは日本はスパイ天国といわれても仕方ありません。だって何をしてもノーマークなのですから、国家がこれを取り締まろうとマークすること事態、遺法となればどうやって犯罪を起こそうとする人たちを監視するのでしょう。
こんなくだらない判決は即刻無効にすべきです。