昨日参加した二つの会、どちらも日本が大好きな人たちの集まりで、楽しい会でした。 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 昨日は、二つの会に出席しました。

 まずは13時から「和の会」。

 これは、九州経済産業局長の瀧本氏の肝いりで高取焼き味楽窯第15代当主と私などが中心となって集まった15人の小さな会ですが、場所が博多でも有名な老舗料亭「老松」。

 ご存知の方はご存知の有名な料亭です。趣旨に賛同していただいた女将が破格の値段で使わせていただき、酒は持込でいいので、普段の値段の三分の一くらいの会費でした。

 酒をそれぞれ持ち込んだのですが、有名な日本酒・焼酎など飲みきれないくらいありました。

 老舗料亭の料理を食べながら飲む酒は、自然に日本酒になってきます。銘柄によって個性が違います。

 ある酒は、スーとさわやかな香りとふくよかさが鼻腔を通り抜けます。

 またあるお酒は、存在感を凛と主張するほどの力強さを秘めています。

 またまたあるお酒は、また違った個性を出していました。

 たくさんの量が飲めない私は、こうやって味わうのが好きなのです。ただ、高級料亭ですから、瓶から直接注ぐことはせず、デキャンタでだされるので銘柄がどれかわからないのでこんな表現しかできずすみません。

 私は筑前琵琶の寺田蝶美さん、詩吟の吉田城世上席師範、俳優の岩城朋子さんと一緒に3月23,24,25日に博多の名刹承天寺で上演する「博多の恩人 聖一国師物語」のオープニングの一節を皆さんに披露しました。

 はじめて人前で披露したのですが、こちらの思惑通りすばらしい衝撃を与えることができました。プロデューサーとして営業に精を出しています。

 他には、九大の教授、九経連、設計会社、学術書の翻訳会社、作家など様々な人たちでしたが、老松の居心地の良さと女将のご好意により4時間以上も懇談しました。

 その後、18時から私の住む有田校区の育みネットの懇親会です。

 これは、校区の諸団体が、私はなぜか体育振興会なのですが、有田公民館に集まって懇親を深めました。その係りの方は14時からみんなに振舞うために料理を作っていただきました。

 こちらは1000円の会費で世話役の皆さんの手作り料理です。

 地域の大人が親交を深め、地域の情報を交換することにより子供たちを守り育てるのがこの会の目的です。だから「育みネット」。そこには、小学校・中学校の校長・教頭、PTAの役員、民生委員、町内会の代表が出席されていました。

 目的が「子供を育み育てる」ですから、お酒を飲み、手作りの料理を食べながらもいかにもっとよりよい地域を作るかです。私も校区の体育振興会の書記を6年やっているので、だいぶ顔を覚えましたが、まだまだ知らない人もたくさんおられます。

 しかし、目的が一緒なのです。みんな自分たちの住んでいる地域が大好きなのです。だから、自分の時間を使って一所懸命に地域の人たちの為に貢献しておられます。

 上記の老舗料亭老松の料理はもちろんおいしいかったですし、校区のお母さんたちの料理もおいしくいただきました。老松で飲んだお酒は一本一万円以上するものでしたが、校区は発泡酒でした。でも、どちらもおいしくいただきました。

 前者は日本の和の文化を守ろうとする人々の集まり。後者は自分たちの地域をしっかりと守ろうとする人たちの集まり。

 どちらも日本が大好きの人たちでした。

 その人たちと一緒にいることはとても楽しく、あっという間の時間でした。

 日本の縮図を現すような一日でした。大きなことを語ることも必要です。でも、足元のこともきちっと固めていかなければ意味がありません。

 地域の行事は時間もとられるし、諸先輩がおられるためにまどろっこしいこともありますが、自分のできることを最大限に協力することにより、すぐに子供たちやお年寄りを守ることができるのです。誇れる郷土作りができます。

 郷土に誇りを持たせることが、国を愛する愛国心を育てる最初の一歩だと思っています。

 帰宅したのは23時すぎ、実に10時間に及ぶ楽しい時間でした。