田中防衛大臣に注目が集まっています。こうなると、常人でもあがってしまって平常心での行動ができなくなるのですが、もともとど素人のこの大臣は、いろんな突込みどころを見せてくれます。
普天間のヘリが下りてくるのは少ないでしょうと言ったり、政治家が政治家たるゆえんである会談で相手を説得しなければならないときにメモを見ながらする、失言を避けるために記者を振りほどいて逃げるなど最低の政治家です。そういえば、前にもいました。CHINAの親分と話すときのカンから菅さんでした。彼は産経の阿比留記者に言わせると人間もどきだ評価されていましたが・・・。
普天間に海兵隊の基地があるのは、沖縄の地政学的な場所の問題です。大陸を取り囲むようにして日本列島、沖縄、そして台湾、フィリッピンが続いています。ここで沖縄の一角が崩れればCHINA海軍が太平洋に出ることができます。
すると、水深100mから200メートル前後でCHINAの潜水艦の探知が容易な南シナ海から日本海溝などの発見が不能な日本列島の太平洋側に出ると、アメリカの空母は日本列島に近寄ってきません。
前にも書いたとおりCHINAの潜水艦の性能は飛躍的に向上しており、一度逃せば再探知は不可能に近いものがあるのです。一隻一兆円もして、5千人も乗り組んでいる空母に被害が及ぶ危険性のある場所には空母が近寄りません。
すると日本列島は誰が守るのでしょうか?残念ながら、日本の防衛をアメリカの助けがあることを前提にお話していますが、今の自衛隊の戦力では性能的にはまだまだ優位ですが、数的に明らかに劣勢なのです。
海兵隊は、陸海空三軍を統合した即応部隊で、飛行機も戦車も持っているCHINAが一番嫌がる舞台です。それが普天間基地にいれば、台湾有事のときもすぐに出動できるため、できるだけ廃止して欲しいと考えているのです。
以前は、アメリカはCHINAともっと仲良くできるだろうと、沖縄からグアムに撤退を考えていましたが、これほどCHINA海軍が力をつけてくるとグアムに引っ込むことはもう選択肢の中にはないでしょう。これは産経の野口裕之氏も同じことを言っていました。
基地を必要としているのは日本であり、基地がなくなって欲しいというのはCHINAです。
しかし、住宅密集地に普天間基地があるために事故の危険性や騒音問題が生じ、移転を考えているのです。それは、沖縄の普天間に住んでいる人達の安全を考えてのことであり、それを辺野古に動かそうとしているだけです。
基地反対派は、人間の命よりもジュゴンの命のほうが大切だと思っているのでしょうか?それとも、環境保護をかさに来て、CHINAの先棒を担いでいるのでしょうか。
沖縄の人達は今でも情報統制下にあります。琉球タイムス・沖縄新報は傘下の販売店に本土からの新聞を一緒に宅配することを許さず、本土からの新聞は昼過ぎにしか家庭に配られないように嫌がらせに近いものをして販売部数を保っています。
沖縄地元二紙は反日新聞ですべて悪いのは日本で、沖縄は被害者だという論調になっています。もし、沖縄の人達が産経新聞を読み始めれば、もっと沖縄の世論は変わると思います。
成人式で日本全国の各会場で平穏無事な式が執り行われたのにもかかわらず、沖縄だけがいつものように荒れたという事実は、情報が他の地域と共有できていないことではないでしょうか。
沖縄の基地は今のところ不可欠です。それは日本の安全保障に大きく影響を及ぼしているのです。普天間の住人の安全を守らねばならないなら、辺野古に移設するしか選択肢はありません。即応部隊の海兵隊が遠くにいても意味がないからです。
これに反対することは、CHINAの利益につながることを頭に入れながらしていただきたいと思います。