素人からど素人に | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 田中直紀防衛相のど素人振りがとまりません。

 現在、ちまたでは素人のあとにど素人が来た囁かれているそうです。もちろん巷というのは制服組のことですが・・・。

 この田中ど素人防衛大臣を任命した野田内閣はどういう責任をとるのでしょう?

 友人のS新聞N編集委員に聞いたところ、民主党には人材がいないということでした。長島昭久氏がいるじゃないかと聞いたところ、彼は民主党ではきっての防衛・外交通だが党とは違う考え方を持ち、独断専行するきらいがあるため、総理補佐官として閣内にとどめられたとのこと。

 では、どうして田中のようなど素人がなったのかと聞くと、3つの理由を述べられました。
1.参院の外交防衛委員長をしていたこと。
2.参院枠の関係
3.田中真紀子氏から強い押し。

1.の外交防衛委員長という役職についているということは、とうぜんその周辺の知識は他の議員よりもあるだろうという思惑があったと思いますが、実際ふたを開けてみれば、こんなにひどいのと任命した本人がびっくりしたということです。

 軍事を知らない人に基地を見せても、何もわかるはずがありません。一体この人は今まで何を国会議員としてしてきたのでしょう。衆議院4回、参議院3期という長い政治家をしていながら、これまで大臣を務めなかったのは、この人が無能だということを証明しているようなものだったはずです。でも、野田首相は任命した。

 当然、任命責任があるはずです。

2.参院枠は、1の国会議員の経験年数と関連していますが、参議院からも大臣を出さねばならないためです。ここらは野田さんの得意な分野の党内融和です。

3.そしてこれが強烈です。
 田中真紀子氏からの強い押し。うちの父ちゃんを大臣にしないともう野田内閣を応援しないよと強く働きかけたといわれています。そして、彼女が持っているCHINAカードをここぞとばかり出して、彼女の民主党での存在感を増したいという思惑が働いたと考えてよいでしょう。

 民主党の弱点の国家の安全保障と外交の人材不足が予定した格好です。

 国益をきちっと思えば、当然避けられない道なのに、民主党が日本国のことを思っていない証拠だということを防衛大臣の任命でまたまたはっきりさせました。

 民主党は今すぐにでも、国民に信を問うべきです。