日本人の得意技 総論賛成 各論反対 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 民主党が提出した衆議院の議員定数削減案に自民党以外の各党が反対しています。

 議員が多すぎるのは、誰もが言っていること。でも、比例定数の80削減は、少数政党に不利だからといって反対するのは、ちょっとおかしくないですか?

 もともと小選挙区制度は、少数意見の切捨てがメインです。前回の衆議院選挙で民主党が圧勝したのは、小選挙区で自民党の票をわずかに上回ったからに過ぎません。得票率から言えば、その差は少しだったということは皆さんご存知のことだと思います。

 そのため少数だけ当選する小選挙区では当選者以外は落選し、それではと比例定数で少数意見の尊重をするために、180議席もの比例定数を設けた推移があります。

 しかし、それで無駄な議員の歳費を削減するために、どんな案があるのですか?

 日本の国益を考えずに他国の国益ばかりを考える議員が多い社民党など存在の価値があるのでしょうか?もし、比例定数がなければ社民党は国会議員がいなくなるでしょう。参議院ですが、横峯議員のように品性のかけらもない議院が議席にしがみついているような現状をみて本当に無駄な国会議員が多すぎると思うのは私だけではないでしょう。

 まずは、議員の定数を減らす。

 ここからはじめないと何も変わりません。すぐに法制化したらいいと思います。

 すべて何事も行動を起こさないと何も変わりません。

 今必要なのは、政府の気構えを国民に示すことです。自分たちの身を切って痛みを受け入れながら改革をすることを示さねば成りません。

 80議席を削っても約80億の歳費が縮減されるだけだという方もいらっしゃいますが、そこから始めないとだれも口ばっかりで何もしないではないですか。その後に、政党助成金などを廃止したらいいのです。アメリカのように個人や企業からどんどん献金を募ればいいのです。

 政党や政治家は自分の信じることを包み隠さずその政治信条を公表し、それをみて国民は自分たちの代表である国会議員を選んだらいいのです。

 今のように選挙前には外国人参政権や夫婦別姓、人権擁護法案のような反日法案に賛成するかどうかをしっかりと見極めてから、献金や投票するべきです。ネット上の規制もなくし、安価で自分の意見を堂々と世間に発表できるようにしたらいいのです。

 橋下市長が大阪で支持を受けたのも、大阪府知事から格下の大阪市長になってまで改革をするという決意をみんなに見せたからだと思っています。歴史的に見れば、児玉源太郎大将が日露戦争のときに後任の急死のために、自分をわざと二段階も格下の少将ポストの満州軍参謀長になったこと以来だと思います。

 それほどの覚悟の政治家がいなかったので、橋下氏はあれほどのネガティブキャンペーンを跳ね返したと思います。

 今回も、まずは政治家が覚悟を示してください。

 そこには民主党も自民党もないと思います。

 私たちもどこに有利でどこに不利だからという各論ではなく、国会議員を減らすという大命題を果たしましょう。そうすれば、地方議会の無駄な議員も減らす動きになってくるでしょう。

 総論賛成、各論反対で何も動かないのが日本の悪い点です。極寒の地で遅々として復興のすすまない福島を始めとする被災地のためにも、指導者が自らの血を流してその決意を示すことが、日本人が復興の原点に返ることではないでしょうか。