こんな素人を防衛大臣にして国防をなんと考える | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 一川保夫という衆議院員が防衛大臣になりました。この人をご存知の方も多いでしょうが私はまったく知りませんでした。こういうときは、知っている人に聞くのが一番と、安全保障の第一人者尊敬する野口裕之産経新聞九州総局長に電話しました。

 私  「一川ってどんな人?」
 野口「僕も知らない」
 私  「えっ?」

 こういう会話です。2日の発表の後、いろんなところから雨嵐のように電話があり、みんな「だれ?どんな人?」と聞かれたそうですが、「知らないから、答えようが無い」しか答えられなかったそうです。

 今は販売戦略上、九州総局長として福岡にいますが、安全保障のスペシャリストの野口さんが新しく防衛大臣に就任した一川氏を知らないということは、どういうことでしょう。野口氏の怠慢か?いいえそうではありません。まったくの安全保障問題を知らないど素人がわが国の国防の長になったと言うことです。

 ということは、未知数の防衛大臣の力量を試そうと、CHINAや北朝鮮が動かないわけがありません。タカ派とみなされる人が大臣になった場合とハト派といわれる人がなった場合どちらが周辺諸国から歓迎されるでしょう。もちろんハト派です。なぜなら彼らは好き勝手なことを日本周辺できるからです。

 それは、日本の国益に合うのでしょうか。

 さらに、この一川という人は、外国人参政権を推進しようとしている人です。そんな国防のいろはもわからない人が、防衛大臣になるなんて不適としかいえません。そしてシビリアンコントロールというまやかしを公然と口にするあほさ加減です。

 スターリンや毛沢東も文官です。だからシビリアンコントロールが効いていたといえますが、彼らは戦争や粛清をバンバンやりました。これが平和に繋がるのでしょうか。国防はきちんとした備えと祖国を守るという気概がそろって初めて有効な外交手段になることは、尖閣諸島のCHINA船衝突事件で十分に学んだはずですが、野田君は何も学んでいなかったみたいです。

 野田総理大臣には、本当に失望させられました。しかも本人は、靖国神社には公式参拝しないということを今のうちから言ってどうするのでしょう。黙っておいて、8月15日や春や秋の大祭の時に粛々と英霊に対して敬意を表し、わが国の安全をお守りいただくようお願いすればいいのです。それが海外にそして国内に信念の人というメッセージを出すことになります。

 やはり彼は泥鰌のようにつかみどころの無い人だったようです。

 内閣の人事権は総理大臣にありと一切他の人の意見を聞かなかった小泉首相のすごさがわかります。党内融和を狙ってこのような配置をしたそうですが、あまりにも内向きで民主党内のバランスだけで組閣をすること自体が間違っていると思います。

 小宮山洋子は日本の伝統や家族制度を破壊する民主党の急先鋒ですし、山岡賢次にいたっては、拉致問題を本気で解決しようとする気があるとは思えません。国対の何とか丸く治めようというやり方で北朝鮮と対峙すれば、きっと足元を見られるだけですし、その信念自体が腐っていると思います。

 何も期待できない野田内閣と思っていましたが、それよりも何をしでかすかわから無い野田内閣に変わりつつあります。しっかり国を憂う人々が結束して見ていかねばなりません。