やはり何も変わらなかった党首交代 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 組閣の人事を見て、びっくりたまげた。

 幹事長が輿石東という日教組で日本を解体するために子供たちに毒を吐き散らしていた人間を据えたことから、もう野田内閣には何も期待をしていなかったが、他の顔ぶれを見て、なんだこの内閣は「日本を亡国へ導く内閣」ではないかと思わず言ってしまいました。

 メインの人事のことは、主催者や他の人たちがこれでもかといっているので、あえて触れませんが、厚生労働大臣にこともあろうに小宮山洋子を任命するとは、なにごとでしょう。ご存知のように小宮山氏は夫婦別姓推進論者の論客であり、NHKのアナウンサーとしての知名度とおなかとは裏腹の柔和な笑顔で多くの国民を誑かしている張本人です。

 夫婦別姓は、日本の家族制度を根底から覆す大きな爆弾です。GHQの占領当時、アメリカに刃向える強い日本を再生しないために、強い兵士を産み出した日本のお母さんのすばらしさを否定するようにマスコミに女性の権利意識を吹聴し、女性も自由のために立ち上がれと男女共同参画を法律で制定し、そしてその完成形がこの夫婦別姓なのです。

 現在の少子化の原因は、結婚し子供を産む若者が減っているからです。その原因のひとつは若年層の収入の少なさにあります。成人男子でさえも、一流企業ではなく地場の企業に就職したら、世帯主だけの収入では一家を養えません。以前は、扶養手当や家族手当が当たり前のように給料制度にあり、世帯主になれば収入が増えるため親子三人、四人がかろうじて食べていけるようになっていました。

 しかし、いつの間にか同一職種が同一賃金となり、男女の差も、独身・既婚の差も給料にはつけられなくなり、若い人たちは共稼ぎでないと生活が出来ないようになってきています。当然、例外はたくさんありますが、女性がフルタイムで働きながら子供を持つということは不可能に近いのです。

 いままでは、一家の大黒柱としての男性(女性でもいいのですが)が、家を守るために一所懸命に働き、家族を養ってきたのですが、今では男も女も同じ時間働けば同じ賃金とするために、別に結婚せずとも不自由は無いようになってきました。

 そして夫婦別姓になったらどうやって家族の絆を保てるのでしょう。そして、婚外子も嫡出子と同じ相続権利を持つようになれば、結婚の意義がまた希薄になります。

 すると結婚する若者がさらに減って、自分の自由を阻害する原因とみなされる子供を持つことを嫌うようになり、さらに人口減少が進むのです。これこそ亡国のシナリオではないでしょうか。

 わが国はイザナミとイザナギの夫婦の神様が国産みをした時から続く歴史ある国です。生まれたときは、別々に生れ落ちようとめぐり合ってまた夫婦になって子孫を残し、国を永遠に繁栄させるのが大切であると教えられてきた国柄です。

 その今までの常識が完全に履がえされようとしています。

 民主党の言う「社会で子供を育てる」を破綻した子ども手当てに求めるよりも、世帯主に対して(男女どちらでもかまわない)「家族手当」「扶養手当」の復活を義務付けるほうがより具体的なのではないでしょうか。それにより、家族を持つ責任感が生まれ、収入を得る人と家庭を守る人(その役割は男女どちらでもかまわない)の役割分担で家庭を存続でき、子供を育てることが出来るのではないでしょうか。

 小宮山洋子は、その役割分担をまったくなくし、結婚の意義を真っ向から否定し、結婚しなくても出来た子供は社会で育てるといっている日本の伝統を否定する日本破壊論者です。

 私たちはこれまで以上に野田政権の各大臣がすることを見ていかなければなりません。さもないと菅の最後っ屁の朝鮮高校の無料化の推進指示のようなとんでもない方針が各売国奴大臣から発せられるかもしれません。

 民主政権の大臣さんたちよ。あなたたちは「大臣」の意味を知っているか。あなたたちは天皇陛下の「臣」なのですよ。「おおみごころ」を十分に理解し、日本国民のためになる政治をするのが役目であります。それを推進することを陛下に誓わなければ「大臣」たる資格が無いのと同じですよ。

 菅直人がいなくなればきっと良くなるだろうと思っていた人たちが大勢いらっしゃったでしょうが、とんでもないことがこの組閣で判明しました。やっぱり腐った民主党ではこの最悪の状況は変わりません。

 早く国民に信を問え! このせりふは野党時代の民主党の常套句でしたが、今はもうお忘れになったのですか?