アメリカ留学日記56
10月30日今日は火曜日なので忙しい日。でも計画的に物事を進められたので、早く寝れそうです。授業終わりに日本語会話の会に参加。みんなと話してご飯して、クリスチャンに参加して、マーヴィンと卓球やって、帰ってきて課題やって。。。今はセルバンテスの「ドンキホーテ」を読んでるのですが、これがめちゃシュールで面白い。本の読みすぎで自分のことを騎士と勘違いした人のお話なのですが、風車を敵だと思って突っ込んで体痛めたり、友達に本は悪影響だからって寝てる間に勝手に燃やされたり、とにかくコメディー。中世のものあまり読んだことなかったから、堅苦しいのかと思っていたけれど、そんなことはなかった。また、アジア文学の授業では中国文学のYu HuaのTo Live という作品を読んでいるのですが、こちらは対照的。もともと金持ちで人生を謳歌していた人がギャンブルでどん底に落ちるところから始まるのですが、このどん底が本当に辛い。家族は最終的に全員死んじゃうし。でも作品には政治的な様子も描かれていて、毛沢東で有名な文化革命からConfucianism, Communism, capitalismなど、中国の大切な文化の要素を全部取り入れています。だからこそ難しいのですが。泣きながら読み進めます。。。でもなんか、文学専攻した理由は最初は「より高いレベルの英語を学ぶため」だったのですが、アメリカに来て、英語を通して世界中の文学、神話に触れて、自分はなんて教養のないつまらない人間だったんだと思い知らされたのと同時に、本というものにハマって来ました。本嫌いだった僕が好きになれたのは、本の読み方を覚えてきたからだと思います。こっちに来るとみんな村上春樹は読んでるし、恥ずかしくなりました。まあ村上春樹あんまり好きではないのですが。絶対に日本帰ったらOヘンリーを読破する!!!!!