「光あるところに影がある」ことを教わった。 | 零細企業の闘魂日記

【白土三平が誤嚥性肺炎のため死去、白土の作画を支えた実弟・岡本鉄二も相次いで】
https://natalie.mu/comic/news/450927
白土三平が、10月8日に誤嚥性肺炎のために死去した。89歳だった。』
 
『白土は1932年2月15日、東京都生まれ。1957年に「こがらし剣士」でマンガ家デビューしたのち、貸本マンガの世界で1959年から「忍者武芸帳-影丸伝-」を発表する。1964年より月刊漫画ガロ(青林堂)で「カムイ伝」の連載を開始。「サスケ」「カムイ外伝」「ワタリ」など数々のヒット作を持つ。1963年には「シートン動物記」「サスケ」で第4回講談社児童まんが賞を受賞した。』
 
『また白土の弟で、長年白土を作画の面で支えていた岡本鉄二も、10月12日に間質性肺炎で死去。岡本は「カムイ伝」シリーズなど多くの作品で作画を手がけた。』
 
『故人の生前からの希望により、葬儀は両名とも親族のみで執り行われた。また香典・供花・弔電などの厚志は辞退するとのことで、お別れの会などを開く予定はない。』


私自身が年齢を重ねていくと同時に当然のことながら存命の他の人も皆、年を取っていく。そして、訃報を知って、「あっ」と何かに蹴躓いたようにそれを思い出す。
 
「忍者武芸帳-影丸伝-」「サスケ」「カムイ伝」「カムイ外伝」というあたりは私たちの年代ではまさにド真ん中である。
 
白土氏が“編み出した”「春花の術」「おぼろ影」などを懸命に修行したが、なかなか難しく、「分身の術」に至っては、私にはまったく不可能だった。
 
やってみたいのに、いまだに試していないのが、ミミズを壺に入れて乾かし、粉末にした後、水に溶いて使う「犬万」
 
また、長じても岡本鉄二氏が作画した「カムイ伝 第二部」を読むために、ビッグコミックを買っていたほど。

  
ご兄弟の偉業を振り返り、哀悼の意を捧げます。