効くキノコ。 | 零細企業の闘魂日記

【虫に寄生する殺虫キノコ、漢方生薬「冬虫夏草」の成分を用いた抗がん剤が開発される】
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/10/post-97272.php
<漢方の生薬「冬虫夏草」の含有成分「コルジセピン」由来の抗がん剤が開発された>
 
『英オックスフォード大学と英バイオ製薬企業ニューカナは、中医学・漢方の生薬として伝統的に用いられている真菌「冬虫夏草(シネンシストウチュウカソウ)」の含有成分である「コルジセピン」由来の抗がん剤NUC-7738を開発した。』
 
冬虫夏草は、昆虫の幼虫に寄生して栄養分を接種し、その幼虫から棒状のキノコを発芽させることで知られている。』
 
素晴らしい。
このように深く研究されて「薬用キノコ」がさらに有効利用されるのは誠に喜ばしい。
 
しばしば「キノコが本当に効くのか?」という質問を受けるが、“効く”“効かない”かで言えば、もちろん“効くものもある”と答える。
 
今の時期、キノコ狩りシーズンとともに「毒キノコ」が話題になる。
毒キノコにもいろいろあるが、シロタマゴテングタケタマゴテングタケドクツルタケ「猛毒キノコ御三家」と呼ばれ、1本で1人の命を奪うほど強い毒成分を持つ。
また、これらの猛毒キノコ御三家と並ぶかそれ以上に恐ろしいのがカエンタケで、致死量はわずか3gである。
 
「キノコなんて効くわけがない」と断じる人がいるのは残念なことだが、そのような人でも「毒キノコ」の存在は認めざるを得ないのである。
 
「毒キノコ」があるならば当然、「薬用キノコ」があってもおかしくはなく、長年の食経験から薬効があると言われるキノコはやはり“効く”のである。