自社に不利なことは報道しない。 | 零細企業の闘魂日記

【「未使用の新聞紙」アマゾンで大量出品の謎、カテゴリーは「ペットの便所紙」】
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『新聞を購読する人が年々減っている。だからこそ、こんなビジネスが生まれているのだろうか――。』
 
『アマゾンなどのネットショップでは、数年前からキロ単位にまとめられた新聞紙が「緩衝材」「犬用トイレシート」などとして売られている。その中身は、新聞販売店で発生する残紙(広義の「押し紙」)とみられる。』
 
『5月1日、筆者は佐川急便から残紙束を受け取った。包装を解いて、最初に現れたのは朝日新聞だった。「インド1日35万人感染」という4段見出しが筆者の目に飛び込んできた。他社の新聞も交じっている。全部で118部あった。銘柄の内訳は次の通りである。』
 
朝日新聞(4月28日):47部
朝日新聞(4月29日):19部
読売新聞(4月28日):8部
日刊スポーツ(4月28日、朝日系):38部
スポーツ報知(4月28日、読売系):6部
 
残紙は40年に渡って、国会で問題になっているのである。が、新聞社は報道もしなければ、残紙の責任も認めていない。残紙の存在は認めても、それはすべて販売店が注文した予備紙であり、販売店の責任であると一貫して主張してきた。』
 
『しかし、残紙新聞ジャーナリズムの尊厳にかかわる問題である。その問題の解決を避けてきた結果、アマゾンや楽天で新聞が「犬用品」、つまりは「ペットの便所紙」 として販売される事態に陥ったのである。』


いわゆる『押し紙』の実態は新聞配達員のアルバイトをすれば、目の当たりにすることである。
 
朝刊の残紙は新聞販売店に夕刊を運んでくるトラックに積み込むし、夕刊の残紙は翌朝、朝刊を運んでくるトラックに積み込む。
その量がハンパではない。
この記事にある『残紙の存在は認めても、それはすべて販売店が注文した予備紙であり、販売店の責任である』というのは、新聞社側の極めて傲慢な態度である。
 
万一、そうであったとしても脱炭素社会を謳い、グレタ・トゥーンベリさんをジャンヌ・ダルクのように持ち上げる新聞社は、販売店と密接に協議して少しでも無駄紙を減らすように努力する必要があるだろう。
あ、『ペットの便所用』としては無駄紙ではないか、