こんにちは。

 

気が付いたら、人生の半分以上オーストラリアに住んでる事になっていた、シングルマザー歴23年、リメディアルセラピスト、桔梗のブログの部屋へようこそ。おねがい

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日本のホテルでお出迎えしてくれたロボット。可愛い😍

 

 

昨年の11月に渡日した時に叔父が亡くなり、葬儀を執り行ったりしていたので日本滞在一が一カ月に及んだことはブログで書いた。

ダウンダウンダウン

 

 

その間に父とは4年ぶりに、そして妹イラクサとは1年半ぶりに会って話をすることが出来たのだが、改めて、父、弟、妹の常識と私の常識がかけ離れていることを実感することになった。

私の常識がおかしいのか、それとも彼ら3人の常識がおかしいのか、はたまた私たち家族の常識はどちらもおかしいのか?今回も皆さんに尋ねてみたい。

 

 

実は昨年2023年の11月に叔父が亡くなる数日前に、私は父と会っていた。

今までのブログを読んでいる人は、「実家に出禁状態なのにどうやって会ったの?」と思うだろう。

知らない人のために実家出禁について短く説明しよう。

事件は2022年の四月に母が急逝した後に起きた。

この年、私は何度も日本とオーストラリアを往復したのだけれど、2度目の渡日のときに、アリスに母の家の片付けを任せて実家を訪ねている。

 

(コロナで掃除には来れなかったし、父は掃除なんか絶対にせえへんから、さすがにそろそろ大掃除せな実家ヤバいやろなぁ)

 

と思ったからなのだが、いざ訪ねてみたら父に完全に無視されたのである。

たった一人の孫のアリスの呼びかけにも、父は一言も答えなかった。(仮にも孫やで?)

ダウンダウンダウン(興味あったらドウゾ😅)

 

翌週に電話で理由を聞いたら、父は弟のホオズキの言いつけを守って私を実家に入れないだけなのであった。

ダウンダウンダウン(暇だったら読んでね😅)

 

 

それ以降,時折父に電話は入れていたものの、実家に入れてくれないなら多忙を極める日本滞在中にわざわざ父を訪ねてもしょうがない。

2022年4月に母が亡くなった後、母の家から妹イラクサと弟ホオズキの荷物を実家に車で運んだ時に、玄関だけ開けて貰って荷物を運び入れ時にチラッと父を見ただけで、その後1年半、私は父のその姿を見ることはなかった。

 

 

さて、父は言われたことだけをやり通すという単純思考を持っているので、弟のホオズキに「桔梗を家に入れるな!」と言われたら、それが例え傍にいる人々から見たらおかしいことでもそれを押し通す。

だが、今回たまたま父の誕生日に私は日本にいることになっていたので、「入れてくれないのなら、出てきてもらえばええやんウインク!」と、父の誕生日の数日前に電話を入れて外での食事に誘ったのである。

 

私:「実家に入れてくれなくても、お父さんは出てこれるんでしょ?誕生日が近いから一緒にご飯食べに行きませんか?それならええんやないの?」

 

予想した通り、父は食事に応じたのであった。

 

 

 

車で迎えに行くと、家から出てきた父はやはり以前よりよたついていた。

(最後に一緒に食事した時から4年か。まあ、93歳やもんな。しゃあないわな)と年相応かな……と思った私は、父が行きたいと言ったファミリーレストランに車を走らせた。

 

ところがレストランに入って、灯りの下で見た父の姿に私はドン引きしたのである。

 

よたつくのは予想はしていた私だが、それ以上に驚いたのは、とにかく見た目がめっちゃ不健康だったことである。

先ず肌の色が汚い。特に、爪の色が黒いのには目を見張った。

動脈からの酸素を含んだ鮮血が指先まで全く届いていない。血行障害なのは明らかだった。

2019年にはまだ見られなかった症状だ。

 

だが、食欲は凄まじい。びっくり

私はキノコのパスタのみを頼んだのだが、父はチキンの照り焼きステーキをフルセット(スープ+ライス+ドリンク)で頼んだ。93歳の食欲ではない。

 

(食えんのか?こんなに?)

 

と思ったが、そこはやはり父であった。1時間以上時間をかけて、米粒一つ残さず平らげた。(実は、その後の叔父の葬儀でも驚異の食欲を見せている!まさに、『食いつくし系老人』である)

だが、その身体的衰えは顕著だった。

食事の途中、ナイフでうまくチキンを一口大に切れない父。

(チキンも切れないくらい手の力が衰えたんか?)という疑問が沸いた。私が小さくナイフで切ってあげた。

 

しかし、これだけの食欲はあるのにこの不健康な爪の色は何なのだ???

 

余りに爪の色が黒くて血行障害が起きていることを父に指摘した。

すると父はおもむろに口を開いて、「実は……」と話し始めたのである。

 

父:「実は入院したんだ。」

 

私:「はぁ?入院?どうして?」

 

父:「……脳梗塞疑いだ。」

 

私:「脳梗塞ぅ!?いつ?家で?」

 

父:「いや、かかりつけの医者に行ったときに待合室で倒れたんだ。それで医者が救急車呼んで病院に運ばれた。」

 

私:「いつの話?」

 

父:「3月頃だったかな。」

 

私:「3月!?(7か月も前やん汗汗汗)」

 

なんと、私とアリスが母の一周忌で日本に来ていた3月頃の出来事だった。

色々検査はしたが、結果、脳にミニ脳梗塞の跡があったので、診断は『脳梗塞疑い』になったらしい。

 

父:「入院中はお粥しか食べさせて貰えなくて、あっという間に筋肉が衰えた。」

 

私:「脳梗塞だったら薬処方されたよね?薬ちゃんと飲んでるの?」

 

父:「いや、飲んでいない。」

 

私:「なんで?医者から処方されなかったん?」

 

父:「いや、ホオズキが薬の名前を聞いてきて、名前を言ったら絶対に飲むなって言ったから飲んでいない。」

 

(え”っ???……ホオズキはUSAの大学出てDRって称号は付いてるけど、ただのカイロプラクターでドクター違うねんけど。日本の病院のホンマモンの医者のいうことは聞かんけど、USAのカイロプラクターの言うことを聞くって、おかしいやろ?)

 

父:「医者に処方された薬を飲んだら、薬が効きすぎて途端に眼底出血が起きたんだ。おかげで今でもわざわざ病院に通って、目に注射を打たなければいけなくなった。」

 

 

眼底出血の原因は医者にある!と言いたいらしい。

医者に処方された薬を飲んだせいで眼底出血が起きたと思って、ホオズキは父に薬を飲むのをやめるように言ったのかもしれないが、眼底出血の原因は色々ある。眼底の血管に血栓が詰まって血管が破裂する場合もあるのだ。

もし父に動脈硬化が起きているのなら、そっちの治療もしなければならない。

 

私:「お父さん、脳梗塞の疑いがあるんやったら、医者が薬を処方するのは定石。せやけど、血液サラサラの薬を飲んだだけで普通は出血なんかせえへん。薬飲んだせいで眼底出血したって言うなら、お父さんの血管はもう既にボロボロやったってことよ。血管が動脈硬化起こしているから手の抹消にちゃんと血液が届かなくて、血行不良で爪の色が黒ずんでる可能性もあるんよ。ほんで、動脈硬化は脳梗塞や脳出血の原因にもなるし、薬飲まないんやったら食事療法せなあかんわ。ホオズキとかイラクサに言われてへんの?」

 

父:「食事は、別に言われてない。」

 

薬は飲むなと言っておいて、代替え療法は指導しない……。(どんなDRやねん?……あ、カイロプラクターやった😅)

 

私:「お父さん、まずね、スーパーの安売りの揚げ物とかは食べたらアカンわ。お父さん、安売りの揚げ物をまとめて買って来て冷蔵庫に何日も入れて置くやろ?揚げ物の油は直ぐに酸化するから、直ぐに食べなアカンねん。酸化した揚げ物は動脈硬化の原因になるんよ。あとは、パンや菓子パンみたいな甘いものや炭水化物の摂りすぎも血管を硬くする。ほんで、お父さん新鮮な野菜とか全然摂らんやろ?全部おひたしで、しかも安売りで買って来た野菜を直ぐに食べないで冷蔵庫に入れてあるから、殆どみんな悪くなりかけてるやんか。あれじゃビタミンやミネラルなんか全然摂れへんよ。」

 

父:「じゃあ、どんな食べ物がいいんだ?」

 

珍しく、父は私の言うことに耳を傾けていた。

 

私:「もうお父さん料理なんか殆どせえへんのやろ?揚げ物やなくて、ちょっと高くても、まだスーパーのお惣菜とかの方がええよ。ほんで、肉より魚。青魚は動脈硬化にめっちゃ良いよ。もし肉を食べるんやったら、脂身の少ないところ。鶏肉やったら今日みたいなもも肉やなくてささみやね。豚肉も炒めやなくてしゃぶしゃぶみたいにすると油が落ちてええねんけど、何でも食べすぎたらアカン。このこと先に知っとったら、アタシ絶対にお父さんにもも肉のステーキなんか食べさせへんかったわ。野菜は袋に入った新鮮なのを買って来て、その日のうちに食べる。あとは、アボカドなんて動脈硬化にはええねんけどなぁ。お醤油漬けて食べたら、トロの刺身みたいで美味しいんよ。実家に入れてくれるのなら、一緒にスーパーに行って買い出しして食べ方を教えてあげたり出来るんやけど、それはアカンのやろ?」

 

父はそれに関しては首を立てには振らなかった。他の弟妹の誰もそんなことしてあげようと言わないのにだ。

ここに父の発達障害の症状がしっかり見える。

自分で考えて物事の判断が出来ない。

年齢から来る認知症の初期症状では?と思う人もいるだろうが、父は若い頃から自分の頭で考えて物事の判断することが出来ない。

必ず「OOがそう言っていたから!」と責任を転嫁する。

実家出入り禁止は「ホオズキが実家に入れるなと言っているから!」なのである。

 

私:「ホオズキの言うことを聞いて薬飲まんのやったら、それはお父さんの決めたことやからええねんけど、その代わりにちゃんと食事療法せなアカンよ。私のアドバイス聞きたくないんやったらそれはそれで全然構へん。決めるんはお父さんやし。せやけど、今回は医者で倒れたから直ぐに救急車読んで貰えて良かったけど、今度家で倒れて頭打ったりでもしたら父さん終わりやで。覚えといた方が良いと思うよ。」

 

 

食事を終えた後、私は父と食事をした時に入院した事実を知ったことをイラクサにメールして、余りに爪の色や肌の色が不健康で驚いたことを記したが、メールの返事が来ないうちに叔父が亡くなってしまったのであった。

 

ここまで読んで、皆さんはどう思われるだろう?

私がオーバーリアクションなのだろうか?

 

 

第2話に続く。

 

 

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