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気が付いたら、人生の半分以上オーストラリアに住んでる事になっていた、シングルマザー歴23年、リメディアルセラピスト、桔梗のブログの部屋へようこそ。おねがい

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11月の秋から12月の初冬にかけて一か月日本に滞在した私は、改めて日本の葬儀の複雑なしきたりについて学ばせてもらった。

 

先ずは日本到着直後に親戚の葬儀に参列する事になり、すぐさまネットで葬祭用ドレスを注文したのだが、万が一届かなかった時のために、友人のお母様からドレスをお借りした。(お母様ありがとう😭)

そして黒いパンプスも購入。オーストラリアで購入するより安く、しかも歩きやすいのが良い。

その親戚の葬儀に参列した10日後、私は今度は叔父の葬儀を執り行うことになるのだった。

 

 

実は私の尊敬するガイドの先輩が関東の葬儀屋さんで働いていて、その方から葬儀の流れなどを教えて貰っていたのだが、叔父夫婦が住んでいる地域の葬儀の流れは関東のそれとは全く違う流れなのであった。

なので叔父が亡くなった後、地元の葬儀屋さんから一から教えて頂きながら葬儀の日程を決めていく事となった。

しかも驚いたことに、叔父の葬儀担当者の方が仰るには同じ県内でも葬儀のしきたりが微妙に違うのだそうで、私みたいに長年関東に住んでから海外に行っちゃった人間にしてみると、「へぇ~」「ほぉ~」「そうなんですか~」という言葉がダダ洩れ状態であった。

 

私が以前オーストラリアで参列した葬儀は日本の一般的な葬儀と同じで、故人が棺桶に納棺された状態で行われた。そして、故人様は葬儀が終った後に火葬場へ移される。ただ日本と違って、オーストラリアでは『骨上げ』は無い。

この『骨上げ』というのは、日本独特の慣習なのである。

だから、オーストラリアではご遺体は火葬後は『灰(Ash)』の状態になって出て来る。葬儀から数日後に火葬場から火葬が終わった時に連絡が来て、家族が取りに行くのだ。

 

 

ところが、日本では『前火葬』が行われる地域がある。

前火葬というのは、葬儀の前に火葬を行うことである。

ネットには北海道の函館や根室、東北、九州の一部の地域と書いてあるが、関東でも前火葬をする地域があるようだし、沖縄も前火葬があるらしい。

ということで、私が叔母の代理で執り行ったのはこの前火葬の葬儀であった。しかも、通夜というのはこの地域では執り行わないと聞いてまたびっくり。

なので火葬前に納棺の義が行われ、通常はその翌日に火葬される。

通夜が無い代わりに、故人を最後に見たい方は火葬場を訪れ、そこで焼香をして棺桶の小窓から故人とお別れをするのであった。

前火葬は『骨葬』とも呼ばれる。葬儀の前に火葬を行うので、葬儀の祭壇にはお骨が上がることになる。

後火葬が慣習の地域から葬儀に参列する人は恐らくびっくりするだろう。

 

檀家のご住職がとても忙しく、友引の日も間に入っていたために、叔父の葬儀はかなり遅れて執り行われることになった。

因みに葬儀までの数日間、私は叔父を安置しているお部屋で寝泊まりしていたのだけれど、それをオーストラリアの娘アリスに話をしたらめっちゃ驚かれた。

 

アリス:「え!?叔父さんの遺体と一緒の部屋で寝てるってこと?」

 

私:「うん。でも一緒の部屋に寝てるってだけやし。一緒に寝てるって言ったらそりゃ驚くやろけど。」

 

アリス:「一緒に寝てたらただのアホやん!」(仰る通りで😓あせる

 

 

叔母には日中は安置室で叔父と一緒に居て貰っていたのだが、夜は施設に戻って寝て貰っていた。施設で朝食を食べて貰った後私が迎えに行き、再び安置室で叔父と過ごしてもらうという流れだった。

私は叔父が亡くなった翌日に死亡届を役所に出しに行ったり、葬儀が終った後の会食や引き物の準備の他、忌明けに出すハガキに住所氏名を書き入れると同時に名簿を作成したりと、とにかくすることが多いのであった。

役所に死亡届を出した時に、年金事務所に予約を入れて手続きをするように言われた。死亡が戸籍に反映されるまで一週間かかると言われ、その次の日にでも予約を入れたらいいかなと思っていたのだが、年金ダイヤルに電話を入れてビックリ仰天。

一番早い予約でなんと17日後であった。

 

元々の日本滞在の予定は11月5日から18日までだったのだが、その出発日が葬儀になってしまったので滞在を伸ばさなければならない。

とりあえず2週間滞在を伸ばしたのだけれど、その後に年金事務所に電話を入れたので、年金事務所の予約は出発の前日と、ギリギリであった。(良かった~😅)

年金の手続きまでやって、後は、ケアマネさんや介護施設の方々、そして近くに住む親戚の方々に叔母のフォローアップをして頂くことをお願いした。(皆さん本当にありがとうございます😇ホンマに私幸せもんです😭)

 

そして、忌明けのハガキを出した直後から今度は書留でお香典が届き始めたので、私がオーストラリアに戻った後の香典返しはケーキ屋さんから送って頂く手続きを取った。

このお香典というのも日本独特の慣習だ。

オーストラリアに戻ってからマッサージのお客様に、葬儀が終わってからもやることがあったから帰るのが遅くなったと日本の慣習について説明をしたのだけれど、このお香典とお返しの慣習はとても珍しがられた。

 

とまあ、その他にもお布施とか戒名料とかとにかくお金がかかるのが日本の葬儀で、日本独特の葬儀の慣習について学ぶことの多かった今回の日本滞在だが、葬儀社の担当の方から言われたことが一番驚いた。

 

「日本のお葬式は世界一高いですから。」

 

 

日本より物価の高いオーストラリアでも日本円で40万~150万円が葬儀の相場らしいから、日本の葬儀の平均相場110万円っていうのは高すぎやない???

 

 

 

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