夢の近くに来たのに


新生モンゴールの将軍となったイシュトヴァーン

クムとの国境で睨み合いをする中、

たとえようのない孤独と鬱屈を抱えていた。

一方、モンゴールの首都トーラスでは

軍師アリが暗躍し、クムの第一王子という人質をもって

和平案を提案。しかし・・・

ムネリスと恋人になり、モンゴールの将軍になり

夢まであと一歩のところで

なんか違う感に囚われるイシュトヴァーン。

もし本当にここでまた野に入ったら。


このまま行くよりマシだったかもしれない、という

なんか不幸の気配が・・・


でもイシュトヴァーンは本当に良い意味でも

悪い意味でも単純明快、考えなし。

カリスマ性はあるし魅力的だけど

ぶっちゃけ安定感なし。

上に立つ覚悟もあんまりない。

まだやんちゃな青年のままですが

アリの異常な執着と暗躍が

血の道を切り開いていきそうです・・・


そしてアムネリスは恋の虜。

恋をするときはいつも盲目、一途、

少女になって何もかも捧げたくなる。

彼女も上に立つ人間としては

危うさが大きいんですよね・・・

モンゴールの行く末が不安だ・・・


安定感があるのはアリだけという。

悪い意味の安定感ですが。


でもなんだかんだで嵐の中で

自らを解放するイシュトはかっこいい・・・。


誰からも愛されることの

息苦しさ・・・それもまた事実なんだろうな。

自由と勝手を同居させる困った奴です。


フロリーも参戦しちゃったので

アムネリスとの修羅場が・・・


そしてそして!カメロンさんとも再会!

彼なら軌道を修正してくれるか?

それとも彼もアリの手にかかるか・・・


モンゴールはどの道へいくんでしょうね・・・


さて今回の名台詞はイシュトヴァーンより。


「見ろ!どいつも、こいつも、

 この俺を見るがいい!

 おれは、ここにいるぞ。」

アニメ版のイシュト。

初期なので初々しいし可愛いなあ。


次は海外ドラマ

エージェント・オブ・シールド

シーズン2 第4話

「仮面の敵」の感想です。


【グイン・サーガ 過去感想】

31 ヤーンの日

32 ヤヌスの戦い

33 モンゴールの復活

34 愛の嵐


1〜30巻の感想はこちらのページより。