私立探偵ポワロはある時、悪評の耐えない男、シャイタナのパーティへと招待された。

シャイタナは犯罪者を集めたとうそぶいていた。

そのパーティの最中、ポワロを含めた8人の客がブリッジをプレイしているまさにその時、

シャイタナは部屋の片隅で殺されていた…。

 

ほどほどに脛に傷をもつ軍人、医師、老婦人、妙齢の女性に

フェミニスト全開の女性推理作家も加え、個性的な面々の誰が犯人か。

ブリッジの点数表から見える性格診断が興味深い…のですが、

ブリッジのルールが分からないので

なんとなく…分かったつもりで読んでしまいました;;

分かってたらもっと面白かったのに!そこは残念です。

 

ですがどんでん返しのラストでびっくり。

一番「あやしくない」という意味であやしい人が犯人でした。

犯人が殺人に至った悪癖は珍しくはないし、動機もわりと単純。

でも「この人が」と思わせるところはさすがでした。

 

つくづくブリッジのルールを知らないで読んだことが悔やまれます;;

 

チェスのルールを知らないまま読んだ「鏡の国のアリス」を思い出しました;

 

【エルキュール・ポワロシリーズ】

ゴルフ場殺人事件    
アクロイド殺し     
ビッグ4 
青列車の秘密  
邪悪の家  
エッジウェア卿の死  
三幕の殺人  
雲をつかむ死     
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メソポタミアの殺人