術後のICUは病気回復の分岐点~心を癒す場として④ |  レイキと共に歩む青木文紀(レイドウレイキ主宰)

 レイキと共に歩む青木文紀(レイドウレイキ主宰)

東京都品川区大井町レイドウレイキ主宰、ヒューマン&トラスト研究所
レイキ専任でいよいよ32年目を迎える、レイキヒーリング施療とレイキヒーラー養成講座。信頼のレイキ療法、西洋レイキと伝統霊気の融合であるレイドウレイキの活動。

集中治療室は病院内の施設。呼吸、循環、代謝など、その他の重篤な急性機能不全の患者を24時間体制で管理し、より効果的な治療を施すことを目的とする。Intensive Care Unitを略してICUと呼んでいます。ウキペディア引用

人生で初めての開胸手術に臨むことになった代えがたい貴重な経験でありました。

上行大動脈拡大、大動脈弁閉鎖不全症に対する人工血管置換術、大動脈弁置換術が施され手術室からICUで集中治療が始まりました。

身体中に測定機器が取りつかれて、その測定機器から発する何とも不思議なコンピューターの音がうるさく聞こえてきます。

今何時だかわかりますかと訊ねてくれたその時の担当看護師さんの声でやっと意識は戻ってきたのです。

後で振り返ると「今〇〇時だ」と伝えたのは勘違いがあったようで、家族に手術が成功したことが伝わり、ICUに生存確認の見舞いに来たようです。なにか必要なものがあるかと訊ねられた時に私はアイマスクと耳せんを至急用意してほしいと言ったのだそうです。即座に買い求め看護師に手渡され、私はそれ以来ICUで完全に意識が戻るまで着用していました。その効果は抜群で言い知れぬコンピューターノイズから解放することが出来たのです。

その時に面会に来てくれた家族に聞くと、きわめて元気で盲腸の手術をした程度にしか感じられなかったそうです。そして、リハビルチームにベットから起こしてもらいICUの中を短い距離を歩いていたと聞きます。

 

闘病されている患者さんは生死の境をそれぞれの生命力で乗り越えていかなければならに環境です。

その患者を見守るICU担当看護師チームもよく活動して、医師からの指示に従い大きな声で対処して役割を全うされていたのです。患者さんに提供するお薬は必ず確認する看護師さんと声を出して間違いのないように指示がされていました。ICUは生存をかけた大きなハードルなのです。二度とお世話になりたくありませんと心に誓います。私はいろいろな世界を垣間見ながら3日間の経験を積みました。

 

2日間の脱水(水を飲めない)そして断食(食べ物が取れない)はだんだん気力が失われてきます。

それは心が病んでトラウマになってしまいそうです、そのときこそレイキの波動が必要になると痛感しました。

特に水が飲めない経験は最後に水の一滴を口に含ませるお別れの時と同じです。

地上界に生きる私たちにとって「水」の一滴がどれほど身体が必要で、大切な命に潤いを与えるかです。

瞑想行の中にも水を飲めない修行がありますが、上顎に舌を当てて、舌の根元から湧き出る唾を少しづつ飲み込む経験がありましたのでなんとか凌げましたが、それでは口の中がすぐにからからになってしまいます。

看護師さんにガーゼに水を湿らせて口の中を拭ってくださいとお願いしてその時の窮地を脱したものです。

水の有難さをしみじみと感じる瞬間でした。

食事は運動もしていませんので食欲はわかず、何も食べなくて大丈夫でした。

栄養士さんが一箸もつけない食事をみて心配していました、「食事も病気回復に大切です」と一口食べてみてくださいの応援に半分とはいえませんが少し食べてみました。これしか食べていないのに栄養士さんは喜びます。

 

密度の濃い僅か3日間のICU体験、その中でも看護歴15年の男性看護師との交流は意義あるものでした。

患者の気持ちを聞き取り、改善できる点はスタッフと研鑽していく姿勢は立派なものです。

患者側から伝えたいいICU病棟に感じる点をより良い病院となりますようにお話しすることが出来ました。

働くスタッフは昭和・平成・令和の三世代であり、時代の変化と共に医療現場もなかなか大変な時代なのです。

そして、4日目の朝には一般病棟へと移動が決まりました。

ICU病棟の経験は生命回復に向けて医師チームと患者のせめぎ合いの場、そこに希望の光が見えていました。

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病院の渡り廊下から見える富士山はビルの合間に朝な夕な大自然の力をいただいておりました。

 

いつもありがとうございます。

 

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