「生きがい・生き様はその人の持ち味」と石附周行老師は夏期禅学会において山主老師提唱従容録の講義で話されていました。
人の流れはどこに向かって「行こうとしているのか?」考えてしまうことがあります。
どんな生きがいや生きざまを目指しているのだろう?自分自身の若かりし時代を振り返へるとそのような問いに対応することもなかったでしょう。
アクセル全開でブレーキをかけて止まることもなき時代、全力で生きていきました。
哲学の秋なのでしょうか?はたまた時代を重ねて懐古的な自分なのでしょうか?
最近の時代を背景に老師はイワシの大群の例え話をしていました・・・群れを成して泳いでいるイワシにどこに行くのは訊ねるようなものです。
おおーい、イワシよどこに向かって泳いでいるんだ?と尋ねると、群れを成しているイワシはなんと応えるでしょう。
そんなことはリーダーに聞いてくれ、俺にはどこに流れているのか分からない!ただ前を向いて泳いでいるのさ!
それならイワシのリーダーに聞いてみましょう、リーダーはどこに皆を導いて、どこに向かって泳いでいるのですか?
リーダーは言いました、「俺にも分からない!?」さてどこに向かって、このイワシの大群は向かっているのでしょう。
臼井先生の墓参りをして、明治神宮に参拝、ランチタイムはどこに行こうか考えました。
小川先生から夏バテを解消して、明日からまた元気に仕事に専念したいので「是非行ってみたい店に行きましょう」と目指す店の提案がありました。
その提案に同意して、それでは行きましょうと行動を開始、明治神宮を背にして原宿の繁華街を目指します。
若者が大勢たむろしています(夏休みなのですから当然でしょうか!)流行の最先端ファッションの人達の集まる街を歩きます。
個性あふれる若者もいれば、群れを成してる若者もいて、さっきのイワシ話を思い出しました。
まわりの有名ショップのウィンドウは秋冬物で彩られています(歩く人は夏服でお店は秋物)人ごみをかき分けながら目的地に向かいます。
表参道近くの店なので一気に原宿縦断でした。
目的地を決めてそこに向かう、私たちはイワシの大群ではありません、どこに行くか決めてそこに向かいます。
そのお店のことはいずれ小川先生のブログでいつか紹介されるでしょう。
精進料理で小食になっている胃袋の私は久しぶりの満腹感、しばらく動けないぐらい美味しくいただきました。
食後にはすぐ歩けなかったので、急に思い立ち、直ぐ近く代官山にあるクリスタルショップのオーナーの顔を観に行こうと決めました。
お忙しいお仕事の合間、急の訪問は失礼かなと思い電話連絡して、お許しを得てからお店拝見してきました。
代官山駅に降りたのは初めてですが、導かれるようにお店にたどり着きました、この町もおしゃれな街です。
センスの良い街の人を多く見かけます。流石ですね、若かりし頃はこの前の道を車でよくドライブしていたものです。
元気なオーナーは相変わらず、元気よくお客様の接客をされていました。
いつも笑顔でお客様と向かい合っている姿はまた一段と頼もしいオーナーのお顔を拝見することが出来ました。
生きがい・生き様はその人の持ち味です。