その昔…小澤征爾さんに声をかけられた時の話し | レジストリーTIME

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昨夜から

 

悲しい訃報が 入って来ていますね…

 

 

かれこれ

 

20年以上も前に なりましょうか…

 

長野県にある 志賀高原スキー場

 

その奥にある 奥志賀高原で

 

世界的に有名な この小澤征爾さんが

 

某スキースクールの プライベートレッスンを

 

受講しておられました

 

 

まぁ…

 

奥志賀高原や 志賀高原では

 

結構 有名な スキースクールです

 

このスキースクールの 先生方は

 

赤と白を 基調とした ウェアーなので

 

とても 目立つんで どこのスキースクールか

 

直ぐに 分かると思いますw

 

 

当時 オイラは

 

小澤征爾さんが 世界的に有名な

 

指揮者だという事は

 

母から 聞いたような

 

聞かなかったような…(‥ゞポリポリ

 

という 何とも お恥ずかしい

 

レベルの認識(;^_^A アセアセ…

 

 

当時と言えば ミュージシャンの

 

オザケンこと 小沢健二さんの方が

 

恐らく 同年代の人達には

 

馴染みが あったように思います

 

 

個人的には オザケンの曲は

 

あんまり 聴いた事がなかったので

 

オイラにとっては

 

世界の小澤征爾さんも オザケンさんも

 

どちらも 遠い存在の方々でした…

 

 

さて 当時 オイラは

 

このスキースクールの

 

合宿に入っていたかと 思います

 

 

小澤征爾さんの プライベートレッスンには

 

当時 スキースクールの 副校長だったかな?の

 

両親もオイラも よく知っている先生が

 

ご担当されていました

 

 

そして 当時 このスキースクールの

 

先生方の多くが 履いておられる

 

スキーブーツが コフラック(Koflach)

 

というメーカーの ブーツでした

 

 

たまたまなんですが オイラも当時

 

コフラックの スキーブーツを

 

履いていたんですよね…

 

 

理由は 足の形が 悪い上

 

無駄に タッパが デカいやら

 

体重が 重たいやらで

 

それまで 父の お下がりで 履いていた

 

ノルディカ(NORDICA)の スキーブーツでは

 

小指が ブーツに当たって 痛くて

 

バックルは ほぼ とめられず

 

足首の上の 1ヶ所を 辛うじて 止められるだけ

 

という そんな状況でしてw

 

 

膝を前に入れた 前傾姿勢を 取った時に

 

ノルディカのブーツは グニャ~っと 曲がるため

 

買い換えるしか無いな…

 

という事で 買い換えたのが

 

コフラック(Koflach)の スキーブーツでした

 

 
当時 このスキースクールは 旧館の隣に
 
新館ができており 新館は 昼間
 
レストランにも なっていたと思います
 
スキー合宿をしている オイラ達生徒は
 
旧館で 寝泊まりしていました
 

 

旧館では スキー板・スキーブーツを 置いておく

 

ロッカーだったり 整備する場所だったりが あります

 

生徒達は ここで スキーブーツを履いて

 

スキー板を 担いで 新館を通って

 

ゲレンデに行く 流れだったかなぁ…(‥ゞポリポリ

 

 

確か 午後のレッスンが 終わって

 

旧館に 帰って来た時の話しです

 

スキー板を 置いて

 

空いている席に 座って スキーブーツを

 

脱ごうとしていました

 

 

辺りを見回すと オイラと同じく

 

何人かの生徒は レッスンを終えて

 

スキーブーツを すでに 脱いでいました

 

 

丁度 オイラが 座っている 一直線上の

 

室内に入る 入り口付近で スキーブーツを

 

履いておられたか 脱いでおられたか 忘れましたが

 

取りあえず 椅子に座って 前屈みで

 

スキーブーツを 触っておられる方が おられました

 

 

たまたま その方が 顔を 上げられた時に

 

非常に 有名な方だと 直ぐに 分かりました

 

だって あのベートーヴェンや バッハのような

 

それはもう 強烈な インパクトの髪型で

 
TVで お見かけした 世界の小澤征爾さん
 
そのまんまでしたw
 

 

プライベートで スキーレッスンを

 

お楽しみであろう事は 重々承知していたので

 

他の 生徒さん達に 軽く 会釈をしながら

 

「お疲れ様で~す」と 声をかけて

 

入り口に近い所に 座っておられる

 

小澤征爾さんにも 「お疲れ様で~す」と

 

お声かけした所…

 

小澤征爾さんが

 

「おっ!いいブーツ 持ってるねぇ~!

 やっぱり コフラック…いいかい?」

 

と 気さくに 声を かけて下さいましたw

 

レジストリー

「いやぁ… ボク そこまで 上手じゃ無いんでw

 善し悪しは 分かりませんけど しっかりしていて

 頑丈だとは 思いますw」

 

小澤征爾さん

「あ!そう!いいねぇ~!頑張ってっ!」

 

と 少年のような キラキラした

 

それでいて 目力のある 強い眼差しで

 

オイラの目を 見て下さいました

 

レジストリー

「ありがとうございます!頑張ります!

 失礼します!m(_ _)m」

 

小澤征爾さん

「はい お疲れさんw」

 

 

わずか 数十秒の 遣り取りでしたが

 

気さくに 声をかけて下さる

 

面白い方だなぁと 思いました

 

 

もちろん プライベートで

 

リラックスされているから…

 

というのは 大前提ですが

 

オーケストラ 指揮者…等

 

オイラには 御縁の無い方でしたが

 

「世界の小澤」と 呼ばれる 偉大な方なのに

 

スキーという 別の分野では 1人の生徒さんとして

 

年齢に関係無く 興味を持った事には

 

先生だけで無く 他のスキーヤーや 生徒さん達にも

 

質問をしておられる ご様子を拝見して

 

「探求心が スゴい方なのだろうなぁ…」と

 

思っていました

 

 

何度か このスキースクールや

 

奥志賀高原で お見かけしましたが

 

後にも先にも 小澤征爾さんと こんな風に

 

お話しした事は この時限りでした

 

 

小澤征爾さんの

 

ご冥福をお祈り致しますm(_ _)m