12/22(金)

 

 

@京橋

スパンアートギャラリー にて

 

 

 

桑原弘明展 Scope を鑑賞

 

 

今年『光へ漕ぐ舟』で

初めてその実物に触れ

すっかりと虜になり

 

その後のグループ展

幻想の建築』に続いては

 

年末の恒例であるらしき個展へ

 

 

そもそも

この作家さんを知ったきっかけは

小説家の長野まゆみさん

 

その長野まゆみさんのブログにて

毎年、年末恒例であるらしき

この個展へと足を運ばれている

という記事をお見かけし

気になっていたのが発端

 

だったのですが

 

なんと、今年

このおふたかたの

コラボな書籍が発売! お願い

されていて

 

 

『湖畔地図制作社』

国書刊行会

 

作品:桑原弘明

文:長野まゆみ

 

 

もちろん購入するつもりで

御用達のネットの本屋さんにて

欲しいもの(お気に入り)に追加し

 

お得なキャンペーン開催時に

その他の読みたい書籍とともに

ポチッとな、しよう! ニコ

と思っていたのですが

 

個展会場では、なんと

 

 

長野まゆみさん(左)と

桑原弘明さん(右)の

直筆サイン票付きのものが

販売されていて お願い

 

もちのろんで

連れて帰ってきてしまいました 照れ

 

これからゆっくりと

読み、眺め、味わうのが

なんとも楽しみです ニコ

 

 

 

手のひらに載る大きさの、

金属性の〈覗き箱〉的オブジェ。

スコープをのぞけば、

部屋や廃墟、庭が見えてくるー。

 

という帯の通りの作品なのですが

 

この書籍の中に

わかりやすい説明ページがあって

 

 

右上の写真の

金属製の箱の中を覗きこむと

 

左上の写真の

指先、いえ、爪先に

ちょん、と載るようなサイズの

椅子をはじめとした

あれこれが用いられた

 

下部の写真のような

息をのむほどに繊細な

空間と世界が広がっていて

 

そして、金属製の箱の

上部や側面に開いている穴から

ペンライトで光を射しこむと

 

下部の写真のように

風景の時間帯が変わったり

 

はたまた、見えるもの

見えないものが変わり

まったく違った景色になったりして

めくるめくのです 照れ

 

 

ちなみにこの作品 ↑ は

今年(2023年)の新作で

会場では実物が展示されていて

 

そっとのぞきこみ

ペンライトを移動させる度に

移り変わる世界と

 

それぞれの視界から

立ち昇ってくる物語とを

堪能しました 照れ

 

 

同じくこの日展示されていた

この作品(新作)だと

 

 

息をひそめて

見つめて(のぞいて)いると

鳥の囀りや葉ずれの音を

空耳したりして

 

のぞきこんだその一瞬で

ここではないどこかへと誘ってくれる

魔法の箱

 

ちなみに新作にはすべて

赤丸シールが付いていて

この物語が詰まっている箱を

ひとりじめできるだなんて

なんとうらやましいことか… 照れ と

 

それから、仕事終わりで

閉場30分前を過ぎた到着だったので

光へ漕ぐ舟』のときのように

何巡もはできなかったけれど

 

それでも二巡はしたかな キョロキョロ

 

赤丸シールが付いているということは

このあと個人蔵になる

ということだと思うので

そうなる前に目で愛ですることができて

本当によかったです 照れ

 

そして、来年の展示には

ひとつも逃さず足を運びたいなぁ、と

思ったのでした ニコ